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スプラトゥーンとビジネススキルの相関関係

今回は、「スプラトゥーン」というゲームから、実際のビジネスシーンにおいて役に立つ知識や経験を得ることは出来る、という私の個人的な考えをお話ししていきたいと思います。

1.「ビジネススキル」とは

ではまず「ビジネススキル」とはいったいどのようなものを指すのでしょうか。

ビジネススキルの定義は、
ビジネスパーソンが自らの従事する仕事において高いパフォーマンスを発揮するために身につける技術のこと
となります。

ですので、もちろん業種・職種にもよるのですが、ことマネジメントスキルにおいては関連性が強いと言いますか、スプラを通じて学べることは多いと私は考えています。


2.「マネジメント」とは

マネジメントという言葉は一般的に「管理」や「経営」などの意味で用いられています。
組織の目標を設定し、その目標を達成するために資源(人や金)を効率的に活用したり、問題解決策を実施したりする事を言います。

      <「リーダーシップ」と「マネジメント」の違い>
マネジメントとリーダーシップを似たような言葉として捉えられていることがしばしばありますが、ビジネスの世界では別のスキルとして考えられています。

マネジメントとは主に、
・短期的な計画の立案
・組織構造の設計と人員配置
・実績管理、問題解決

を指し、
リーダーシップとは主に、
・長期的なビジョンの提示
・ビジョンの伝達によるメンバーの統合
・メンバーの動機付け

を指します。

この2つのスキルは相互補完の関係にあり、両方を使いこなして初めて一人前のリーダー、とされています。


3.ビジネススキルを習得する目的

マネジメントを実際に遂行する人を、マネージャーと呼びます。
マネージャーは組織の形態によって、社長や部長であったり、身近なところでいうとコンビニの店長さんなんかもマネージャーと言えます。

マネージャーは「組織の成果に責任を持つ者」と定義されます。

そしてこの「組織の成果」をより良いものにするために必要な知識や実行スキルの総称が「ビジネススキル」となるのです。

具体的な一例としては、
・成長戦略:PPM、マーケティング、ランチェスター法則
・組織論:基本原則の理論、組織構造論
・モチベーション管理:マズローの欲求段階説、ソーシャルスタイル理論
・キャリアマネジメント:クリティカルシンキング、キャッシュフロークアドラント
等々・・・

挙げていくとキリがないのですが、実際の企業活動は、これらの知識や技術を持ったマネージャーが組織を運営し成果を得る、という流れになっている、ということです。


4.スプラへの落とし込み

さぁお待たせしました、ここからスプラトゥーンの話です(笑)

と言いましても、何がどう役に立つのかというだけの話なのですが、

例えば「何百時間プレイしてるのに上手くならねぇ」って嘆くなら、成長戦略を勉強すれば解決すると思います。
もっと簡単にメンタルを解決したいなら、「収穫逓減」とか「OJTとOff-JT」という概念を知ってるだけでもだいぶ気が楽になるんじゃないでしょうか?

「味方が溶けまくる」とか「味方運がない」と感じることが多い人には、マネジメントスキルを学ぶことを強くお勧めします。
マネジメントスキルを学ぶということは、自分の定規で他人を測るのではなく、相手のスタイルに合わせたマネジメントを考え、個々人の魅力(能力)を引き出す能力を身につける、という事です。
全員がとは言いませんが、マネジメントスキルを得たらすぐにウデマエ上がると思いますよ。


5.「4:4のゲーム」から学べる事

スプラトゥーンは4:4のゲーム、です。

私は、このことを常に強く意識しています。

ガチマッチにおいては、味方の3人を含めて「自分以外の7人をどうマネジメントするかのゲーム」とも言えるわけです。

味方の長所を読み取り、それを活かす。
相手の弱点を見抜き、そこを抑え込む。

それが少しでも出来るようになれば、単純なキャラコンの上手さやエイム技術云々に加えて、ものすごくチームとしての強さが発揮されるようになると思いませんか?

ガチマッチ以外でも、例えば固定のチームでリーグマッチや大会に参加されている方もたくさんいらっしゃいますよね。

その場合はゲームプレイだけでなく、そもそものチーム運営にもマネジメントスキルは大事になってきます。(この場合リーダーシップの比重も大)

スプラトゥーンとビジネススキルには相関関係があります。
意識して活動すればするほど「これは色んな所で役に立つなぁ」と実感しながら、様々なことを経験することが出来るはずです。

こういう部分がもっと表立って広がってきて初めて、スプラがeスポーツとして広く一般に認知されていくのではないかと、私は思います。


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