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黄色い錬金術

アメリカは今週は
Teacher Appreciation Week




いつもお世話になっている先生たちに
プレゼントを贈り、
日頃の感謝を伝える1週間。





クラスみんなでお金を出し合って
担任の先生にスパのギフトカードを
プレゼントしたり




個人で、お花やチョコやマグカップなど、
小さなギフトを用意したり。




いつもそうやって祝う
Teacher Appreciation Weekだけど





今年は、贈られる側も体験した。




日本語の幼稚園らしく
ちょっと高級なお寿司屋さんの
お持ち帰り弁当をいただいたり



息子に半分以上取られたw




今日は、先日プラネタリウムで鉢合わせした
Lくんがお花を持ってきてくれた。




先生ひとりひとりに
違った色の花束を持ってきていて




「まきせんせいはこれ」と言って
お花が一番大きくて満開の
黄色いブーケを手渡してくれた。



薔薇も入ってる〜😍




Lくんのお母さんは
個人的に連絡先を知っている人だったので




私はこの写真を添えて
ありがとうの気持ちを伝えた。




すると彼女は





「It's our pleasure!!
いつもLに優しくしてくれてありがとう。
まきせんせいがいてくれて、本当に感謝しています!」




と、返事を返してくれた。




彼女が本当に
感謝してくれてるのが
文章から伝わってきて




その時、全然関係ないけど、
ふと、長年謎だったチップ制度の理由が
わかったような気がした。





私は今まで




”給料もらってんだから働いて当然だろ、
なんでただでさえお金払ってる客が
さらに上乗せしてチップを渡すんだ?🤔”って
ずっと疑問だった。





でも、チップを払ってるのは
”当たり前じゃない部分” に対して
だったんだと知った。






子どもを預けてる親にとって、
我が子の周りにいる人間ってのは





信頼はしていてもやっぱり、
若干の心配はあって当然だ。




安全を守ってくれて
きちんと指導もしてくれれば
基本、文句はないけど




淡々と仕事をこなすだけなら
お給料相応。





でもそこに
ハートが込もっていたら




我が子に優しく
愛のエネルギーで接してくれたら




それは、業務内容以上のことで、
お給料では確約できないこと





親にとって
すごくありがたいことなんだ。





レストランとかでの接客も
同じだよね。




料理を運ぶだけじゃなく、
この時間を楽しませたいという
その人の優しい気持ちが伝わるから




そこに
自然と喜びと感謝が生まれて




お金や物で
ありがとうの気持ちを表したいと思う。





アメリカでチップ制度が始まったのは
1800年代。




200年たった今、
レストランなどで払うチップは
もう完全に義務化しちゃってるけど




本来は、そういう意図のもと
やさしい気持ちで
始まった習慣だったんじゃないかなあ。




Lくんのお母さんの
文章の波動から




そんな風に私は
腹の底で理解した。




面倒くさくてお金がかかって
嫌だと思ってたチップ制度だけど




本当は、見えない愛のエネルギーを形にできる
素敵な習慣だったのかも知れない。





夜、ポルトガルに出張していた
パパちゃんが帰宅した。





お土産のエスプレッソカップは
偶然、黄色😳



写真撮り忘れたけど、黄色いカスタードパイみたいなのも
買ってきてくれた😍




黄色・黄色・黄色





パパちゃんは、愛を言葉で表すのが
とても苦手な人だ。






でも、その代わり
頻繁な贈り物を欠かさない。





黄色いギフトに囲まれた今日
思ったのは





愛や感謝などの見えないエネルギーを
物やお金に換えることは





地球でしかできない
面白い表現なのかも知れないってこと





だからみんなこうやって愛を錬金し、
物質化して
楽しんでるのかも知れないね。

































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