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カッコ悪い自分

宇宙トレーニング2日目。
近所のスーパーに行けと言われる。


日曜の夕方のレジはとても混んでいて
なが〜い列ができていた。


私の前に、すらっとした細身の
30代くらいの女性が立っている。


いかにもヨガが好きで
健康的な生活してますっていう感じ。

ヨガパンツにタンクトップ
きちんとメイクをした綺麗な目が
キャップの下から見える。


買い物かごにはオーガニックの野菜と
豆腐だけ。



私のエゴキンがすぐにジャッジを始める。



”何あのお尻ガリガリ。
背中もホクロだらけなのに、
どうしてこんなに平気で肌を見せられるんだろう?
ヘルシーすぎてなんかムカつく・・”


(別に何かされたわけじゃないのに
この攻撃っぷりw)



店中から聞こえてくる雑音。
人の声。
まとわりつく雑多なエネルギー。


だんだん気分が悪くなってくる。
その瞬間、上から声が聞こえた。



”今まわりにあるエネルギーを
一言で言うと何だ?”



「え?・・カオス」

と私は答えた。



”じゃあ、そのエネルギーはどこから入ってくる?”



全神経を体に集中してみる。


私が欲しくないエネルギーは
頭頂のクラウンチャクラと
お腹の第3チャクラから入ってきてるみたいだった。



”じゃあ、どうしたらいいかわかるな?”



私はまずクラウンとソーラープレクサスから出ている
エネルギーのコードを切り


切ったところを固結びして
絶対に嫌なエネルギーが入り込まないようにした。



お腹のチャクラは
前と背中側、両方からコードが伸び
2倍量のエネルギーが入ってきていたから

エネルギーの入口を閉じると
スッと感覚がラクになった。




”おい、上からのエネルギーだけは
ちゃんと入れるようにしてくれよ”



と聞こえてきたので



上からのためだけの
新たなコードを頭頂とお腹に挿入する。



落ち着いた私に
上が改めてこう聞いた。



”さあ、エネルギーが戻ったところで質問だ。
今この店内で、一番気持ちのいいエネルギーは
どこから感じられる?”



私は店内をぐるっと見まわし
エネルギーを感じた。


今度ははっきりとわかる。



一番いい気を発してるのは、間違いなく
私が心の中で罵倒したヘルシー女性だ。


エゴで乱れたエネルギーを
正しく直したら
見え方がガラッと変わった。


私は恥ずかしくなった。



いかに世間を偏見の目で見ているか。
ジャッジばっかりしているか。



そしてその偏見がどれだけ
自分の思い込みや嫉妬心からきているか。


彼女に反応したのは
私も彼女のようになりたかったからだ。


自分という色、個性、音、肌。
全てを堂々と世間にさらし


私はこういう人間ですけど何か?
と、凛と立つ。



健康とルックスに気を配ってますけど何か?って


100%そっちに振り切って
迷わない自分。



引き締まった体を堂々と見せている彼女と
寒がりで分厚いジャケットを着てる自分


オーガニック野菜ばっかりカゴに入れている彼女と
冷凍チキンを手に持っている自分との対比が



なんだか恥ずかしくなったのだ。


いや、別にチキン食べるのが
悪いわけじゃないけどね



手放さなきゃいけないのは
その罪悪感の方なわけで


そういうのも含めて



私の今のありのままの姿と
なりたい未来の姿を


彼女は鏡のように
見せてくれていただけだった。



第3チャクラのコードが異様に伸びていたのも

【個人の尊厳、プライド
自分をどう見るか、見られるか】


そこにテーマがあったからみたいだ。




スッキリした気持ちで店を出た。



いい気分ついでに森に散歩に行こうかなと
考えていたら


”いや、もう帰っていいよ”
と上が言う。


”外に出ろと言ったのは
エクササイズさせたかったわけじゃなくて
あのワークのためだから。
だから、別に帰ってもいいぞ”


え、そうなの?
じゃあなんか今すごく
イチゴを貪り食いたい気分だから


帰ろうかな。


家に戻り、荷物をテーブルに置くと
その瞬間にふーみんから

「おしゃべりしよ〜」って
メッセージが入ってきた。


ご褒美のような
粋な宇宙のタイミング。



ちょっと待ってね
イチゴ食べたら電話するよ


いい気分で
ふーみんに返信した。



自分のエゴと向き合うのは恥ずかしいし
カッコ悪い。



でも、それが今の課題。


どれだけカッコ悪い自分をさらけ出せるか。
見ることができるか。


だからこその
あの訓練だったんだな。


そんな話も
ふーみんとたくさんしよう。


そして実際、3時間半も
喋り倒してしまったw


でも、めちゃくちゃ
楽しかった


宇宙のトレーニングと
仲間との時間。

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