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「女王蜂は赤ちゃんの頃から女王?」

保育園の帰り道、「ハチミツは何のためになるのか?」ということを思いついた次男とその話が家まで続いた。
「ハチミツはハチたちが人間を元気にさせるためのものなのか」
「いや、赤ちゃんバチが育つために必要でそれを飲むのか」
「そもそも女王バチは大きい(科学館で前に見たからなんとなく知っている)のだけれど彼女は生まれたときから大きいのか、たまたま大きく育ったから女王になるのか」
私はきちんとした答えを持ち合わせていなくて「なんでだろうね!」と言い、焦って調べてそれを忘れないためにこれを書く。

答えは、たまたま"女王バチになる"。女王バチが産み続ける卵たちのうち1つは特別な部屋で育てられる。その特別な部屋に産みつけられた卵のみが特別な栄養を持つローヤルゼリーをずっと与えられて大きくなる(他の幼虫たちは最初だけローヤルゼリーであとは花粉を与えられる)。ということらしい。

そのことを兄弟に話したら「すごー(ぃ)」とだけ言ってすぐラキューに戻る子どもたちだったけど、いつもの恐竜みたいな生物系じゃなくて、今日はカプセルホテルみたいな街を作るそう。会話の断片を拾って少しずつ自分に取り入れていくのかもしれないな。私は映画「竜とそばかすの姫」に出てくる仮想世界<U>のメイキング映像を見たばかり。オンライン空間の中に浮かぶ架空の都市なのだがロンドンの建築家兼デザイナーが手がけている。"架空の都市設計"がジャンルとして存在することやその繊細さにも驚いたのだった。ラキュー都市を空中の中につくろうと提案すると、部屋はセロテープだらけになった。長男は意図を理解したようだったが、いつもと違うシェイプ作りに苦労していた。

子どもたちが大人になるときどんな社会になるだろう。

ミツバチコロニーは大変興味深くて数年に一度調べる機会がある。こんなに定期的に気になるなんて、蜂が来るときは何かの"サイン"なのかな…。蜂の気になる点。
・女王蜂の決まり方は偶然(卵が産み落とされる部屋による)
・働き蜂の役割分担は基本的には年齢別
・意思決定は民主主義
・男女比率はワーカー(働き蜂)が決める。女王じゃない。(養蜂における西洋ミツバチだとオスはいない可能性もある)
・ワーカーは利他的行動すなわち命がけで巣や仲間を守る
・ワーカー(働き蜂)はメスだけだが自分は産卵しないで女王の産む赤ちゃんを育てる

もしかして、巣がひとつの生命体なの?ガイア理論?

子供たちの質問をひとつひとつ検証して一緒に学んでいったらいつかオリジナル百科事典ができるかな。子供らとの生活のなんという学びの多さよ!彼らの質問を拾うのってたぶんとっても大事だな…。でもかなり難しい。まずは彼らの話を少しでも拾う余裕を持てたら良いな。


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