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アヘアヘキングダム2ndSeason Story 24

<Dialog Neesou,Yuimi and Kussan ―― ネーソー、ユィミ、クッサンの会話>
ユ: あたしね、ずっと黙ってたけど、今レンレコの最終に残っててさ。
ク: え…そうなの?
ユ: うん。それで、まだ確定ではないんだけど、レンレコからデビューすることになったら、契約するのはあたし1人なのね。
ク: …うん。
ユ: つまり、その………(´・_・`)………バンドメンバーも全員入れ替わることになるの。
ク: うん。
ネ: ………
ユ: もちろん、まだ仮の話で…不合格になる可能性も全然あって…オーディション終わった後に言おうかとも思ったんだけど…ただ、レンレコと契約出来なかった時の保険をかけてるみたいで…それはクッサンに失礼だと思って…(´・_・`)
ク: そんなことないよw
ユ: あたしの結果次第で、クッサンとか他のメンバーを惑わせることになるのは、すごく申し訳ないから…(´・_・`)
ク: そんな顔しないでよw かわいいユィミが台無しだよ?(^-^)
ユ: (´;ω;`)
ク: 話は、分かった(^-^)
ネ: …ユィミ、あのさ、
ク: (ネーソー)
ネ: (クッサン…)
ユ:   (´;ω;`)?
ク: (お願いやめて)
ネ: (でも…)
ク: (いいから)
ネ: (………)
ク: 応援するよ。ユィミの歌は、もっとたくさんの人に聴いてもらうべきだもん(^-^) 僕のことは、気にしないで。
ユ: 。゚(´っωc`)゚。
ネ: ………
ク: 。゚(´っωc`)゚。ヽ(^-^) 泣くことないよ。
ネ: ………
ク: だって、一生会えなくなるわけじゃないんだしw 僕もね、実は今日話そうと思ってたことがあって…今度、新しいバンドを組もうかなって考えているんだ。
ユ: (´;ω;`)ソ、ソウナノ…
ク: うん。だから、「今までのようなサポートは出来なくなるかも」って言おうと思っていてね。ちょうどいいって言っちゃうのは、ちょっとアレ
だけどw でも、僕らにとって、きっとそういう時期が来たってことなんだと思う。
ユ: (´;ω;`) 
ク: それにさ、今の話を聞いてちょっと思ったんだけど…今後僕のバンドが、レンレコと契約してメジャーデビュー!って可能性も0じゃない。そうなったら、コラボとかでまた一緒に出来るかも知れないじゃん(^-^)
ユ: (´;ω;`) うん…
ク: 僕らの未来は暗くない。だから、泣くことないよ。
ユ: 。゚(´っωc`)゚。
ネ: ………
ク: あ、ごめんね。僕さ、このあとスタジオ予約してて…また行かなきゃいけないんだ。
ネ: お、おう、そうなんか。
ユ: クッサン(´;ω;`)
ク: ユィミ、1つだけ、お願いがある。
ユ: なに?(´;ω;`)
ク: 泣くのは今日だけにしといてね。ユィミには笑顔が似合うから(^-^)
ユ: …はい(´;ω;`)
ク: …また連絡するね。それじゃ、お先!

<Outside ―― 外にて>
ネ: クッサン!
ク: …ん?
ネ: ………
ク: …呼び止めといて何もないの?w
ネ: いや…力になれんくて…ごめん…
ク: ううん。大丈夫だよ。付き合ってくれてありがと(^-^)
ネ: いや…
ク: …ネーソー、知ってたんだね。
ネ: …ごめん。
ク: いやいや、逆に気をつかわせちゃって、こっちこそゴメン。
ネ: クッサン…
ク: あ、ネーソーにも、1つだけ、お願いがある。
ネ: うん?
ク: 今回のことは、静かに見守ってくれたら、嬉しいな(^-^)
僕は大丈夫だから。
ネ: …そか。
ク: じゃ、行くね。また電話するよ(^-^)/

<Yuimi’s Case ―― ユィミの場合>
 ネーソーに抱えられながら、タクシーに乗って、家に着くまで、ずっと泣いてた。

ていうか、今も泣いてるけど(´;ω;`)

もう今日は、泣けるだけ泣こう。

。゚(´っωc`)゚。

<Neesou’s Case ―― ネーソーの場合>

ネーソーにも、1つだけ、お願いがある

クッサンには、申し訳ないが…

静かに見守ってくれたら、嬉しいな(^-^)

そいつは無理な相談だ。

<Ain’s Case ―― アインの場合>

おい、今夜だけ仕事場返せ(´◉◞⊖◟◉`)

帰ってきて早々なんなん?って思ったけど…まあ今日の分は終わってるし…ってことで、お兄ちゃんに一時返却ww

そいや、ムネさんはどこにいったんだろ?

「おかえり~( ´∀`)ノ …あれ、ムネさん、ショショノスケ引き取りに行ったんじゃないの?」
「いえ…もう少しの間、ニャムサン様に預かって頂くことにしました…」
「あ、そなんだw」
「私、飼い主失格なのかもしれません…」
「どうしたの?(・∀・)」
「頭を冷やして参ります…」

ムネさんに何があったかは分かんないけど、もうしばらくニャムサンに預かってもらうっていうのは、いいんじゃないかな。

…あ!そうだ!ニャムサンがいたじゃん( ・∀・) 

早速電話してみよ。

<Dialog Neesou and Tachibana in front of RenRenRecords ―― 
ネーソーとタチバナの会話 レンレコ前にて>

ネ: (…きた) あの!すいません!タチバナさんですか?
タ: ……君は?
ネ: 俺はネーソーと言います。ユィミの友人です。
タ: ああ、ユィミさんの…で、何か?
ネ: この絵、預かってもらえませんか。
タ: …??
ネ: ユィミと、今一緒にやってるギタリストのクッサンです。彼も、俺の大切な友人です。
タ: ……
ネ: orz タチバナさん、お願いです。
タ: ちょっ…君…
ネ: この2人、またくっつけてもらえないでしょうか!?
タ: ……
ネ: …こんなことしたって、意味がないのは分かってます。でも…この2人が離れ離れになるっていうのは…
タ: ……
ネ: 2人とも、お互いに信頼し合ってます。「一緒にやってたい」って、心から思ってます…何で、離れなきゃなんねーんすか。
タ: …話は分かったよ。だから、ひとまず顔をあげて、立ち上がってくれないかな(苦笑)。
ネ: ……はい、すいません。
タ: …君にとっては、僕はずいぶん悪者みたいだね。
ネ: いや…そういうわけじゃねーすけど…
タ: …ネーソー君と言ったかな。はっきり言っておくけど、僕らは、文化祭の出し物の配役を決めているわけじゃない。
ネ: ……
タ: この会社には、何百人もの社員がいる。そして、その社員にも、大切な家族がいる。僕は、その責任を負っている。
ネ: はい。
タ: もう1つ、これは余計なお世話かも知れないけど…人生において、
何かを選択するというのは、言い換えれば何かを捨てることだ。
ネ: ……
タ: 君にとって、ユィミさんが大切な友人だと言うのなら、彼女の選択を尊重して、優しく見守るべきではないのかな。少なくとも、僕が君の立場なら、きっとそうしてる。
ネ: ……
タ: 申し訳ないけど、君の願いはきいてあげられない。
ネ: ……
タ: …ただ、これは良い絵だ。
ネ: ……
タ: 預かっておくよ。
ネ: …はい。
タ: それじゃ、僕は行かなきゃいけないから。
ネ: …あ、あと1つだけ、これも、受け取ってもらえますか。
タ: ん?メモリーカード?
ネ: この中に入ってる曲、クッサンが次にユィミと一緒にやりたかった曲みたいです。良かったら、聴いてみて下さい。
タ: …そう。時間あったら聴いておくよ。
ネ: ありがとうございます。
タ: ネーソー君、君の言う通り、こんなことしても無意味に近いと思う。
ネ: …はい。
タ: でも、僕は君のような人間は好きだ。取締役としてではなく、個人としてだけどね。
ネ: ……
タ: …じゃ、車待たせてるから、この辺で。

<Neesou’s Case ―― ネーソーの場合>
何かを選択するってことは、言い換えれば何かを捨てること。
そりゃ俺だって、頭の中では分かってんだよ。

クソ。
何でこんなに無力なんだ。
自分が、むかついて仕方ない。

<Tachibana’s Case ―― タチバナの場合>
もう大丈夫だ。出してくれ。まずは…渋谷のスタジオに向かおうかな。
あ、それと…これ。中に曲が入っているみたいだから、かけてくれるか。

ネーソー君か。

フフ…
やはり、ショウコさんの血が流れているだけあるな。


<STORY 25 Preview ―― 次回予告>
アへピー3分クッキング / 笑おう
灰色、だけど嘘じゃない / ときめきメモリニャム(*´∇`*)
(✧≖‿ゝ≖) coming soon
※モデルこそいますが、あくまでもフィクションです。

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