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渡さん新企画「超!少人数!即興表現ワークショップ」で特大の気付きをもらった話。

最近、私の尊敬する渡さんが新しい試みを旧Twitterに投稿されていました。


絶対いい!と私は思ったし、他にも興味を持った方が結構いたようで。早速初回が開催された。

私もギリギリ滑り込んで参加でき、実際に満ち満ちで学ぶことができたので、その感想をシェアしようと思います。


何を学びたいの?を一緒に深掘り

まず最初に、どうしてこのワークショップに参加したのか。何を得たくて来たのかを渡さんが聞いてくれた。

真剣に、熱心に、
聞いてくれた。(ここポイント)

私は、インプロシーンをする時にどうしてもまだ少し「上手くやりてぇ」という気持ちが拭えず、素の自分に薄皮一枚「上手で優秀な私」の鎧を着てしまう。これを、いい加減取りたい!もういいよその感じ。終わりにしようぜ!!!!って思ってる。けどできない。ここを突破したい。

そんな話をしたのだけれども、
そこからさらに深掘りして聞いてくれた。

渡:その経験でパフォーマンスが下がるからやめたい?それとも自分が嫌だからなの?
私:パフォーマンスも下がるけど、自分が嫌だからかも。
渡さん:見ている人に「良かったよ」と言われても、自分は納得しない?
私:しない。納得しないと思う。

などなど。

渡さんからの質問に答えながら、「私は私が納得してないんだな」と発見もあったり、自分の取り組む課題を改めて明確にすることができた。


今回の私は明確に突破したいことがあって行ったけど、そうじゃなくても、「どうして来たのか」「過去どんな経験をして、どんな時に心が動いたのか」などを聞いていく中で、参加者の熱の在処を一緒に探してくれました。

一番最初に出てくる言葉じゃなくって、そのもう一歩先を聞いてくれるところと、綺麗に作られた言葉じゃなく熱の在処を掴みに来てくれるところが、私はとっても好き。

目標に対して明確なフィードバック

目標が自分も渡さんも明確になったところで、渡さんが選んだワークで繰り返し繰り返し実践。

印象的だったのが、ふりかえりのやり取りが最初から芯を食ってること。目標が明確なので、一発目からそこがどうだったのか観ていくし、フィードバックも本質をついた感じ。

いや、いつも本質をついた感じのフィードバックはくれているんだけど、なんというか、しっかり重い。
例えると、これまではホームラン打つための練習をしている人に、新しいバットを「応援してる!頑張ってね」の手紙付きで贈ってくれていた人が、今回は5キロの重みをつけたバットを「これで練習しな」と言いながら手渡ししてくれた感じ。
どっちも渡されているものは大きく違わないんだけど、より目標に合った形を本気で渡してくれてる感じ。受け取る方も「わ〜がんばろ〜!」から「うし、やるぞ」になる感じ。”感じ”書きすぎね。

見てる時間なしでひたすら実践

なんと言っても「超!少人数」なので、ひたすら実践・実践・実践。
やってみて、ちょっと掴んだりできなかったりした感覚を修正するためすぐくりかえしたり、渡さんとふりかえりをしてからもう一回やってみたり。

ワーク中は気づかなかったけど、そういえば見ている時間なく続けてました。

私が実践しながら、渡さんは「今のやつは、突破したい感覚と共通してる?」「これも言ってたあれ?」と確認してくれた。そのおかげで、「ここぞという時にうまくやろうとしちゃう」という課題だと思っていたことが、他のあらゆる課題に紐づいていることに気付けた。

そっか〜いろいろ根本的なところで繋がってるんだな、と感覚をもった終盤、渡さんから特大のバット(フィードバック)をもらった。


これからシーンやるぞって時に、ワクワクしてる?


・・・・・。


・・・・・え?


えええええ・・?

ワクワク、、、
してないかもしんないわ。

待って待って待って。
そんなことある????
こんなにインプロ好きでさ。インプロ仕事にするぞってしててさ。
もっと楽しめるようになるためにこのワークショップ参加してるのにさ。

ワクワクしてないってどういうことよ!!笑

でもさ、考えてみると、やっぱりワクワクはしてないのよ。
「いいシーンやるぞ」
「この課題クリアするぞ」
「でも自然体にやるぞ」
と、前のめりっぽくはいるんだけど、これから相手と作られる物語とかやり取りがどんなものになるのか。自分は今からどんな体験をするのか。自分がどんなことを言ったりやったりしちゃうのか。ぜんっぜん楽しみにしてないのよ。

だからさ、シーンの最初から、もう取り組み方が違う by渡さん

もっと相手を見ていこうとか、頭に行かずにその場を生きようとか、どうとかこうとかの前に、もう最初から違う。

びっくりだわ〜。笑っちゃうわ〜。
でも、本当にそうだわ〜〜〜。
「よーい、スタート」から、曝け出す気ゼロだもんね。ずっと自分を守っているもんね。自分のできる範囲でやってるもんね。

技術の前に、姿勢が、器が、足りなすぎるんだね。

実践しまくったから理解できたこと

でも、「ワクワクしながらやろうね」とか、そんなことインプロやってたら何度も言われることで。なんなら私自身が言ったり伝えたりしていたことでもある。

でも、今まで自分がそこに立てていないことに気付けていなかった。

だけど今回、あーでもないこーでもないと言いながら、たくさん実践して、渡さんにフィードバックをもらってまたやって、を繰り返したからこそ、自分がどういう状態にいるのか、魅力的なパフォーマンスをする人と何が違うのかを、いつもより繊細に感じたし、勇気を持って見つめることができた。

この繰り返しがなかったら絶対変わらず気付けていない人生だった。

参加して良かったと、心から思う。

最後に。

超!少人数!即興表現WSは定員3人で3時間を6,000円という価格で開催された(今後もう少し上がるらしい。適正だと思う)

この6,000円が自分に与える影響も興味深かった。
渡さんの今までのワークは3,000円。いつもの2倍
ヒトリワタリと浅草六笑は2回見れる。
焼肉食べ放題で一番高いコースが頼める。
ハリーポッターの舞台がギリ見れない。

てなると、ワークショップまで行く道の気合いの入り方が違う。ワーク中、渡さんの一言一言を受け取ろうとする必死さが違う。
「わたし、これまで本気じゃなかったんだな」と気付く。

「頑張るぞ」と気合を入れることよりも、そういう環境にしちゃうことの方がはるかに自分を違う世界に連れて行ってくれるし、私の代わりに渡さんがその環境を整えてくれたんだな〜とも思った。感謝。

でもさ、いつまでも、いると思うな推しと親。
次の3月17日を逃したら、4月中旬までこの機会はない。(3月31日のやつは埋まってるらしい)

興味持った方、早めに申し込むんだよ。


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