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人見知りの我々が友達の彼氏に会うというイベント

突然だが私は人見知りだ。と言っても、初めて会う人と全く話すことが出来ないわけではない。多分「人見知り」の種類って沢山あるんだと思う。私の母はいわゆる「陽キャ」みたいな感じで誰とでもペラペラ話したり、コミュニケーションをとることが出来るのだが、自分のことを「人見知り」という。私としては、これは全くの嘘だと思っているが、それぞれ「人見知り」のレベルが違うんだろう。私の「人見知り」に関して言うと、「2人以上の初対面の人と話す時」と「知人1+初対面の人と話す時」に発動する。なぜだか分からないが、1対1の場合は話が出来る。多分みんなが共通している話題を見つけることがへたくそなんだと思う。

ちなみにこの「人見知り」は、父からの遺伝である。父は普段もそんなに話すタイプではないのだが、親族が集まる場に行くと一ミリも話をしなくなる。父親の実家に行ってもそうだったので、ただ無口なのかなとも思うが、多分「人見知り」なんだろうなと思う。そんなこんなで私は遺伝もあり、「人見知り」という性質を持っている。

そんな私にとってめちゃくちゃ緊張する出来事が今日あった。それはタイトルにもある通り、「友達の彼氏に会う」というイベントだ。「会う」と言っても、友達と遊んだ帰りに友達の彼氏さんが家まで送ってくれるというものだ。今日は3人で遊んだので「知人2+初対面1」なのだが、このパターンでも私は全然話すことが出来なくなる。そして、「知人2」の内、Bもそのタイプなのだ(笑)。遊びに行くとき、Bと二人でバスに乗っていったのだが、「今日A(彼氏のいる友達をAとする)の彼氏に会うのめっちゃ緊張するんだけど!?何はなそ~(笑)」と私が言うと「うちも」と帰ってきた。幸先が不安すぎる。ちなみにAとBは小学校からの友達で、自分としては「親友」だと思っている。小中一緒だったのだが、高校で二人とは離れてしまった。しかしながら、高校の時は地元のファミレスでひたすらしゃべり倒したり、電話の流れで急に東京に行ってみたり、大学に入学して以降もずっと仲良くしてもらっていて大好きな2人だ。

そのうちの1人であるAの彼氏に会うことが出来るというのは大変楽しみなことであり、嬉しいことでもある。Aはそこまで彼氏の話をしないのでどんな人なのか興味があった。しかしながら、彼氏さんに、自分の彼女の友達がやばい奴だとは思われたくないし、私自身何か失礼なことをしないか心配で心配でたまらなかった。

実際のところ、迎えに来てくれた彼氏さんは気さくな感じで私たちに話しかけてくれ車内は笑いに包まれていた。が、やっぱり私たちはうまく話せないでいたのだった。でも、でも、でも一つ言いたいのは、私も脳内で話すことをめちゃくちゃ考えていた、ということだ。頭の中で、「あ、こういう質問しよう」と思っていても、「言おうかな、どうしようかな(-_-;)」とか「これ聞いて二人の仲が良くなくなったら…」と思っているうちにタイミングが違うなと思ってしまい聞けなくなる。色々考えているうちに何も言えなくなるのだ。これ分かってくれる人あんまりいない気がする。一応何か言おうとは一生懸命考えているのよこれでも。

まあ、こんな感じではあったんだけど、無事に家に到着。振り返って見ると、Aの彼氏さんはAの話に合図地をうちながら話を聞いてくれていたり、気を使って沢山話をしてくれたり、そもそも彼女に加えて我々のことを迎えに来てくれるすてきな超いい人だった。二人がしあわせそうで私も嬉しかったし、もし結婚式に呼んでもらえるならこの話をしたい。そう考えると非常に感慨深い気持ちになる。そして、私も迎えに来てくれるような優しい恋人がほしい2024年の始まりなのだった。


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