初心者WEBライターやブロガーの方の多くは「共起語ってなんなの？」「指定があるから入れたけど、意味があるの？」と疑問に感じているのではないでしょうか。

共起語は、キーワードに対して関連性が高いワードのため「書いておいて損はない」と思っている人も多いのが事実です。
しかし、SEO効果を高めるとも言われている共起語ですが、現在ではそこまで重要視されていません。

共起語とは？

共起語とは、自分が書きたいキーワードに対して関連性が強いワード（単語）のことを指します。

例えば、WEBライターに対しての共起語は「仕事・スキル・文章」などのように、WEBライターというキーワードと一緒に調べられる確率が高いワードが共起語になります。

もっと分かりやすくいうと「記事に頻繁に出てくるワード」ということです。

共起語とサジェストキーワードの違い

サジェストキーワードは『特定のキーワードとセットで使われる言葉』です。
たとえば、下のようなものがサジェストキーワードになります。

【サジェストキーワードの一例（SEOで検索をかけると）】

このように「〇〇➕〇〇」と調べるものが、サジェストキーワードと呼ばれています。
飲食店や有名人を知りたいときも「有名人➕ランキング」と、２つの単語で調べるように、この関連性も欠かせない言葉となるのです。

共起語と関連キーワードとの違い

関連キーワードは『特定のキーワードから連想される言葉』のことを指します。
たとえば「共起語とは？」についての関連キーワードは、下のような感じです。

【共起語とは？の関連キーワード】

このように、いま調べているものと関連性が高く「これも知りたいよね？」と提案してくれるのが、関連キーワードです。

共起語ってSEOと関係あるの？

今までは、共起語はSEOに大きく貢献しているとされてきました。
しかし、現在ではSEOとしての優先順位が低くなっています。　

もちろん、SEOの優先順位が少し下がったというだけなので「絶対に必要がない」というわけではありません。
ただ、上位コンテンツに入っている共起語だとしても、文脈に合わない使い方をしてしまうのはSEO率を下げるだけなので気をつけましょう。

また、あまりにも意図的に共起語を入れてしまうと、Googleからペナルティを受ける場合もあります。
しっかりと「本当に必要な共起語なのか」を考えながら、共起語の選定を行なっていきましょう。

共起語を調べるときのおすすめのツール

共起語を調べる際には、上位記事を調べていくことがおすすめです。
しかし「いちいち、見ていくのには時間がかかるしな…」という方は、無料ツールを使って簡単に共起語を検索していきましょう。

共起検索：シンプルさを求めている方に

調べたいキーワードを検索すれば、短時間で共起語を調べることができます。
下のような感じで表示してくれるので、初心者の方でも見やすいのが特徴です。

ラッコキーワード：実用性が高いツールを求めている方に

無限大の可能性を秘めているラッコキーワードは、検索窓にキーワードを入力するだけで共起語を調べることができます。(優先順位も変えられるよ！)

ラッコキーワードの特徴は「共起語以外でも役に立つ」という点。
サジェストキーワードはもちろんのこと、見出しの抽出なども行ってくれるため「１つのサイトで色々調べたい！」という方におすすめです。

ちなみに、課金をすることで調べられる回数と範囲を広げられるから、重宝します！
初心者の方でも扱いやすいマニュアル付きで、下のように表示されます。

共起語を調べるタイミングとは？

共起語を使いたくても「どのタイミングで調べるの？」というブロガー・ライターの方も多いと思います。
そこで、ここからは「記事を書く前」「記事をリライトするとき」の２つで、説明していきます。

共起語の使い方①記事を書く前に共起語を調べる

自分が使いやすい共起語サイトを使って、共起語の優先順位を決めていきましょう。

コンテンツを長く書いている人は「なんとなく分かる」ということが起きますが、初心者の方はしっかりと優先順位順に並べて把握していくことがおすすめです。
また、共起語を把握しておくと、見出しやタイトル決め、本文中に使うタイミングを事前に考えながらコンテンツ作成することができます。

コンテンツを作成した後に「共起語を入れないと…」という無駄な時間を削減するためにも、まずはコンテンツ作成前に調べておきましょう。

共起語の使い方②記事をリライトするとき

リライトをする際には「いまの記事を含まれていない共起語」を探しながら、記事の質を高めていきましょう。

比較をする際には、Googleの上位に来ている２〜３つ程の記事を参考にしていくことで、効率よく使う必要のない共起語を見つけることができます。
リライトの際に共起語を入れておくことで、検索ニーズを増やすことも可能です。

共起語の注意点

共起語を入れていくことは大切ですが、共起語を使う上での注意点を理解していないと記事の順位を下げてしまうことがあります。
ここからは「共起語を使う上での注意点」を３つご紹介していきます。

共起語からコンテンツ作成をしない

共起語を中心にコンテンツを作成してしまうと「メインのニーズ」に記事が届きにくくなってしまいます。
なぜなら、共起語はあくまでサブのニーズを固めていくものであり、メインのニーズに届けやすくするものではないからです。

例えば、先ほどの「SEO」の共起語を調べてみると、写真のようになります。

この共起語から連想されるサブのニーズは、以下のとおりです。

• 対策：SEO対策とは？

• ユーザー：SEOのユーザーファーストとは？

• Google：GoogleのSEOとは？

• キーワード：SEOキーワードの選び方

このように「SEO」というメインニーズを考えながら、あくまで共起語はサブニーズを把握できる手段という考え方を持っておきましょう。

共起語の入れ過ぎには要注意

共起語を記事内に入れすぎてしまうと、Googleから「コンテンツの質が低下している」と評価されてしまうことがあります。
そのため、このようなときには無理に共起語を使わないようにしましょう。

• 読みにくい文章になってしまう

• 伝えたいメッセージが曖昧になる

• 同じ共起語を１つの見出しで使いすぎている

• 共起語を使いたいあまり、説明が長くなってしまう

共起語は、あくまで文脈に合わせることが大切です。
ユーザーの読みやすさを中心に共起語を使っていくことが、共起語のパワーを高めてくれます。

あまり共起語ツールに頼らない

世の中には、無料の共起語ツールがたくさん存在します。
ただ「無料だし使ってみるか」と頼りすぎてしまうと、いつの間にか共起語に頼りすぎてしまうことがあるので要注意です。

例えば「文字数が足りないし、共起語を…」という感じで。

間違った使い方をしてしまうと、せっかくご依頼くれた方から「読みにくい！」と言われてしまうことがあります。
そんなミスを少しでもなくすためにも、適切な使い方で共起語ツールを扱っていきましょう。

まとめ：共起語だけでSEOを高めようとしない！

今回は「共起語とは？」「共起語ツールの使い方」などをご紹介しました。
共起語は、キーワードに付随している単語になるため、初心者ライターの方は「SEOが上がるかも」と感じてしまうかもしれません。
しかし、共起語を使いすぎてしまうと「読みにくい」と感じてしまうことがあります。
記事は質が大切なので、共起語の使い方をしっかりと覚えて理解していきましょう。