医学部受験を振り返る(出願校の決め方)

医学部受験をしてから10年以上経つが、受験期の日々は昨日のように思い出せる。

私はセンター試験(今の共通テスト)で思うように点数がとれなかった。
具体的には85%は取りたいところ、83%しか取れなかった。
二次試験で挽回を狙うか、医学部をあきらめて確実に入れる学部にするかとても迷った。正直、出願校が決まるまでは勉強が手につかなかったし、現役で数ⅢCは高3で初めて学ぶ程に対策は遅れていたし自信がなかった。

そこまで迷ったのに医学部を受ける決断をした決めては何か。それは周囲に相談し、自分に合った出願校を見つけることができたからだ。

全国の大学がそれぞれの違う方法で試験を行っている。つまり、どこか1つは自分に合う大学があるはずである。
私の場合は以下の条件で選んだ。
・二次試験の割合が高いところ
・科目数の多いところ
 これといった得意科目もなく、すごく苦手という科目もないため
・医学部専用問題でないところ
 英単語や生物など医学部用の勉強はしていなかったため、他学部との共通  
 問題が多いところがよかった。

そして、以下が誤解していた点である。
私は数学の対策がとても遅れていた。ⅠAⅡBは青チャートレベルまではやっていたが、ⅢCは教科書+α程度であった。
よって、数学の難易度が低いところと考えたが、塾の先生に難易度は気にする必要はないと言われた。
数学は一部の数学が得意な人を除くと、一定以上は点数が上がりにくい。それゆえ、みんなができるところで落とさなければ周りと差はつかないからだ。

受験校を決めてからは過去問を繰り返し解いた。そして、同時並行で基礎知識の復習も行った。(いかに応用力を身に付けても基礎が抜けてしまうと水の泡になってしまう)
最後の1分1秒まで諦めない覚悟で勉強し、なんとか下から5番目で合格に滑り込むことができた。

受験は最後の最後までどうなるか分からない。
客観的に自分を見つめ、自分に合った出願校を見つけてぜひ頑張ってください。

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