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色々な分野に興味がある勤務医です。興味のある分野について書いていきます。 また、人の感…

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色々な分野に興味がある勤務医です。興味のある分野について書いていきます。 また、人の感情の変化を敏感に感じたり、考え過ぎてしまうような性格もあり、そのような性格とどのように付き合っているかを書いていきたいです♪

マガジン

  • 医学部受験

    多くの人の夢を叶えたいという思いで、10年前の医学部受験を思い出して書きました。

  • 生き方

    私の生き方をまとめました。

  • 医療政策

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「医師の働き方」と「特性」を考えてみました!

医師の働き方改革が進められる中で医師も色々な働き方が認められるようになっていくのではないかと考えています。どのような考えの方がどのような働き方が合うかということを考えてみました。 様々な医師の働き方を観察していると色々な考え方の医師がいることに気が付きました。考えを特性として2つの軸で考えました。 【特性】 ①主治医意識:横軸  主治医意識とは、良く言えば責任感のことです。これが強い場合には自分で全部診たいという気持ち、他の医師にあまり決められたくないという意識が生じ

    • 医学部受験を振り返る(出願校の決め方)

      医学部受験をしてから10年以上経つが、受験期の日々は昨日のように思い出せる。 私はセンター試験(今の共通テスト)で思うように点数がとれなかった。 具体的には85%は取りたいところ、83%しか取れなかった。 二次試験で挽回を狙うか、医学部をあきらめて確実に入れる学部にするかとても迷った。正直、出願校が決まるまでは勉強が手につかなかったし、現役で数ⅢCは高3で初めて学ぶ程に対策は遅れていたし自信がなかった。 そこまで迷ったのに医学部を受ける決断をした決めては何か。それは周囲に

      • 【片頭痛】と付き合っていく

        片頭痛持ちのみなさん、気圧の変動が激しい季節、頭痛は大丈夫でしょうか? 私は月4-10回程の片頭痛があり、治療中です。薬を使い何とか仕事はできていますが、頭痛が良くなってもだるさややる気のなさは抜けなかったり大変です。 頭痛がなければ、あれもこれもできたのに!と悲観的になっていた時期もありましたが、少し考え方を変えて気持ちも頭痛も少し楽になったので書いていきたいと思います。 今回は医師としての視点ではなく、片頭痛患者としての視点で書けたらと思います。 頭痛で何も手が付

        • 「事実」を受け入れる力

          『天才たちの未来予測図』(マガジンハウス新書)を読んでいたところ、 小児精神科医の内田舞先生が最後に「事実を受け入れる力=ラジカル・アクセプタンス」について書いていました。 これぞ、私が身に付けたかった力!最近意識していたこと!とびびっと来たので「事実を受け入れる力=ラジカル・アクセプタンス」について書きたいと思います。 同書によると、「ラジカル・アクセプタンス」とは起きた出来事を良いか悪いかの判断をくださずにそのまま受け入れていくことだそうです。 偶然にも最近意識して

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        記事

          気持ちの波を安定化させる

          社会人と学生では何が変わりますか? と聞かれたら、なんと答えるでしょうか? 私は「気持ちや気分の波を安定化する」必要があること、と答えます。 学生のころはテストや部活の大会などと短期的な目標が与えられており、それに向かって1つ1つこなしていく力が求められていたように思います。 そのような場合には、一定期間モチベーションを高めて、集中して物事に取り組むことができることが大切になってきます。 しかし、働き始めると長いスパンでの目標達成のためにコツコツと取り組むことが求められ

          気持ちの波を安定化させる

          心が広くなりたい

          「心が広くなりたい…」 そんな風に思っている方はいるでしょうか? これは、私の今一番の思いです。 いらいらしてしまったり、不安が強くなったり、、 そんな原因を思い巡らしていると、「細かいことを気にしすぎている」ことに気が付きました。 これまでは、何かやらなくてはいけないことがあるときには自分を少し追い込んで締め切りを作ってその通りにやる、というやり方をしていました。しかし、自分で作った締め切りやルールに縛られていらいらしてしまったり、必要以上にエネルギーを使ってしまい、心

          心が広くなりたい

          人生にはタイミングがある

          みなさんは「あの時こうしていれば」という後悔をしたことはありますか? 私も学生の頃は特にそのような思いになることがありました。特に友人や他の活躍する人がいた時にそのような思いになることが多かったです。 例えば、英語を話せる人がいたときには、 「部活ばっかりしていないでもっと英語の勉強をしておけばよかった。」と思い、本をたくさん読んで博識な友人がいたときには、 「ごろごろしている時間を読書に当てればよかった」と後悔をしていました。 どうしてこのような後悔ばかりしているのだ

          人生にはタイミングがある

          挑戦をするときに心がけていること

          こんにちは。もう秋ですね。 今日は、私が挑戦をするときに心がけていることをお話しします。 それは、「同じくらいやりたいと思えて、確実性の高い別の選択肢を用意しておく」ことです。 私は、大きな夢を持つ割には不安を感じやすい性格です。 逃げ道をなくして追い込むタイプの方もいると思いますが、私はあえて別の道を用意しておいて精神的な安定を計るようにしています。 「別の道」というのは「逃げ道」ではありません。挑戦したいことと同じくらい自分が好きでわくわくして魅力的なことを用意する

          挑戦をするときに心がけていること

          医学部に行きたいという夢を持っている方へ~夢を実現するには~

          私はどんな人でも自分の夢を語れる社会、自分に自信を持って生きることができる社会になればよいなと思っています。 医者になりたい、医学部に入りたいという夢を持っている人がいたら少しでも参考になればと思い、記事を書くことにしました。 私は周りに医学部を目指す人がほとんどおらず、試行錯誤して何とか医学部に滑り込みました。何が合格のポイントとなったかを振り返り、以下の3つのことについて書きたいと思います。 ①「自分にもできるかもしれない」という気持ち、「自分にはできる」という自信

          医学部に行きたいという夢を持っている方へ~夢を実現するには~

          5W1Hで相手を動かす

          みなさんは自分が気が付いた課題や問題点の解決に対して周りの人に協力して欲しいと思ったことはありますか?そんなとき、以下のようなアプローチをすると、うまく行きます。 1. 時間をおいてから考える 2. 5W1Hでアプローチする 3. 全体を俯瞰し、軌道修正をする 私は良い意味でも悪い意味でも組織の課題や問題点に気が付きやすいです。課題や問題点に気が付いたときにどのように対処して、どのように周りに協力してもらうかということについて書こうと思います。 1. 時間をおいてか

          5W1Hで相手を動かす

          「何を知っているか」「誰を知っているか」 どちらが大切?

          「何を知っているか」より「誰を知っているか」が大切。 これは、学生時代に参加した講演会でよく聞いた言葉で、心にとめていた言葉の1つです。 社会人になり、この言葉は正しい一面もある一方、間違ったとらえ方をすると大変危険であるということを思い知りました。 過去の私は都合の良い解釈をしており、 自分の勉強や成長は後回し、人脈作りと他人への頼り方を身に付けるかということに精を出していました。 周りを頼る力はあったので仕事ですごく困ることはなかったのですが、なかなか自分でできるこ

          「何を知っているか」「誰を知っているか」 どちらが大切?

          仕事を引き受け過ぎて辛いときの思考法

          こんばんは。 突然ですが、 「色々なことに気付き過ぎてしまい、仕事がどんどん増えてしまう。」 「頼まれたことは何でも引き受けてしまう」 そんなことでストレスを抱えている方、疲れている方はいらっしゃるでしょうか。 少し前までそのようなことをして、疲れ果ててしまうことがありました。例えば、疲れていそうな同僚の仕事を先回りして片付けておく、自分の仕事ではないことまで引き受けてしまうなどです。試行錯誤し、以下のような思考法を考え実践したところ、ストレスが減りとても快適な日々を送れる

          仕事を引き受け過ぎて辛いときの思考法

          予防医療と医療費

          みなさんは予防医療は医療費の抑制になると思いますか? 私は予防医療で病気の発症を防げれば医療費は抑制されるのではないかと短絡的に考えていました。しかし、どうやらそう簡単に物事は進まないようです。 ■予防医療とは? 予防医療は単に病気を予防するだけではなく、傷害の防止、寿命の延長、健康の増進などより広い意味で使われます。 予防医療は以下の3つに分けられます。 ①一次予防:健康を増進し、病気の発症を予防する。 ex) 食生活、適切な運動、健康教育、予防接種 ②二次予防:病気

          予防医療と医療費

          政策の窓

          こんばんは。 今日は政治と政策について勉強をしました。 その中でも興味深かったのは、Kingdonの書いた文献にある"Policy Window''「政策の窓」です。 ・問題の流れ ・政策の流れ ・政治の流れ 以上の3つの流れがそろわないと改革は実現されない。という考え方です。 特に「問題の流れ」があることについて、政治家や官僚ではない私にとっては重要なことだと思いました。 政治や政策は自分とはあまり関係のない遠いところで起きていることと思ってしまうことが多々あります

          政策の窓

          医療政策とUHC

          こんばんは。最近医療政策の勉強を始めました。初学者で間違っていることもあるかもしれませんが、学んだこと、考えたことを自由に書こうと思います。色々な方向に脱線します。 医療政策は以下の3つで評価されます。 「質」、「コスト」、「アクセス」 質・アクセスを高めようと思うと、コストがかかる…のようにこれら3つを全て達成するのは難しいです。 話は脱線しますが、この話で思い出したのがUniversal Health Coverage (UHC) のことです。 「すべての人が、

          医療政策とUHC