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生態系は強者本位ではない



⑴ 二つの声が聞こえてくる


経営には生態系環境が必要である。
生態系は、強者本位ではない。

人間社会と生態系を一緒にするな、という声が聞こえてくるが、そればかりではなく、生態系の環境を見くびってはならないという声も聞こえてくる。

⑵ なぜ勝ち負けが必要なのか


戦おうとするから、強者対弱者の関係になる。それが「戦略論」の思考の背景にある。
ならば、その構造を解消すれば敗者の多発(実質GDPの低迷要因)を防ぎ、勝ち負けの枠外で、互いが、平等に民主的な豊かさ(好売上と好賃金)を物にできる。むろん、そのための発想力は、主体性で育てるべきである。

⑶ 業界は競争・勝ち負けの場なのか


業界というのは、競争の結果を知る構造ではあるが、そのままでは、競争構造による損失をとめることはできない。それは、その構造を当たり前とする常識があるからだろう。業界なら、それらをも解決できるきっかけをつかんでほしいのである。

⑷ 惰性の力学は手ごわい


その好ましからざる構造から脱却できない理由に、一筋縄では行かない人間的七不思議がかかわってくるのだろう。以下に、そのみちへの入り口論について述べているが、惰性の力学は、容易にそれを受け入れてはくれないかもしれない。

つづく



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