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マイクロソフトを装った詐欺💦

 こちらはエブリスタでのエッセイと重複投稿です。 

本当は映画鑑賞したおりの雑感などを書き込もうと思っていたのですが……とても危険なことがあったのでここに覚え書き的にまとめておきたいと思います。

 もしも同じような目にあったときの、ご参考になれば幸いです。(いえ、同じ目にあわないにこしたことはないのですが……)

 はい、タイトルの通り、マイクロソフトのサポートを装った詐欺です!

 明治時代の華族の結婚風俗について調べようとネットで検索したところ、ほんの数行しか説明がなく、後半が隠されております。記事を読み進めるためには「クリック」しなければならない仕様でした。

マウスでクリック。その瞬間、いきなり画面が変わったのです!

 そして警報音と自動音声で「ウィルスが検出されました、画面を閉じないでください ウィルスが検出されました、画面を閉じないでください」とボリュームたっぷりに連呼!

 画面上に一度にたくさんの四角いメニューが開き、マイクロソフトのパスワードなどを入力する欄などが表示され、さらに「サポートセンターに電話をするように」と勧めるメニューまで。

 その番号をここに書いておきます。

 0101-408-694-3619

 名前欄には「アメリカ合衆国」とあります。

 あわてていたわたしの耳に、最初かたことの日本語を話す女の人が「マイクロソフトサポートセンターです」みたいなことを言いました。そのあいだにもパソコンは警報音と「ウィルスが検出されました、画面を閉じないでください」の大音響。

 相手の名前も聞き取れなければ、指示もよく聞こえません。でもかすかに「クス」と含み笑いしたような口ぶりで、このまま電話を切ろうかと思ったものです。

 でも、マウスは動かないし、電源ボタンをオフにしてもなぜかパソコンは立ち上がったまま。相変わらず「ウィルスが検出されました、画面を閉じないでください ウィルスが検出されました、画面を閉じないでください」の一点張り。

 で、その人の言うことにはキーボード「Esc」を長押ししたのち、「Fn」キーと「R」キーを同時に押すと別の小さい画面が出るので、そこに「WWW.COM」(だったかな?)というのを入力してください、とのこと。

 カタコトで聞きづらく、騒音(ウィルスが検出されました、画面を閉じないでください……)があってとてもやりにくい状況で誘導されてしまったわけです。

 その含み笑いの感じ悪い女の人が「先輩に代わります」と言い、別のオペレータが電話に出ました。

 これもカタコト日本語ですが、遠隔操作でこちらのパソコンにヤフーから自分の顔写真が出ているインスタグラム(?)のようなHPを表示して「安心してください」と言います。名前はほとんど聞き取れなかったのですが

「ガジュマルガジュマル……」

 とふざけた名を口にしましたね。

 で、もっともらしく「あなたのパソコンは『トロイの木馬』にハッキングを受けています。それを修理するのに20000円、今後五年間保証で50000円です」

 トロイの木馬の名前はニュースで聞いていたので、とても不安になりました。💦

「その50000円をいま依頼すれば修理代もふくまれますか?」

「いえ、修理代20000円プラス50000円の保証料金で70000円になります。一番近いコンビニはどこですか?」

「ファミマです」

「往復でどれくらいかかりますか?」

「さあ、30分くらいでしょうか?」

「コンビニで70000円のアップルカードを買い、この画面に戻って来てください。それからまた指示します」

「いまそんな大金は持ち合わせていませんが……」

「ネット銀行とか使っておりませんか?」

「それは……まあ……」

「トロイの木馬でクレジットカードの情報を抜かれると、カードは使えなくなりますし、たいへんなこになります」

 画面が変わり、青いカートと下四桁が表示されました。その下四桁がちょっと思い当たる数字だったため、ギクリとしました。

「とにかく一度電話を切って相談します」

「いえ、電話料金は無料ですよ」

「でも、電話をかけたままコンビニに行くのは不自然ですよね?」

「……電話代は無料」

「一度切りますね」

 文章にしたためわかりやすくまとめましたが……実際はとても聞き取りづらく、会話が成立しない雰囲気で困りました。でも、最初の女の人の含み笑いとお金の話しが出た段階で……いえ、電話さえしなかったらよかったのですが……。

 トロイの木馬とか「セキュリティのためファイヤーウォールを組んで」といった知識を盛り込んで煙に巻こうとしたようです。

 主人に電話し、心当たりのカードを登録していたアマゾンに確認してもらい、カード会社にも電話しましたが……カード会社は「混みあっておりオペレータが電話に出ることができません」とのこと。

 心当たりのカード(画面に出て来た下四桁の番号と青いカード)を確かめてみると、

(あれ? ちょっと違うみたい)

 カードは青くなんかなかったし、番号も違うような……。

表示されたとき、下四桁をメモしていればよかったです💦 そうしたらはっきり「違う!」と安心できたのに。

 その後、HPで「マイクロソフトのサポートを装った詐欺にご注意ください」という記事に目を通しました。

 この手口、数年前にニュースで視聴していたはず。

 それなのにひっかかりかけた……。

 あわてていたのと、マウスもボタンも利かなかったのと、カタコトの日本語でAmazonセルフ出版のおりにきちんと「サポートしてもらった」という経験から相手を信用したいという気持ちになったせいです💦

 でもまあ、お金は取られなかったし、こうしてエッセイネタにできたのは救いでしょうか?

 覚書として、こういう画面が出たときの対処法をここに書き込んでおきます。

 もちろん、電話せず、相手の誘導にしたがって「遠隔操作させるソフト」をダウンロードしないことが一番ですが……

 偽警告画面が出た場合、その画面を終了させるのにはキーボードの「Ctrl」「Alt」「Del」を同時に押して「タスクマネージャー」を起動してブラウザーソフトを選択。「タスクを終了」させれば「偽警告画面」が閉じられるそうです。

 でも今回のようにここまで従ってしまった場合は?

 ダウンロードしたソフトはゴミ箱へ。

 ネットの右上にある三つ丸のボタンをクリックし、「設定」を選択。

 「Cookieとサイトのアクセス許可」をクリックし、「通知」を選択。

 「許可」の項目にあるサイトの右にある三つ丸のボタンをクリックし、「削除」を選択。

……わたしの場合はこの画面で「ブロックされました」の表示が出ていました。

 お金の支払いなどはしなかったにしても、かなりイヤなものですね。

 ちなみに遠隔操作用ソフト(たぶん)は「青地に白い十字」がアイコンのデザインで、名前ももっともらしく「Suppoort=Log Meln Rescue」でした。(スペル間違ってるかも(;^_^A)

 どうぞみなさんもお気をつけください。m(__)m

 ここまでありがとうございました。(*^-^*)

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