はじめに

　3月6日付けで「表現の反復」と「白羽山の冒険者」がレガシーで禁止になった。
　デルバーとイニシアチブ以外のデッキにとっては長らく冬の時代だったが、やっと春が来そうだ。（以前として一番強いのはデルバーな気はするが）
　というわけで、私がメインデッキとして使っているオムニテル（モンスターマニュアル型）を新環境用に組み直したので、noteに残すことにした。
　なお、このデッキは別に大きな大会で結果を残したとかじゃないので参考にしない方がいいですよ。

デッキリスト

土地（19）
4《霧深い雨林》
4《虹色の眺望》
1《溢れかえる岸辺》
5《冠雪の島》
3《冠雪の森》
1《Tropical Island》
1《神秘の聖域》

クリーチャー(12)
2《引き裂かれし永劫、エムラクール》
2《偉大なる統一者、アトラクサ》
2《残虐の執政官》
4《氷牙のコアトル》
1《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
1《忍耐》

呪文(29)
4《実物提示教育》
4《全知》
4《意志の力》
4《渦まく知識》
4《思案》
2《狡猾な願い》
3《夏の帳》
4《モンスター・マニュアル》

サイドボード(15)
2《忍耐》
2《激しい叱責》
1《花の絨毯》
1《ヴェンディリオン三人衆》
1《夏の帳》
1《外科的摘出》
1《崇高な天啓》
1《呼応した呼集》
1《外科的摘出》
1《もみ消し》
1《残響する真実》
1《水流破》
1《活性の力》

採用理由解説

土地

（１）19枚という枚数
　多くもなく少なくもない。レガシーではマリガン≒敗北の確率が高いので土地はもう1枚多くてもいいかもしれない。このデッキでは最低3枚は土地を並べたいから、ある程度のフラッドは許容できる。
（２）2マナランドの不採用
　禁止前はデルバーやイニシアチブ相手に速度を求められていたため2マナランドが必要不可欠だったが、今の環境はそこまで速くないと思って全部抜いた。
　コアトルの氷雪達成と緑青というマナシンボルの関係上、最初の3枚目までは基本土地を置きたいため、この変更でデルバーにかなり強くなった。
　併せて、初手墳墓・森だけみたいな事故がなくなったことでマリガン率も下がったので、勝率は上がってそうである。
　デメリットは速度が落ちたことだが、このデッキは帳やコアトルで時間稼ぎをしながらゆっくり手札にパーツを揃えてショーテルを撃つデッキなので、そもそも2マナランドは相性が悪いと思う。
（３）母聖樹の不採用
　割りたいカードがチャリスとカラカスしかない。2マナランドと同じく事故の元なので不採用。
（４）聖域の採用
　実物提示教育の再利用だけでなく、相手の外科的摘出から回避したり、全知を貼った後に墓地のドロースペルを拾ったりと八面六臂の活躍を見せる。島が3枚以上入っているコンボデッキなら採用しない理由がない。
（５）3枚目の森の採用
　忍耐+帳、ウーロ+帳と構えることがよくあったので採用。もしかしたら抜けるかもしれない。（それでも6枚目の冠雪の島になるが）

クリーチャー

（１）デカブツ6枚
　モンスター・マニュアル型なので多めに入れてる。エムラ3・アトラクサ3みたいなリストが多いが、執政官はカラカスが効かないので、軸ずらしで入れてる。
　執政官は出た時点で仕事をしてくれて、相手のクロックを排除しながら稲妻圏外に逃れたり、コンボ相手にハンデスでリソースを削ったりと、全知なしでも相手をかなり追い詰めることができる。
（２）コアトル4枚
　このデッキはデルバーが苦手なのでフル採用。全知下でも1ドローとブロック役になれるのが強い。
（３）ウーロ
　コンボが揃わない時の時間稼ぎ用。2枚目を引くと3マナ1ドロー3ゲインのソーサリーなので1枚のみ。相手がこれの対策に墓地対策を入れてくれたら嬉しい。全知下で手札がなくても4マナで1ドロー3ゲインできるのでお忘れなく。
（４）忍耐
　フリースロット。デルバー・リアニ憎しで入れている。20枚目の土地でもいいかもしれない。

呪文

（１）狡猾な願い2枚
　願いでやりたいことは主に以下の3つ。
　①ミラーで相手の全知をどかす・相手のエムラの誘発を消す
　②全知貼った後にデッキからフィニッシャーを持ってくる
　③シルバーバレット（例：ANTに対する夏の帳）で対処する
　①は今の環境ではほとんど遭遇しない。こっちはマニュアル軸の攻めがあるので、ミラーと分かったらショーテルは撃たないからである。
　②はデカブツを増やしているのであまり使わないが、①よりは使う機会は多い。
　③はこの中では1番使う機会が多いが、シルバーバレットのためのサイドボード構築をしてしまうと、サイドボードが弱くなってしまうので、できれば減らしたいというのが本音である。

サイドボード

（１）忍耐2枚
　リアニ、デルバー対策。
（２）激しい叱責2枚
　リアニ、スニショ、デスタク含むローグ対策。
（３）花の絨毯、ヴェンディリオン三人衆
　4C、デルバー対策。ヴェンディリオンはプレイヤーコンベンション横浜のトップ8からパクった。めちゃくちゃ強い。
（４）夏の帳、外科的摘出、崇高な天啓、呼応した呼集、外科的摘出、もみ消し、残響する真実、活性の力
　ウィッシュボード。流石に多すぎる。
（５）水流破
　スニショとの相性がサイド後はかなり悪いので採用。
　スニショはサイド後は騙し討ちのみで仕掛けてくるので、打ち消しか針は必須。