見出し画像

メキシコ体験記3|賑やか好きなメキシコ人

週末の夜は必ず、どこかの家から音楽が聞こえてくるメキシコ。 3年前の自粛生活中もそうでした。

自粛期間が始まって間もない夜、 近くの民家で、いつも以上の大音量でパーティが始まりました。 外を見ると、なんと大きなスピーカーを家の外側に向け、"私たちの音楽で、自粛生活乗り切ろうぜ"、と言わんばかりに盛り上がるご家族。

その重低音は、かなり離れた場所でもお腹に響くほど。日本なら通報されるレベルです。他の家の住人もバルコニーからその様子を見ていて、さすがにメキシコ人でもこの爆音は気になるのか、と思いました。

しかしよく見ると、お酒を片手に聞き入る人から、踊る人まで、みなさん楽しんでいるのです。 迷惑どころか、むしろ大歓迎のようで、 文化が違うとはこういうことか、と思いました。

ちなみにマンションの清掃の方も、スマートフォンで音楽を流しながら掃除をし、さらには大声で歌っていることもあります。 もちろん、メキシコ人全員が大音量好き、というわけではないと思いますが、日本よりは圧倒的に賑やか好きな人が多いと感じます。 

夜中の賑やかぶり(朝の4時ぐらいまで大騒ぎなことも!笑)には、なかなか慣れず、眠れなくて辛い時期もありましたが、今では私も慣れ、どんなにうるさくても眠れるようになりました。

それどころか、最近では、レストランやカフェで音楽が流れていなかったり小さいと、落ち着かない気持ちになることも。人間、何歳になっても環境に適応していけるものなのですね。

ちなみに、昼に子どもが外で騒がしくても、 部屋で子どもが飛び跳ねても、私が部屋で大声で童謡を歌っていても、誰からも怒られません。子育て世代にとっては、賑やかなメキシコは、精神的に過ごしやすい国だなと感じます。


\他の体験談はこちら/

この記事が参加している募集

振り返りnote

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?