ここに来て気づいてしまったのだ。
ゲストハウスのお兄さんがとてもタイプだった。

わたしの才能といえば、どこでもすぐにタイプの人を見つけられること。

可愛い顔をしている人見知りそうな、冷めた目をしている柔らかい笑顔の、そういうどうしようもならない人がイイナ思うのだ。

それだけで本当に楽しい。

そんな4日目、松本にも慣れつつ
友人とコワーキングスペースにて仕事をした。

この日の予定はユルく暇なチートデイになるはずだったものの突発的な仕事が続いて疲れてしまった。

おまけに今日は雨。
ただでさえ寒いのに、もっと寒かった。

昼は薬膳中華が食べられるという噂の人気店に行った。昼前に滑り込んだのが幸い、次から次へと人が来て、平日にも関わらずランチタイムは混んでいた。
オーダーした薬膳ラーメンは、塩ラーメンに何かスパイスのような香りが立ていて、野菜がたっぷり、お肉がプリプリでなんとも美味だった。
寒かったのでラー油を足して、自ら発汗を求めた。

昨日ふられてよかった、今日の気温にぴったりの店だった。

夜は、ビオワインのバーへ。
センスの良い友人が松本で一番お気に入りの店だというので、とても楽しみだった。

ビオワインは驚きの連続だった。
美味しくて、軽くて、渋いのにお腹に居座らず、
美味さだけを舌に置いて、軽やかに消えていく。
飲んだらどんどん健康になっていく感じがした。（危ない）

映画の話や、将来の話や、SNSについての話などを
した。全く違う環境に身を置いているからか求めるものは違っていたが、この先も近況報告を聞きたいし、私のことについても話したいと思った。
旅行をキャンセルした話をしたときは、自分でもびっくりしたが涙が出そうになった。

ワインのせいかしら。

夜はぐっすり眠れた。