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【成長期のフィジカル差を埋める方法】

自分よりもフィジカル能力に秀でた相手に、フィジカル勝負を挑むのは無謀です。
相手の得意な土俵に乗り込みわざわざ負けに行ってるようなものです。

では、どのようにすれば勝てるのか。
もしくは、勝つ確率を上げることができるのか。

それは、フィジカル勝負を挑まないこと。
フィジカル勝負にならない戦い方を選ぶこと。
つまり、技と頭(技術と判断)で勝負を挑むこと、それを自分の土俵にし、自分側に持ち込むことです。

自分が守備者だとして、どういう状況の時にボールを奪いに行くのかというと、相手がミスをした時。
ミスをして誰のボールにもなりきっていない状態の時に、奪えるチャンスだと思って寄せるスピードを上げ、球際を作りに行く。
そうなると、フィジカル差が出てしまいます。

逆に、相手がミスをせず、相手のボールになりきっている時には、奪えそうだとは思わないため、思い切って寄せる事ができません。

つまりそれは、フィジカル勝負を起こさせずに済むため、負けることはないということです。

周りと比較するのではなく、自分の技術を磨くことだけに集中する。
周りの煽りに焦ることなく、自分の技術を丁寧に発揮することだけに集中する。

ボールが確実に止まれば落ち着いて周りが見える。
ボールをしっかり運べれば(いつでも蹴れる•変えれる)、相手の寄せにも複数の選択肢の中から選べるので慌てない。


また、自分よりも足の速い選手に、ヨーイ  ドンと競争を挑んでも勝てない。
それについても、どうすれば勝てるのか。

1つは、相手よりも予測を早くすること。
ボールを確実に止めることができるという自信があれば、怖くないため周りを見れるので、たくさんの情報を収集でき、その分状況をより的確に把握することができるため、予測も早くなる。

2つ目は、進みたい方向の逆側に相手を一歩動かすこと。
そうすれば、進みたい方向へ先に動き出せる分、競争にはならない。
相手に矢印を出させる。相手の逆をとる。ということ。

ボールを受けることが怖くない、つまり、確実に止める自信があればこそ、相手を欺くさまざまな駆け引きに余裕が生まれる。

全ては技術から。

正確にプレーすることを楽しむこと。
自分よりもフィジカル能力に秀でた相手を手玉に取ることを楽しむこと。

5年後、自分の成長が彼らに追いつき追い越した時、圧倒的な差をつけて勝っているはずです。

当アカデミーでは、いかなる状況下においても通用する絶対的な技術の習得に、引き続き取り組んでいきます。



代表 森  一哉

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