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【得意を伸ばす、が絶対にいい!!】

子どもたちをもっと良くしたいとみんな思ってる。
良くするという方法には、

①良いところを伸ばすという方法と、
②悪いところを直すという方法、そして、
③足りないことを足していくという方法がある。

今回は①と②について。

①は、その子自身を見た上でのアプローチ。
どうすれば武器を作れるかという、その子自身の強み、自信を持たせるためのアプローチ。

しかし②は、他者との比較によるアプローチ。
できない部分を改善させ、同じようにさせようとするアプローチ。

個性や武器というのは、生き残っていくための強み、選ばれ続けるための強みとなる。
その子自身の将来のためには、自信を持てる武器を持たせて次のステージへと送り出したい。

特徴がなく標準的な選手では、その他大勢の1人として埋もれてしまう。
改善を促すばかりの指導では、標準的な選手を育てることに繫がる。

出来ないことばかりを指摘されて自信を持てるだろうか。
出来ないことが改善されたところで、強みにまでなりうるだろうか。
突き抜ける武器、個性となりうるだろうか。

長所は強みになりうるが、短所は強みにまで昇華しない。

強みのない選手ではプロになることは難しく、また、少しくらいの強みでしかなければプロとして活躍することは難しい。

プロになるだけではなく、プロになって活躍する選手の強みとは、圧倒的な強み、のみ。

圧倒的にまで昇華させるには、短所の改善ではなく、長所を尖らせることでしか到達できない境地。

結果から逆算する、勝ちたい気持ちの強い指導者は、改善の指導に寄る。
勝ちたいとはつまり、負けない要素を潰していくところから始まる。
果たしてそれは、将来ある子どもたちの、圧倒的な武器を装備させることに繋がっているのだろうか。

逆に、勝つというのはあくまでも結果、プロセスのその先にあるものとして勝ちを捉えることのできる指導者は、子どもたち一人一人に目を向ける。

応用よりもまずは基本をしっかり身につけさせ、その子自身の特長をより発揮できるアプローチをし、ミスを恐れさせずにチャレンジする気持ちを後押しし、たとえ失敗したとしても励まし、自信を持てるまで、自信を持たせるサポートをし続ける。
凹んだ部分を押し上げるよりも、尖りをさらに尖らせ、周りの誰も手が届かないところまで押し上げてあげる。
基本を身につけ、特長を伸ばし、その個性の集合体として戦う、結果としての勝ちを目指す。

では短所はどう捉えるのか。

例えば、スピードがないのであれば競争をしない。
ドリブルで大きく運び出すから競争になる。
足元に置いて運べばいい。

当たりに弱いのであれば対決をしない。
ボールが止まらないからぶつかられる。
ちゃんと止めれば、ぶつかられない。

目先の勝ち負けに囚われすぎず、一人一人に目を向けることが大切です。 



代表 森  一哉
 

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