見出し画像

スタートアップ×地域の力で地方創生を目指す。HIRAC FUND2号ファンド設立!

こんにちは、HIRAC FUND広報を担当している矢頭です。

本日プレスリリースを公開しましたが、HIRAC FUNDは2号ファンドを設立し、この度ファーストクローズをいたしました

今回の2号ファンド設立に際して、担当者として深く関わったディレクターの甚野にインタビューを実施。HIRAC FUNDにジョインして2年。2号ファンド設立に際して見つめ直したHIRAC FUNDの強みや2号ファンドとこれからについてを語ってもらいました。

最初に:甚野プロフィール

ー本日はよろしくお願いします!最初に甚野さんはHIRAC FUNDにジョインして2年経ちましたね、最初にジョインした経緯を聞いてもいいですか?

甚野
最初、高校の卒業生の先輩に、世界銀行で働かれていた方がいらっしゃって、その講演に影響を受けて「自分も世界を舞台に仕事をしたい!」と考え、米国の大学を卒業、バークレイズ証券に入社したのが最初のキャリアです。「もっと世界を良くしたい」という想いで仕事に打ち込んでいましたね。
その中で20代・30代で世界を変えるようなプロダクトやサービスを生み出している起業家の方々と知り合うようになり、スタートアップ業界に興味を持ちました。

プロフィール
甚野 広行(じんの ひろゆき)HIRAC FUND ディレクター
米国のリベラルアーツカレッジを卒業後、バークレイズ証券株式会社に入社。投資銀行本部の金融法人部にて主に銀行、生命保険、損害保険業界のM&A及び資金調達のアドバイザリー業務に従事。クロスボーダー案件においてバリュエーション、デューデリジェンス、交渉・実行支援等に携わる。又、資金調達案件では国内初のマイナス利回り社債(カバードボンド)発行案件を担当。2020年10月、HIRAC FUNDにジョイン。2022年12月には支援先SOZOWの社外取締役にも就任予定。

HIRAC FUND 甚野

甚野
学生時代に生死を分けるような大事故なども経たのですが・・・ここが気になる人はぜひ甚野までご連絡ください(笑)。その経験がきっかけとなり、自分の人生を見直して「自分も起業家のようなスピード感で世界にインパクトを与える仕事に就きたい」と考えるようになりスタートアップやVCへの転職を検討しはじめました。

すぐに転職は考えていなかったのですが、ある日紹介でHIRAC FUNDの代表パートナーである古橋に出会いました。その時に、「設立したばかりのVCに参画できるチャンスは滅多にない」「古橋や金坂(HIRAC FUND代表パートナー)、LPにはそうそうたる起業家の方々がいる。スタートアップ業界のインナーサークルに深く根差した組織でたくさん学ぶことができる」と思いジョインを決めました。
今はディレクターとして投資先のソーシングやデューデリジェンス、ファンド運営に携わらせてもらっています。

(左から)HIRAC FUNDパートナーの金坂、古橋

スタートアップ×地方の力!地方創生が2号ファンドのテーマ

ーありがとうございます。さっそく今回の2号ファンドについて教えてください。

甚野
1号ファンドでは順調にファンドを運用することができ、素晴らしい25社のスタートアップに投資の機会をいただきました。ここから更に新規投資をを進めたいという判断となり2号ファンドを組成する運びとなりました

2号ファンドでも大きく投資方針は大きく変わらずシード、アーリーステージを中心にITで社会課題を解決するスタートアップが投資対象になります。2号ファンドではさらに「地方創生」をテーマに設定します。具体的に申し上げると、LP出資に地域の金融機関にご参画いただき、地域経済への貢献に繋がる取り組みをしていきます。このような地域金融機関との連携が実現できることもマネーフォワードグループとして、地域のDXなどの課題解決に真摯に取り組んできた結果であると感じています。

スタートアップ側の観点でも地方の企業・金融機関と接点を持つことで、事業のポテンシャルを最大限活かせるようになります。こういったサポートをすることが2号ファンドの特長になってくると思っています。 

ー2号ファンドの準備はどれくらいの期間をかけて進められたのですか?

甚野
2022年の夏頃から準備を開始しました。そこから2022年の12月1日にファーストクローズを完了し、2023年中にファイナルクローズを予定しています。

プレスリリースでも発表したとおり岡崎信用金庫様と紀陽銀行様にファーストクローズから参画いただきました。引き続き約60億円でのファイナルクローズを目指して、地域金融機関からご協力いただけるよう取り組んでいきます!そしてこれからは投資先の新規検討もスタートします。ぜひHIRAC FUNDに興味があるスタートアップの方からもご連絡いただけると嬉しいです!

ー2号ファンド設立で大変だったことについて教えてもらえますか?

甚野
メンバー総力でファンド設立にチャレンジしました。1号ファンドに比べて約2倍のサイズを目標にしており、また地域金融機関の方の参画いただくため、自分もLP出資者候補の方との面談で全国をかけまわりました。これまで取り組んだことのなかった未経験の領域で、思うような結果を出せず力不足を実感して悔しい思いもしました。ですが、いつも接している起業家と同じく資金調達の大変さを身をもって知ることができたのは貴重な経験になりました。

2022年は外部環境的にもあまりよくない時期かつ、ファンドレイズしているVCも複数あったためHIRAC FUNDのユニークさ、強みはなにか?を全員で見直して臨みました。

ーHIRAC FUNDの特徴や、強みはどういった点だとお考えですか?

甚野
HIRAC FUNDは端的にいうと「起業家に寄り添うファンド」です。起業家は挑戦の最中で資金調達、サービスや組織作りなど沢山の困難に立ち向かいます。私たちはアントレプレナーファンドとして、投資委員会メンバーが起業家や経営者で構成されており、起業家のペインを経験し理解できると考えています。いついかなる時も起業家に寄り添い「自分たちがどうサポートできるか?」を考えて動くことができるのが特徴であり強みです。そして、これはカルチャーとして関係するメンバーひとりひとりに根付いているなと感じます。

上記に加えて、さらに2つの特徴があると思っています。1つは、HIRAC FUNDがマネーフォワードグループであるという点です。マネーフォワードグループのネットワークや外部との関係値をもっているだけでなく、マネーフォワードとして経験したノウハウやリソースを事業に活用できる点は評価いただいていますね。1号ファンド運用から地域のDXや活性化につながる事業展開や投資先があったり、LPともそういった取り組みを進めてきた実績もあります。

※出資社数は非公表企業含む
※出資企業のステージ割合は2022年11月末現在
※全国展開の可能性が見込めるサービス:複数地域にサービス展開実績がある、またはオンラインで完結するなど利用に場所を問わないサービス数
※継続的な調達サポート:ファンドによる追加投資ならびに借入による調達支援を行った社数
※イベント・勉強会開催実績:共催含む

そして、もうひとつは自分も力を入れているコミュニティ活動です。HIRAC FUNDとして起業家同士のコミュニティ活動や勉強会もこれまで多数開催してきました。新しい取り組みとして2022年10月に主催した「YouthS」という90年生まれ以降をメインターゲットとしたスタートアップ・カンファレンスでは、合計130名以上の方々にご参加いただきました。
次代の社会を切り拓く若い世代の起業家やキャピタリストの方々とスタートアップ業界をもっと盛り上げたい
という想いから開催しましたが、今後はより拡大し、業界を横断した企画にまで成長させたいと考えています。 

2022年10月に開催したYouthSの様子。(左から)STRIVEの四方氏、MPowerの夏氏
SOZOW板倉氏

ー甚野さんもそうですが、HIRAC FUNDは若いメンバーが主体的に取り組み、活躍している姿をよくみかけます。

甚野
そうですね、先ほど申し上げたようなコミュニティ活動は若手中心に自発的に取り組んでいます。自分と三輪、檜山の3人で密に情報交換をしたり互いに刺激し合っています。こういったイベントや若い世代でのスタートアップネットワークを構築しているのもHIRAC FUNDの強みだ、と胸をはって言えるようにもっと取り組んでいきたいです!

(左から)HIRAC FUNDの甚野、三輪、檜山

これからも起業家の成長とスタートアップ業界への貢献を目指して

ー2号ファンドのファイナルクローズまで引き続きがんばっていきましょう!では最後に、甚野さんご自身について、どのようにこれから成長したいと考えていますか?

甚野
ジョインしてから2年経ちましたが、本当に山あり谷ありでしたね。メンバーの入れ替わりなどもありましたが、その都度自分がHIRAC FUNDで働くのはなぜか?今自分のいる場所で価値を生み出しているのか、成長しているか?などを考えながら走ってきました。
これからは、パートナーの古橋や金坂のように、深く投資先の成長にコミットするキャピタリストを目指していきます!HIRAC FUNDは起業家へのリスペクトを持ってサポートするファンドなので、自分もそれを体現できるような人間になりたいです。

これからもHIRAC FUND一丸となって投資先や地域の金融機関の方とつながり、日本のスタートアップ業界にも貢献していきたいとおもいます。

ーありがとうございました!


この度のHIRAC FUNDの2号ファンド設立にあたり、LP出資や設立に関してご協力いただきました皆様には、この場をお借りして多大なご支援に感謝申し上げます。
引き続き、私たちは、「スタートアップ企業とともに悩み、考え、汗をかき、成長する集団」として投資先やスタートアップ業界の発展に貢献できるような活動をします。

そしてHIRAC FUNDにご興味を持っていただいた方はぜひ以下フォームよりお問い合わせくださいませ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?