錆びた鋸

鉄製品ですので サビは仕方ない所ですが。

腰入れが非常に難しくなり 触りたくないのが本音ですが 仕事を選べる環境ではない場合 殆どの方がそうでしょうけど 仕方ありませんね。

長期保管、環境が悪かったりでサビますし 海水貯木ですと一晩でどうにも出来なくなるような酷いサビが出てしまいます。

対策はサビさせないのが一つ 海水貯木ですと使用後 製材機で回しながら 水で洗浄後 油を塗ってもらうのが確実ですが 実際問題どこまで協力してもらえるかは疑問ですが 効果は確実にあります。

水は製材機が痛みますし 油(マシーン油等)は製材機メーカーによっては 散布を禁止する指導をしていたりと (帯鋸の走行が不安定になり外れる事が有るとか?私自身は経験がありません)危険な面もございますので。

現にサビてしまった鋸ですが、私はハンドグラインダーにワイヤーブラシを取り付けてゴシゴシと落としています ただ危険ですので保護メガネ 粉塵が多く発生するために防塵マスクは必須ですし たとえ研磨前でも刃先までブラシを当てたくないので 刃底までですけど。

もっと酷いサビの場合は スクレイパー(鋸の切れ端)での作業です。

サンドペーパーも効率的に落とせますが、鋸に傷が入ったり 薄くなったりで私はお勧めできませんが とにかくサビが有るよりマシなので仕方ないかな?

あとは手間暇掛けて 腰入れ歪取り作業ですね ロールを入れる度に歪取りと あ〜めんどくさ。

梅雨時等はそれでも一晩でサビがでてしまいますが 仕様頻度が少ない場合は 保管時には油を散布しています 

こんな所かな 錆びないステンレスの鋸を試した事もありましたが、ヒートテンションが効かない 柔らかいのか亀裂が入ったりと 使い物になりませんでした。

薄い簡易なメッキを試してみましたが、これも薄すぎて効果なし 本格的な厚いメッキはコストが合うわけないし  

決定打となる対策はありませんね 最初に書いた方法の一部でも違うのですが…。

サビ落としを繰り返し 薄くなった鋸ですが 5%程度薄くなると 強度がかなり落ちますし 腰は何故か勝手に入るようになるようです 通常のメンテは腰を抜く作業になります 難しい作業でやはり嫌ですね 亀裂も入り易くなるしで廃棄した方がいいでしょう。  

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