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お絵描きAIが怖い

「怖い」

ここで言う「怖い」に、AIによってイラストレーターの仕事が奪われそうで怖いとか、著作権が侵害されても守りきれなさそうで怖いとか、そういった類の意味は含まれていません。

また、何の結論めいたものもありません。

ただただ、今自分が感じる「怖さ」を書き残します。

私は日頃から仕事でAIの技術に触れることもあり、その可能性にわくわくしていて、お絵描きAIについても興味津々で近づいてみたいと思っていました。

そんな私が8月にしたツイートがこちら。

今年2022年の8月と言えば、LINEでいくつかのキーワードを送信すると、AIが解析して自動的に画像を生成して送り返してくれる画期的な公式アカウントが登場し、界隈を賑わせていたときです。

お絵描きAIに興味のあった私は、すぐにそのアカウントを友だち登録して、個人的に好きな豚骨ラーメンの絵を描いてもらおうと、メッセージを送りました。

なのに。

自分のリクエストに沿って生成してくれた作品を見た私は、ぞわっとそこはかとない怖さを感じたのです。

(怖いので画像をここに貼ることはしません。。)

それから3ヶ月。

Twitterや様々なニュースなどで、お絵描きAIの作品を目にする機会は増えているけど、その度にぞわっとするような、目を背けたくなるような怖さを、まだ感じています。

「お絵描きAI 怖い」で検索すると出てくるような、ホラー要素のある画像ではなくて、美しい風景などでも。

「見たことのないものを描き出したもの」であっても、人が描いた未来の世界や、トリックアートや、空想上の生き物のイラストにはまったく感じない感覚です。

この怖さを感じる感覚は、現時点での自分なりの解釈では、【自分の弱さや思考の柔軟性のなさが生んでいる「恥ずべき恐怖」】な気がしています。

想像と違う、想定内の一定のルールからずれたものを目にした時、反射的に受け入れられずに恐怖心が生まれているのではないか。

これは多様性を認めて生きるべき社会で、自分としてはそのまま受け入れるのは難しい、克服したい反応です。

しかし、もしこの恐怖を感じている人が私だけでなかったとしたら。

この技術が広まるに合わせて、この怖さを和らげる対策も必要になるかもしれないと思うのです。

「怖い」と感じないように、AI作品を受け入れる心のキャパシティを広くする取り組みだったり、

違和感を違和感と感じなくする、頭を柔らかくするトレーニングだったり、

もし「怖い」と感じることが続くならば、その恐怖心を取り除くケアも必要かも知れない。

「今からAIが生成した絵が現れます」という注釈や、連続で何枚も作品を並べないように小休止を入れながら触れるような、ソフトランディングしながら作品に触れていく仕組みがあると良いかも知れない。


2022年11月26日時点で気になっているお絵描きAIの怖さについてを書きました。

そのうち私も慣れるのかな?

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