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ナイス株式会社「仙台市荒浜地区保育活動」

 8月5日(金)に仙台市荒浜地区海岸防災林内にて、宮城県森林インストラクター協会のボランティアとともに、ナイス株式会社の社員の方々が除草作業を行いました。

 この場所は令和2年に植樹したのですが作業前の植樹地は、セイタカアワダチソウやカワラヨモギが繁茂し、クロマツの苗木を取り囲んでいました。

 また防風柵の向こう側からは、とんでもない量のクズの蔓が侵入してきていました。

 早速、除草作業を始めます!まずは手作業で丈の高い草を採っていきます。

 地面に這うように伸びていたクズの蔓も除去しましたが、その量たるや凄まじく写真のように人が隠れてしまうような量の蔓が採れました。

 苗木の中には周りの木よりも色が一際濃く目立つ物もありました。

 色が濃い苗木は「スス病」と呼ばれる病気にかかっている苗木です。アブラムシやカイガラムシの排泄物から発生したカビがススのように黒く見えるため、このような名前がついています。健康な苗木と見比べると一目瞭然です。虫が広がらないようにするために、スス病の苗木も抜きました。

健康な苗木
スス病に罹った苗木

 手作業が終わった段階の植樹地が↓の写真です。静砂垣が見えるようになりましたが、まだまだ雑草は残っています。

 ここからは刈払機の出番です。残った雑草の他に植樹地内に生えてきたネムノキやヤナギも刈っていきます。


 全ての作業が終わった後の植樹地の様子がコチラです!

 雑草は無くなりスッキリしました。奥の防風柵を覆っていたクズも除草しました。

 

 別の場所にある令和元年植樹地も同時に除草しました。コチラは先ほどの植樹地のようにセイタカアワダチソウやカワラヨモギが繁茂しているだけではなく、ススキも目立つような場所でした。

 前述の植樹地と同じように手作業と刈払機を駆使し結果、見違える程キレイになりました!

作業前の植樹地
作業後の植樹地

 定期的な除草作業はクロマツを育てていくためには必要不可欠な作業です。

除草作業をしておけばクロマツの成長だけではなく、植樹地内にハチの巣もつくられづらくなるので、安全に歩くこともできます。

これからも安全で健全なクロマツ林を目指して、保育活動を頑張っていきます! 

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