東京都庭園美術館へゆく
夜、友人と中目黒で会う予定があった。
結婚祝いのプレゼントをくださるらしい。嬉しいな。お祝いをされることってこんなに幸せなことなのね。
さて、実はなかなか行かない目黒方面。せっかくだし集合前に、東京都庭園美術館に行ってみようと思いつきちょっと早めに出向く。ドラマ「名建築で昼食を」で舞台になっていた回があり、とても素敵だったので入って見たかった。
東京都庭園美術館についた!どうやら可愛らしい展示がやっている様子。どんな展示か知らないけれど、ポスターの色彩の感じがとても個人的に刺さってウキウキ。
東京都庭園美術館のことを知らないままきたのだけれど、とっても広いお庭がある。今は冬&夕方なのであまり映えないお庭だけれど、春や夏にきたら緑や花が美しいお庭でとても最高だと思う。
さて、到着。
あまりの建築の良さになかなか入れない!!あまりに良すぎる。
アール・デコ様式の建築らしい。アール・デコとはよく聞くものの、実はあまりわかっていない。アール・ヌーヴォーとの違いはなんなのだ。調べた。
なるほど、幾何学的なモダンな装飾美術らしい。例でNYのエンパイアステイトビルが出てきた。遠い記憶だけど確かに幾何学模様の建物だった。
良すぎの嵐。良良良〜!このまま嵐に飲まれて飛んでいってしまいそう。
あまりに建築が良くてなかなか美術展に入れない。
ところで今回は美術展があるので、建物の中の写真が取れないそう。他のところから拝借させていただいた写真だとこんな感じ。
最高すぎる。建物もさることながら細かい装飾に至るまで、どこを切り取っても素敵なデザインで見てて飽きない。本当はカメラを持ってきてたくさん写真に収めたい。いつか写真が撮れるようになったらまたきたい。個人的にたまらなかったのが様々なライト。いろんな種類があってとても可愛い。
どのライトも可愛いけれど、個人的に「パイナップルとザクロ」のライトがたまらなかった。
ここに住んでいた朝香宮家がこの邸宅を作る頃、フランスは、アール・デコの全盛期。その様式美に魅せられた朝香宮ご夫妻は、自邸の建設にあたり、フランス人芸術家アンリ・ラパンに主要な部屋の設計を依頼。アール・デコのデザインを積極的に取り入れたのだそう。1階はアール・デコ、2階はアール・デコと和の要素を取り入れた作りになっているとドラマで言っていた。ところどころ夫人のこだわりの見せるデザインがとてもキュートで、素敵な建物だと思っていたが、わずか半年でこの世を去ってしまったそうだ。
素敵な建物を残して。どんな風に家族との時間を過ごしたのだろうね。素敵な時間だったと思う。
今回の展示で見たのはこのようなデザインのものたち。
インテリアやファブリック、ライトや椅子などどれをとっても素敵なものばかりだった。日頃美術館に行くことは多いけれど、あまりモダニズムの時代の美術展を見ることは多くはない。以前見に行ったバウハウスや、ドイツ建築家具デザイナーのジャンプルーヴェ展とかにちょっと時代が被っているのかな。今回のでモダニズム、そしてバウハウス、アール・デコ博、ウィーン工房、ドイツやフランスの大量消費社会の中での芸術など興味を持つことが多かった。幾何学的なモチーフで様々なテキスタイルや装飾をしているのが結構印象的で、自分も何か作って見たいと感じさせてくれるものがあった。
建築をはじめ、モダニズムのアートやテキスタイルなどとても魅力的なものが多かったので、そんな視点でこれからものがみれるようになりたいと思った。東京にはたくさんの建築がある。大正時代の建築はまさにこのようなデザインが施されてたりするんだろうな。ひとつ視野が広くなった。
この絵が今回の展示でいちばんのお気に入り。
とても満ち足りた。
満足感にみたされながら友人と合流して夜にカフェへ。
美味しいチャイのシフォンケーキとオレ・グラッセをいただきとてもキラキラした1日となったのでした。
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