JBCF南魚沼ロードレース🥉
レース情報
距離 144km 順位 3位
出走メンバー
畑中勇介、トマ・ルバ、新城雄大
ライアン・カバナ、ドリュー・モレ
孫崎大樹、宮崎泰史、津田悠義
レースレポート
今日はキナンが得意とする、1ヶ所きつめの登りがある、アップダウンのコース。
今大会は、経済産業大臣旗杯という格式の高い大会のため、レースレートがプラチナ。
個人総合とチーム総合に大きく影響を及ぼすため、逆転も考えられる。
ここまで、キナンは全てのレースには出れず、僕は6戦しか走れてなかったので、少しポイントは開けられているが、ここで詰めることも逆転も可能という重要なレース。
めずらしく、少し緊張して挑む。笑
キナンとしては、石川ロードのように、前半は敵チームの動きを見るように、攻撃所を探っていく。
そして、ここぞで総攻撃をかけ、前にキナン勢をたくさん送り込み、勝利と大量得点を目指す。
その過程で、チーム、個人共に総合トップのシマノ勢を引き離したい。
さらには、総合上位の津田と僕は前に乗れるようにしていかなければいけない。
文字に起こすと、すごく厳しい戦いだと改めて感じる。
が、石川ロードの時と違い、ドリューとライアンも参戦しているので、なんかできる気もしていた。
スタートの後、作戦通り前に集まるが攻撃ではなく、チェックの動きをしていく。
やはり、どのチームもキナンを警戒している。
なので、コース的にも僕は逃げに乗り、前待ちをしたいので逃げを意識的に狙う。
もちろん、メンバーは選んでいきたい。
シエルの冨尾選手が1人抜け出し、マンセボ選手、石上選手を連れていく形で仕掛ける。
逃げきりを十分狙えるメンバーなので、これで決めたい。
集団は容認の雰囲気が出て、止まり始めていたので、一気に差が開く。
後ろから、留目選手と風間選手が合流する。
シマノからも1人入ったが、総合は僕の方が上。
このままシマノも容認してくれ、逃げが決まるならおいしい。
と、草場選手がさらに合流。
僕と総合が近く、さらに愛三のエース格が2人入るという不利な状況にもなる。
また、このメンバーで逃げきる場合、後半に登りでふるい落とされる可能性があると判断し、すぐにできるだけサボるようなローテを始めた。
というのも、勝てなくとも、できるだけ逃げに乗っておくことで、チームは休めるし、残っているメンバーなら、後半に怒涛の攻撃で前に追い付いてくると判断したからだ。
先頭から、冨尾選手が脱落したものの、6人はローテーションを回し、集団と3分差をつけ始めた。
他のチームが動かなさそうなので、キナンが一気にプロトンをふるい落としにかかる。
キナンがプロトンを引いているため、僕は前ではツキイチで休ませてもらう。
逃げのメンバーには申し訳ないが、これもチームが動いてくれているので、できること。
心を鬼にして、ひたすら休む。
キナンが引き始めたため、プロトンも一気に絞られ、40名ほどに。
僕らとも2分を切ってきた。
残り4周、さらにペースを落とすことなくキナンが踏みまくったので、プロトンは15名に。
内、キナンが5人と情報が入る。
タイム差は1分前後になってきた。
これは次の周辺りに、攻撃に出ると予想した。
そのため、それに合わせ、僕も逃げ集団を破壊すべく、次の周でアタックすることにした。
ちょうど補給のタイミングで監督からも攻撃の指示が出て、チームとしても意志疎通ができている。
残り3周。
プロトンが30秒前後になっており、いつでも僕らに飛び付ける距離に。
唯一の登り区間で僕が仕掛ける。
マンセボ選手、石上選手のみ反応でき、3人逃げに。
このまま僕が耐えきれば、スプリントで勝てるし、個人総合も狙える。
後ろからは追走が見えないが、とにかくこの逃げを確定させる。
残り2周。
登りは不利なので前に出ず、ツキイチで堪え忍ぶ。
プロトンは前からこぼれた選手を吸収し、止まったみたいだ。
キナンも攻撃に出て、ドリュー、ライアン、津田の3人になったらしい。
タイム差がまた開き、1分30秒に。
これは僕が勝負しなければいけない。
監督からも激が飛ばされる。
残り1周。
この登りさえ耐えれれば勝てる。
マンセボ選手がアタック。
石上選手は反応できない。
僕は飛び付く。
マンセボ選手がグングン踏んでいく。
じわりじわりと離されていく。
チラッとこちらを見られ、離れているのを確認した途端にさらに踏んでいく。
悔しいがシンプルに力負けだ。
ここで出しきると2位も取れない。
少し緩め、できるだけ粘る。
淡々と踏んでいた石上選手に追い付かれた。
しかし、2人で回せばマンセボ選手に追い付くかもしれない。
登りが終わり、2人で回す。
もう足がないが、懸命に回す。
タイム差が開いていく。
さらに、後ろからホセ選手がおかしなスピードで飛んできて、そのまま僕らをパス。
2人で必死にしがみつこうとするが、付けない、、、
そのまま千切られ、2人で残り500m。
後ろからプロトンが見えたが、この距離なら追いつかれても、スプリントに備えてる僕なら勝てる。
そう判断し、自分のタイミングをひたすら待つ。
プロトンから金子選手が飛び出してきたのが見えたので、冷静に反応し、スプリント開始。
後続を引き離し、3位でゴール。
なんとか意地は見せれたか。
総合リーダーの中井選手がしっかり5位。
その次にライアンが6位。
チームとしては昨日同様、レースを動かし続け、キナンらしく攻撃的な走しりはできたが勝利に繋げることはできなかった。
しかし、チームの力で表彰台は確保できた。
最後は土砂降りの中、応援していただいたファンの皆様、ありがとうございました。
レースも残り少なくなってきましたが、少しでも勝利を増やせるよう頑張ります!
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