レース情報

距離　107.5km　順位 9位　総合　27位

レースレポート

総合ジャンプアップももちろんだが、ステージを狙いたい。
ということで、キナンはキナンスタイルを貫き、総攻撃の姿勢で挑む。

トマ、ドリューはマークされるうえに逃がしてもらえないので、他の4人中心に逃げを狙う。

総合順位が全体的にタイム差があるため、皆逃げたいことが予想され、アタック合戦が長く続くと思われる。

序盤からアタック合戦が続く。
予想通り、逃げたいチームが多すぎて抜け出しても追いかけ、抜け出しても追いかけが続く。

なので、僕は所々反応しつつも、本気で踏むのは1時間経ってからにしようと決めた。

案の定、集団もアタック合戦が続きすぎて、嫌気が差しつつ、疲れが見え始めた選手も増えてきた。

ここだ。

総合に関係ない選手かつ、5名以下なら決まる！
そう思い、ついて来やすい誘い出すような仕掛けかたで自分から仕掛ける。

狙い通り3人釣れた！
決めたいという意思見せにもなるので、長めに本気で踏む。

しかし、疲弊している選手も混ざっているため、勢いが止まる。
自分だけが無駄に踏みまくっても、逃げ続けることは無理なので、諦めざるえなかった、、、

そんな少し抜け出す逃げができては潰れが繰り返される。

また、6名ほどが抜け出すことに成功。
そこにすぐに飛びつき、集団と少し差が生まれた。

また、今回のメンバーはいい感じに回りそう。

が、また何名かすぐにバテて、うまく回らなくなる。
そうなると追いかける集団有利だ。

吸収され、残り3周。

アタック合戦が長いため、ペースも早く、もう終盤。

監督からも無線で僕はゴールに備えるように指示が出る。

この先の逃げには元喜さん、津田に任せる。

僕は少し休み、最後の勝負に備える。

積極的に動いてきたが、まだ足はある。
戦える。

残り2周。

ライアンが近くに来て、最後どうするか聞いてきた。
最後の2~3kmから道幅が狭まり、位置取りが激しくなるので、そこでは前をキープしたいと伝える。

任せろ。
俺についてこい！
と一言。
しびれる。

ラスト1周の鐘を聞きながら、ライアンが前に上がっていく。

そこからずっと前をキープし、ラスト4km。

他のチームが出てこないので、ライアンが前に出てくれた。
番手に収まって、いい位置をキープ。

少し早いかと思ったが、ライアンがいいペースで引いてくれる。

残り2kmでライアンがきつくなり、後ろにいた津田が前に出る。
と、同時にトレンガヌトレインが先行。

並ばれ、抜かれたので、乗り換えて後ろにはまりにいく。
が、やはり、他のゴールを狙う選手達も張り付いている。
奪い合いになりながら、ラスト1kmを切り、登りに突入。

ごちゃつきながらも、なんとか7番手辺りをキープする。

ラストコーナーに前で突っ込まないと、
と、思うがかなり早い。

しがみつくのに必死だ。

登り頂上のラストコーナー、斜度が変わり、前が詰まる。
その隙を突いて、外から上がってきた選手と絡まる。

コーナー立ち上がり、少し前と差を開けられる。

そのままもがくも、一度失速してしまった分、伸びない。

順位を上げられず、9位。

ずっと守ってくれて、最後引いてくれたライアンに申し訳ない。

そして、このTOJ期間中、4度目のシングルリザルト。
その4回共に、上位は同じメンバー。

最後の位置取りでうまく噛み合わないとしても、毎度同じということは、上位の選手と技術や力で劣っていることを認めなければならない。

だからこそ、どうしたら倒せるか、考えなおし、ロードレースのチームで戦っている部分を活かしていくことが必要だ。

自分、1人だけではなく、チームで戦っているので、そこで負けている部分を補い、明日の最終日は勝ってしめくくりたい。