名作中の名作。
2010年にDSで発売された逆転裁判シリーズでおなじみのタクシューが手掛けたアドベンチャーパズルゲーム。
スマホのアプリでも配信されており、2021年春に最新OSにも対応したということでもう一度遊んでみた。

いやあ、むちゃくちゃ面白い！！！
もちろん大筋は知っていてこうなるんだよなあって思っていても、一つ一つが丁寧に作られているから記憶があいまいでのめり込んでしまった。
これだから歳を取るのはスバラシイ！(物忘れ)

パズルゲームと書いたが、ストーリーに従っていて、場面場面で解決すべき目的がある。
このストーリーがまた語り尽くせないほどいいのだ。
詳しくはネタバレになるので控えるが、悲しいこともあったけど未来に向かって生きていこうなどのハッピーエンドではない。
すべてがひっくるめて一分の隙もないハッピーエンドなのだ。
もう魔法である。

ゲームはトリツクとアヤツルの2種類を駆使していくのだが、シンプルながら頭を悩ます場面も多く、しかしギミック自体は解ければサクサク進んでいき、爽快である。
そのため2度目のプレイなのですぐに終わってしまうかと思われたが、意外にもステージの多さに驚いた。
キャラクターたちの動きも派手で個性が出ていて、ボリュームは決して少なくない。

ストーリー上行けないところは「今は関係ない」などのメッセージではなく、物理的に進めないことで暗黙に誘導しているところが非常に好印象だった。

「…私は、ひとあし先に死んでいた。」
好きなんだよなあ。