十三機兵防衛圏はすごい

自宅待機が強く推奨され、予定はすべて消え、毎日ゲームざんまい。
ふむ、人生とはもっと自由でのびやかで穏やかなものだったのだな。

絶対やった方がいい。

噂に違わず入り組んだストーリーが爽快。未プレイはここで回れ右。プレイ後に語り合いましょう。
プレイ時間は34時間ほど。

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話題に一歩遅ればせながら、十三機兵防衛圏をクリアしました!
とても良かった……
良かったゲームは、
・やっていて楽しい
・はやくエンディングを迎えて救済されたい
の2種類に分けられますが明らかに後者でした。
そして、得てしてそういうゲームはつらい。
なんだろう、めでたしめでたしではなく、めでたしなんだけど作品後もキャラクターの人生が続いていく余韻というか、むしろ続いていくのに作品が終わってしまう閉じ込められた感というか。
ザンキゼロやグノーシアもほんと心が締め付けられた。(グノーシアはswitchで発売されましたね……)

十三機兵防衛ここがすごい

感想を語っていきます。

1. ゲームモード
ゲームモードが「追想編」「崩壊編」「究明編」と3つあってそれぞれ本編、バトルパート、アーカイブ。……だと最初は思ってました。

追想編は13人がそれぞれが主人公として10分くらいで終わるストーリーがどんどん時系列ばらばらと進んでいくので「どういうことだ?どういうことだ!」って叫びながら進めていきました。

それで追想編で「崩壊編10章終わったらストーリー進められるよ」って出てから崩壊編の方を進めて。
ただ追想編の途中で気づきました。崩壊編も本編だって。
ただのバトルパートじゃなくて物語の一部なんだなって。
補完どころか話はちゃんと進むし、プロローグで探索パートと交互になっていたのもミスリードだなと思いました。
最初の「いえ、僕は和泉ではありません。でも」にそういうことだったのかって気付かされたり。追想編と同じくらい叫んでました。
切り出して任意のタイミングで進められるようにしたって天才ですか。

そしてエンディングまで見て究明編を振り返っているときに気づきました。これも本編だわって。
究明編は時系列に話が進んでいるので、順にやると普通のゲームとしても遊べる!すごい!

物語だけじゃなく、ゲームモードが分けられている意味などメタ的にピースがぴったりハマっていくのも気持ちよかったです。

2. ストーリー
追想編では会話が登場人物の上に短文で表示されるから話している感と綺麗な背景が隠れなくてとても良かった。
その辺の子たちが会話しているのも「見える」から良い。
同時に会話が展開されるんですね。これがいい。

ストーリーはやっている途中は半分も理解できてなかったけど、究明編をプレイしていて結構ミスリードが多かったなあという印象です。
あとはループがややこしい。

時系列は、

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と思いきや

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でした。これに尽きる。

「時系列ばらばらで進む」って書きましたが、実際は回想や夢の話(どちらも過去だったというのがポイント)が挟まっているのと、プレイアブルキャラの時代ではなく期間がずれているだけで一人ひとりは時系列順に物語が進んでいるんですよね。

3. キャラクター
立ち止まったときのポーズや歩いたり走ったりするときの速度までキャラごとに個性があって面白かったです。
13人操作キャラがいるけど、その時の主人公だけが操作できるのがいいなって思いました。

これは満場の一致だと思いますが、機兵起動モーションがかっこいい!
崩壊編はCASUALでずっとやってたから、機兵降りたり乗ったりするシーンがあることに長いこと気づきませんでした…
STRONGやっている人の動画を見て知らない技がたくさんあったし、むちゃくちゃカッコ良かったのでちゃんとやりたいなっと思ったり。
一人ずつ「To the last battle」へ向かっていく怒涛の展開は滾りましたね。
自由に進められると言いながら、全てが手のひらの上で転がされているような気がしてなりません。

最初にクリアしたのは五百里ちゃんでした。五百里ちゃんの機兵起動モーションから物語が始まったので、自分の中では主人公です。
ファミ通のキャラランキングだと比治山くんが1位みたいですね。
推しは美和ちゃん、沖野くん、柴くん……サブキャラまで魅力的!

操作キャラの中では、緒方くんでしょうか。ループのところが好きです。
ただ公式カップルが目白押し過ぎて入り込む隙間ゼロでした。
13人だから一人余る!なんてこともなく。
東雲先輩も好き、好きだったんだけどプレイ中はちょっといらいらしました……幸せになってほしい。

途中までは面白いか疑っていたけど、

間違いなく面白かった!
ぜひプレイした方はお喋りしましょう。


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