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インスタ初期ユーザーが語る!99世代のリアルなSNS考察《後編》

先日書いた前編が思いの外反響がよく自分でも驚いています笑。
まだ読んでいない方は、こちらから前編も併せてチェックしていただければと思います!

では早速本題へ。
以下の3本だてで書いていきます!

後編の目次
●99世代のリアルなSNS事情
 - "共感"を生むインターネットテレビの登場
 - わたしたちの生活はシリコンバレーに支えられている
●99世代が思う「インスタ・SNS疲れ」とは
 - 基本はストーリーズ投稿
 - アカウントは最低2つ持ってる
 - インスタにいいねがつきにくくなったワケ
●インスタの3年前と今を比較する
 - 「憧れ」から「参考」へ
 - SNSの枠を超えたメディア力

●99世代のリアルなSNS事情

"共感"を生むインターネットテレビの登場

まずはじめに、インターネットテレビとは「Amazonプライム」や「Netflix」などプロバイダー・ポータルサイトが配信しているもの、「フジテレビオンデマンド」や「Ameba TV」などのテレビ局やラジオ局が配信しているもののこと。現在でも数多くのインターネットテレビが存在します。

私の周りでは、「Netflix」をはじめ「Amazonプライム」、無料で視聴できる「AmebaTV」何かしらで視聴しています。小・中学生の頃は、ドラマの話題が多かったのに対して、今ではネットテレビの番組についての話が主なので、10代のテレビ視聴率低下をとても実感しています。

テレビ朝日とサイバーエージェントが合併した会社が配信している「Ameba TV」は、オリジナルコンテンツを制作しているので例外ですが、主にテレビ局が配信しているものの多くは、見逃したドラマを再放送するものが多いです。一方で、「Netflix」「Amazonプライム」は定期契約型で登録しないと見られないオリジナル番組を配信しています。

2012年に、フジテレビにてスタートしたテラスハウスは、私の学校ではとても人気の番組でしたが、2015年からはNetflixのみの配信に。初めの頃は、高校生にとって毎月1000円の出費は痛く、月々1000円も支払ってテラスハウスを見るために契約するのはちょっと...という感じだったのですが、徐々に増えていった番組のラインナップの多さに登録する人が増えました。洋画や海外のドラマが好きで、月に10本以上レンタルすれば格段にお得になります。
ここで、格差が生まれ、Netflixに登録していないとNetflixオリジナル作品の話題についていけない。だから、遅かれ早かれ多くの人が登録していった結果、今では肌感で2人に1人あるいはそれ以上の人が視聴しています。

これは、Netfrixに限られた話ではなく「AmebaTV」の恋愛リアリティーショー(オオカミくん、今日好き、恋ステ など)、「Amazonプライム」のバチェラー。これらは、芸能人ではなくSNSで話題になった人や、モデルの卵のような「いそうでいない一般人」が出演しているためドラマよりもリアルで面白い!と10代後半〜20代前半の女性の間で人気番組になっています。

前編でも述べたように、芸能人ではなく「憧れの友達」のような存在であるインフルエンサーが出演することで、その親近感やリアルさが若者に刺さりやすい理由だと思います。また、これらの恋愛リアリティーショーをきっかけにモデルやタレントとして有名になる人も多くいるので、ひとつのインフルエンサーの登竜門とも言えると思います。


わたしたちの生活はシリコンバレーに支えられている

代表的な、「GAFA」(G : Google、A : Amazon、F : Facebook、A : Apple)に加え最近ではNetflixやメルカリなど。しかし、それ以外にも若者が使っているシリコンバレーを拠点としているサービスはたくさんあるのです。

①Uber、UberEats
Uberは、自動車配車サービスをしているサービスで、アプリでいつでもどこでもタクシーの代わりとして呼ぶことができ、欧米を中心に一時期はとても便利なサービスとして使われていました。しかし実際Uberは、日本ではあまり復旧しておらず、その代わりに2016年からスタートした「Uber eats」の使用率が特に最近とても高くなっていると思います。
配車サービスUberは、一度は便利なサービスとして使われたものの、タクシー会社の反対により最近では廃止している国もちらほら。そこで「モノの移動」に目をつけて、食べ物を運ぶサービスを開始したのはとても頭がいいなと思いました。以前読んだ「ユダヤの商法」という本の中でも、「ビジネスは女と口を狙え」という文があるように食べ物は人間が生きていく上で、絶対的に必要なものなので配車サービスから「食べ物の移動」に特化したUber eatsはまだまだ復旧するサービスだと思います。

私の周りでもUber eatsを実際に使っている人はいるので、普及率の高さを感じています。一番多いのは、今女の子だけでなく若い子が大好きなタピオカ。お店が近くにあるとは限らないし、あったとしてもとても並ぶので大学にUberEatsでタピオカを注文しています。私がインターンしている会社でも、お昼ご飯や夜ご飯をUberで頼んでいる人が多いです。

②Airbnb
Airbnb(エアビーアンドビー)通称エアビー。宿泊施設や民宿を貸し出すサービスです。実は、大学生が意外にも使っているんです。
まずは、海外旅行の時。1週間ホテルに滞在するのは学生にとってお金がかかること。ホテルには3泊するけど残りはエアビーで割り勘をして、宿泊費を浮かしたりしています。誰かの家と言っても、中には空き別荘を提供しているものもありホテル並みに綺麗な宿もたくさんあります。
もう一つは、大勢でのパーティーやお泊まり用に。大勢で借りれば一人当たりの負担額も少なくなるので、レンタルスペースを借りるより贅沢な時間を過ごせることからエアビーを使う人もいます。

Uberとエアビー。もうすでに出前やホテルがあるのにも関わらずなぜこんなにも使われるサービスになったのか。それは両者ともに、「空いているモノを有効活用する」というところが共通していると思います。Uber Eatsであれば、もちろん審査はあるものの自分の空いた時間に配達をしてお小遣い稼ぎができたり、エアビーは、使っていない空き部屋を誰かに貸すことで臨時収入が入ったりと。サービスを受ける側だけでなく、もてなす側にもメリットがあることがこんなにも使われるようになった要因だと思います。

③Pinterst
これは写真共有のサービスで、デザインやファッション・インテリアなどのインスピレーションをもらうために私は使っています。多くの大学生が使っているかといえば今はそうでもないのですが、「欧米のデザインやアートが好き」「スタイリッシュでクールなファッションが好き」な人が私の周りにはたまたま多いので使っている人が多いように感じています。

このように、私たちの生活で使われているサービスはほとんどがアメリカのシリコンバレーを拠点にスタートしたもので、日本発祥のサービスはほとんどありません。次、Instagramのヒットに続く新たなサービスが生まれること、またそれが日本から生まれればいいなと個人的には思っています。

●99世代が思う「インスタ・SNS疲れ」とは

アカウントは最低2つ持ってる

今の10代、20代は基本インスタやツイッターなどSNSのアカウントを2つ持っています。一つは、鍵をつけないで公開するアカウント。もう一つは、鍵をつけて仲のいい友達にだけ公開するアカウント。鍵アカウントは鍵アカウント同士で相互フォローするのが一般的です。

みんなに見せたくない写真なら載せなきゃいいじゃん!と思うと思いますが、やっぱり人間特に女の子は承認欲求が強いので、多くの人には公開したくないけど仲いい子には見て欲しいという気持ちがあるんです。あとは、単に日記感覚としてみんなに見せるほどじゃないけどその出来事を思い出として残して起きたいという気持ちでしょうか。

ここからも、すでにSNSに疲れていることが感じられます。周りに何か思われるのが面倒くさいから、結局鍵アカウントにばかり写真をアップして、公開アカウントは年に数回アップするだけ。見ている人が多いアカウントはなんとなく綺麗な写真をあげないといけない...とか、自撮りをあげたらdisられる...だったら仲いい子だけが見てるアカウントにあげよう。
恐らくこれは、若い子たちが特に感じているインスタ・SNS疲れだと思います。


基本はストーリーズ投稿

多くの人がもうすでに書いている内容だと思いますが、さらっとストーリーズについての考察も書いておこうと思います。前編でも書いたように、Snapchatからスタートした「投稿から24時間経ったら消える」機能は、SNSに疲れていた私たちにとって革命的な機能でした。その後、インスタでもストーリー機能が実装され、Snapchatのストーリーを使う人は減りましたが...笑。フィード投稿では投稿するほどのことじゃないけど、思い出として残しておきたいからストーリーズを使うのだと思います。
よく見るのは、フィードには上げづらい彼氏との写真をストーリーにはアップすることですかね笑。

特にインフルエンサーにとって、ストーリーズ機能によってお金稼ぎができるようになりました。インスタのストーリーには1万人からリンクが埋め込める機能があり、今では一つのビジネスとして成り立っています。また、アンケート機能や質問機能で、インフルエンサーや芸能人とユーザーがよりコミュニケーションを取れる場所になったことも大きな変化だと思います。

インスタにいいねがつきにくくなったワケ

2~3年前に比べて、インスタにいいねがつかなくなった。そう感じている人多いのではないでしょうか?私もそれをまさに感じている人の1人で、なぜいきなりいいねがつかなくなる現象が起きたかを調べました。原因は、ズバリ「若者のSNS疲れ」「インスタが賢くなった」ことの2つ。

まず、前述した「若者のSNS疲れ」。基本はストーリーズ投稿するようになったことや、アカウントを2個持っていてメインの方は見るだけの人が増えた結果、みんないいねを押さなくなりました。実際私も、昔は全投稿にいいねを押していましたが、最近はタイムラインを流し見していて気になった投稿にしかいいねを押さなくなりました。
もう一つは、「インスタが賢くなった」。とにかくインスが賢くなったんです!!大事なので2回言いました。
インスタの登録者が増えたことから、物理的に投稿される写真が多くなりました。よく、インスタ運用をするときに「おすすめ欄」に載ることが大事と書いてある本が多いかと思います。数年前であれば、そもそもいいねが多い投稿はおすすめ欄に載るシステムになっていたのですが、今はいいねもフォロワーもお金で買える時代。必ずしもいいねが多い投稿が、いいコンテンツとは限らなくなったんです。そこで、インスタが何を基準におすすめ欄に載せる投稿を決めるようになったか。それは、「保存数」と「そのポストへの滞在時間」です。

有益な情報がある投稿は、何度でも見返したいからユーザーは保存します。
私が実際に運用して感じたことは、例えばカフェの投稿やコスメの投稿はとりあえず保存しておいて、後日カフェに行くなりコスメを買う時に参考にしようと思うので保存数が伸びる傾向にあります。
もう一つは、「そのポストへの滞在時間」。頭がよくなったインスタは、ポストへの滞在時間さえも計っているのです。滞在時間を伸ばす方法としては、キャプション(文章)を長く書いたり、複数枚投稿してユーザーがそのポストを見る時間を長くしたりすることで、インスタにも有益なコンテンツとして認められ、結果的におすすめ欄に載る確率がアップします。

このインスタの変化を知らずに、今までと変わらない投稿スタイルをしていると私のアカウントのように、急にエンゲージメントといいねがつかなくなってしまいます笑。


●インスタの3年前と今を比較する

「憧れ」から「参考」へ

時々、特別きれいな(インスタ映え)写真ではないのになんでこんなにいいねがついているのかと思う投稿はありませんか?
それは、今まではきれいな写真には「憧れ」としていいねがついていたのですが、今はきれいでインスタ映えの写真はインスタ上では量産型。もうみんながインスタ映えスポットで、インスタ映えの写真を撮るようになったので、「憧れ」の写真にはいいねがつかなくなりました。これもSNS疲れからきていると思いますが...。
それよりも、わかりやすい写真や、情報がつまったイラストや写真の方がユーザーが「参考」として見るようになったのがこの数年間で変わったことだと思います。


 SNSの枠を超えたメディア力

数年前は、生活の一部にあったSNSですが、今ではSNSをきっかけに生まれる仕事やビジネスが数多くあります。
たかがSNSですが、新聞や雑誌といったメディアと同じように企業はSNSをメディアとして使っていかなければならなくなりました。そのためには、たかがポストでも、どうしたら保存数が伸びるような有益な情報を発信できるか、どうしたら多くの人がこのポストに目を引いてくれるのか。インスタが頭を使うようになったからには、私たち人間も頭を使ってSNSを使わないといけません。

私自身、好きの延長線上としてSNS運用の仕事を始めてから、さらにインスタの奥の深さに気づき、1ポストするにも前までは考えられないほど頭を使うようになりました。まだまだ、知らないことだらけの未熟者ですが私が発信するからこそ価値がある情報はあると思います。


いろんな人とコミュニケーションを取りながら、これからもnoteを書いていきたいと思うので読んでいただけたら嬉しいです😌
これが知りたい!や、疑問に思ったことあればお気軽にリクエストお願いします!

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