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就活にやる気が出ないまま気づいたら3月になり憂鬱な人へ

今日から3月。

ああ、ついに就活解禁されてしまった、
そろそろ本気で就活に力を入れないと・・・
でもやる気が出ないな、面倒臭いな・・・

恐らく多くの人がこんな気持ちになっていると思うので、
少しでもポジティブな気持ちになってほしいという気持ちを込めて
今回は私の就活事情を振り返り紹介したいと思います。

大学3年生からの1年間を振り返ったらかなり長くなってしまったのですが、
就活中の大学生も、そうでない人も
一つの物語として読んでいただけたら嬉しい限りです。


自己紹介・略歴

まずは軽く自己紹介から。
今年社会人2年目を迎える24歳、今はIT企業で働いています。

学生時代は入りたいサークルも部活もなく、高校生からライターをやっていた関係で大学1年生の時からブログ会社を運営するベンチャー企業インターンを始め、CSやキャスティング、Instagram運用などをやっていました。

大学2年生の時はまた別の会社で、WEBマガジンのライターや校閲、Instagramの運用をインターンとしてやった後、
大学3年生からは個人事業主として、いろんな企業のInstagramやTikTok、インフルエンサーのYouTubeのマネジメントなどもやっていました。

大学3年生

ガクチカだけだと就活無双しそうですよねw
当時は私もそう思っていました、どこの企業でも行けるだろうと。

だから大学3年生の時は就活の準備をしてないどころか、夏のインターンがいつ始まるのかさえ知らなかったです。

私の代は、大学3年生の始まりがコロナ全盛期の年でした。
みんな部活やサークルがなくなって、就活もどうなるのか不安な一方で、私がやっていたSNS運用の仕事はパソコン1つでできる仕事だったので、むしろかなり忙しくなりました。

そんなこんなで幸いにも忙しい大学生活を送っていて、周りの大人にも、どこでも行けるでしょ、もう独立しちゃいなよとか言われることもあって。
どうにかなると思っていたので、就活への不安もなかったです。

今思えば、自分の将来と真剣に向き合うことから逃げていたと思います。

そして、気づけば3年生の1月。
さすがに周りもピリピリし始める頃、大企業のインターンの1つや2つぐらい行った方がいいかなと思って、電通の冬のインターンに応募しました。

クリエイティブ職のインターンということもあって、
私の変わったガクチカが面接官にウケ、面接対策の1つもせずノリで通過できちゃったんです。

ここで、さらに、ああどこでもいけるじゃんという気持ちになりましたねw

2月:やっと就活を意識

電通のインターンが終わって、
やっとこさ、そもそも就活がどんなスケジュールで、どんなフローで進むのか調べ始めました。

するとどうやら、3月1日に一般的に情報解禁がされて、WEBテスト、ES、複数回の面接があり終わるのは早くても5月末とか長いと7月、それ以上かかるらしい。

とにかく何かに拘束されることが嫌いな私にとって、有無を言わさず6月まで就活というものに縛られるのが不愉快な気持ちになりました。

でもまあ、周りもみんな頑張ってるし、やるしかないかあと。
正直かなり舐めきっていたので、就活に対してやる気もなく、内定いくつかもらってから進路考えようぐらいにしか思ってなかったです。

3月:いよいよ就活がスタート

遡ること3年前の3月1日。

当時の私の気持ちとしては、憂鬱というよりも
面倒臭いからとっとと内定もらって終わらせたい気持ちが勝っていて。
とはいえ、絶対ここの内定もらうぞ!みたいなやる気もなくて。
面倒臭いという気持ちが勝っていましたね。

周りは就活憂鬱モードだったんですが、
でもこの就活に対するネガティブな気持ちは同じはずなのに
みんなめちゃくちゃ就活頑張るじゃんと思ってました。

これも今思うとかなり舐めてるというか
上から目線ですよねw

その時に、ネガティブな気持ちの中でも
頑張れてる友達と、頑張れていない自分のギャップを感じました。

準備はしてないわ、気持ちは舐め腐ってるわ
そりゃ企業もバカじゃないんで、
受けた2社ともあっけなく落ちちゃいました。

4月:とにかく忙しくして現実逃避

就職先がなくなったら、追加でエントリーしたりするのが普通だと思うんですが、目の前の仕事が忙しいことを理由に不安を感じないようにしていました。

謎に就活生に対抗心燃やしたりして、
初任給より私の方が稼いでるしとかちっぽけなことも思ってましたね。

5月:周りが内定をもらい始める

5月になると、内定が決まった友達もちらほら出てきて。
一方で、エントリーした2社とも落ちて進路どころか、将来について全く何も考えていない状況。

今だから言うと、どこにも内定できると思っていたのに全滅の結果がとても悔しくて、恥ずかしくて、「本気でやってなかったし」という言い訳で逃げてました。(ダサすぎるw)

そんな自分がめちゃくちゃ嫌で。
大学4年生になった4月から6月はそれまで以上に忙しくして、将来のことを考える時間をなくしたい、就活ちゃんとやれと言う親を見返したい気持ちでとにかく働いてました。

忙しくすることでしか正常心を保てませんでした。

でも幸い周りの環境に恵まれていたこともあり
大学3年生の時には初任給の倍ぐらいのお金は稼げるようにはなったんですが、ふとエンジンがここで切れてしまったんです。

一定生活できるレベルにはなっていたけど
今まで負のエネルギーで走り続けていた私にとって、
やっぱりどこか今やってるSNSの仕事で独立する!なんて度胸もなく。

突然、
あれ、私これでいいんだっけ?
という気持ちに襲われました。

7月:なんでもいいから進路を見つけたい

7月になって周りのほとんどは内定をもらってる状況でした。
一方私は、進路が決まっていない自分の状況にとても焦っていました。

とにかくどこでもいいから内定をもらいたい。
そんな気持ちでした。

そこで手当たり次第、学生時代に少しでも関わりのあった社会人の人に連絡して相談に乗ってもらい、経営者の知人には雇ってもらいたいみたいな図々しい話もしに行きました。
(あの時は本当にご迷惑おかけしました)

でもその図々しい相談をしにいった時が
私の人生が変わったタイミングでもありました。

その時に相談に乗ってもらった一人に
一通りの状況を説明して言われたのは、
「本気で就活やったの?やってないで悔しがってるなら、もう一回本気で就活やってみればいいんじゃない?1年遅れることがなぜダメなの?」
と。

その一言が、私が今まで見てみぬふりをしていた感情と向き合わなきゃいけない時を教えてくれました。

・望んだ結果にならなかったことを「本気じゃなかった」を言い訳にしてるのダサいな
・本気でやってダメだったのと、本気でやらずにダメだったのとじゃ、今後の人生において絶対に就活しなかったことを後悔するな
・悔しいってことは、やっぱりどこか就活に未練があるんだ

今だからこそ、こうして素直な気持ちをアウトプットすることができてますが、ずっと気を張って、プライドも高かった私にとって
自分の本当の気持ちと向き合うことはめちゃくちゃ辛かったです。

でも恥ずかしいとか、辛いとかそんな気持ちよりも
将来絶対にこの瞬間、出来事を後悔したくない
がこの時の一番素直な気持ちでした。

8月:腹を決める

8月はとにかく自分の素直な感情に向き合い続けました。

大学付属の学校に通っていたこと、
それまで成績良く、レールを外れずに生きてきたこともあり
私の中で「留年する」ということにかなり抵抗がありました。

でもそのことに関しても、きっかけの一言をくれた人に
「その後の人生、就活から逃げた自分を背負い続けるのであれば、
1年のズレなんて大したことない。社会人になったら1年どころか2年3年ずれている人なんてたくさんいる。周りからの目よりももっと自分の人生を生きた方がいい」
と喝を入れてもらいました。

その時に自分が思っている以上に周りの目や、
周りのペースに合わせて生きていたことにハッとさせられました。

向き合いたくない感情とたくさん向き合い、結果
今後の人生を後悔しないためにもう一回就活にチャレンジしよう
と腹を決めました。

私が好きな「20代で得た知見」という本の中に
「逃げても『それ』は追ってくる」
という言葉があります。
この言葉に出会ったのは、その後ですがまさにその通りだと思います。

9月:再度就活スタート

腹に決めたはいいものの、
もう既に23卒の夏のインターンは終わってるんですよねw

なので、まずは
どうすれば9ヶ月後の自分が就活を全力でやり切ったと言えるのか
を具体アクションに落とし込むことから始めました。

これは私にとって結構重要なことで、一番避けたいのは
2度目の挑戦なのにやっぱり今年も本気を出せなかった
という状態でした。

だからこれをやり切れば私は就活を全力でやり切った!
と言えるものが欲しかったんです。

その次に自分の中で大事なことは
何を持って就活を「成功」と定義するか
ということです。

お給料が高い企業に入ることが成功なのか
就職偏差値が高い企業に入ることが成功なのか
お父さんやお母さんが望む企業に入ることが成功なのか

何が成功かは自分で決めることで、
周りから「すごい!」と思われる企業に入ることが成功とするなら
人それぞれ価値観があるのでそれでいいと思います。

でも今の私が思うのは、
周りが「すごい!」というのは一瞬
その後の自分の人生は一生
私はもっと早くこの言葉に出会っていたらと思います。

10月〜:あとはこれから動くだけ

とはいえ就活ってなんなのかよくわからない。
プロセスも大事だけど、せっかくやるなら結果も欲しい。

ここで気づいたのは、就活への不安は
もちろん内定をもらえないかもしれないという気持ちもあるかもしれませんが、何をやればいいかがわからないことが大きいということ。

わからないので、大人であれば誰でもいいってわけじゃないんですが、
自分の軸を持って納得した就職活動をした大人に
就活時代やってきて良かったことを聞いてまわりました。

全てを鵜呑みにするのではなく、
色んな人のやって良かった就活準備をカスタムして、
自分なりの最強就活TODOリストを作ると、
もうあとはそれをやり切るだけなので不安も少しは軽くなると思います。

ちなみに、この時点で11単位残っていて
卒業することもできましたが、2単位残して半年間留年する選択をとりました。

1月〜:本格的に選考が始まる

10~12月は、自分で決めた最強就活TODOを一つずつ潰していくこと、
1月から始まる選考に備えた準備を主にしていました。

そしてIT企業などは、通年採用を行なっているので
1月からは徐々に選考が始まってきました。

もちろん受けた企業全ての内定をもらえたわけではないのですが、
圧倒的にその前の年よりも手応えを感じました。

8月に腹を決めたこと、
9月から準備で土台を作ってきたこと、
それによって生まれた自信が話し方や雰囲気に出ていたからだと思います。

そしてこの準備のおかげで、これで落ちたら合わなかったんだなと思えるようになり、落ちてしまったとしてもメンタルを前向きに保つことができました。

本気でぶつかってダメなら、それはその企業と合わなかったということです。この世の中ごまんと企業もありますし、企業に就職することが全てでもないです。

もしこれから、内定がもらえない状況が続いたとしても
この言葉を信じて前を向いて欲しいなと思います。

5月:就活に終止符

もうどこでもいいから働きたいと思っていた7月から10ヶ月が経った大学5年生の5月。

選考の中でここでなら自分がなりたい自分を叶えられるかもしれない、
ここで働きたいと思える企業と出会い、
内定することができました。それが今1年目で働いている会社です。

1年目が終わろうとしている今、
もちろんこの1年、楽しいことばかりではなく、大変なこともありましたが、今前向きに働けている一つの要因としては、
この時に「自分で納得感を持って決めたこと」があると思います

6月〜:やり残したことを全てやってく

5月で就活は一旦終えたので、
ここからは就活の話ではなく、
入社までの出来事を備忘録的に書いていきます。

大学丸々2年間、コロナで潰れてしまったことで
海外旅行に行けてなかったことが心残りでした。

内定承諾して、担当人事にも6月からがっつり海外旅行に行くので
以降対面難しいです!と生意気に宣言してから、
3ヶ月間ヨーロッパに行き、韓国、ハワイ、アメリカ西海岸、タイ、ベトナム、インド、メキシコ・・8ヶ月で14カ国に行きました。
(この生意気発言を許してくれる会社でもある)

コロナ禍から溜めていた貯金は見事にすっからかんになりましたが、
何一つ後悔ないです。

海外旅行はお金がかかるので、誰にでも勧められることではないですが、
社会人になる前に、お金が許す限り海外に行くのはとてもおすすめの過ごし方です。(友達との遊び程度なら、社会人になってもできるので・・)

10月からはずっとやりたいと思ってたアパレルのバイトも始めました。

周りにはなんで今更バイト!?みたいに驚かれましたが、
高校3年生~大学1年生の半年のカフェのバイト経験以外、
バイトをしてこなかったので何かやりたいと思っていたのと、
洋服が好きだったのでタイミングよく募集していたブランドで働き始めました。

時給は¥1,100の最低賃金でしたが、
お金では買えない経験をできて本当に良かったです。

これから就活をする人へメッセージ

ここまで読んでいていただきありがとうございます。

就活をすることが当たり前になっている環境だと、
就活をして本当に良かった
という話はあまり聞く機会がないと思うのでこのような記事を書きました。

2回の就活を経て思うのは、
結果論ではありますが、
1回目で全滅という結果になって本当に良かったなと思います。

やっぱりあの時なんとなくで上手くいっていたら、
今もまだ他人軸で生きていたと思うし、
今ほど前向きに働けてなかったと思います。
そしてその後も、どうせなんとかなるしという舐め腐った気持ちで生きていたと思います。

これから本格的に選考が始まる中で
落ち込んでしまうこと、辛いことあるかと思いますが
絶対そこで向き合った結果は未来の自分を支えます。

言葉で言うのはとても簡単ですが
ぜひ未来の自分のために全力で向き合って
納得の結果になるよう頑張ってください!




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