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シードルツアーをアテンドしました

11月末、とあるところからのご依頼で、首都圏からのお客様を迎えたツアーをアテンドしました

こちらのツアーは1泊2日で、私たちがアテンドしたのは2日目。弘前市内のシードル醸造所を巡り、最後は私たちが運営するシードル&カフェ『ポム・マルシェ』でシードルと地元食材を使ったお料理とのペアリングを楽しんでいただくというものです

醸造所巡りでは、りんご公園内にあるkimoriさんにお邪魔し、代表の高橋さんのお話をうかがいながら、ホットシードルで温まっていただきました
kimoriさんにはウッドデッキもあり、周りがりんごの木に囲まれているのでとても気持ちが良いのです

2箇所目はテキカカシードルを作っているもりやま園さん。そちらでは、テクノロジーを駆使して管理された近代的な農家のあり方を、森山社長からお話いただきました
普段、一般の方が立ち入れない醸造所の中も少し見せてくださり、参加された方も貴重な体験だったと喜んでいただけました!

『ポム・マルシェ』でのランチは、スターターとして、お店のメニューの「シードル煮込み」をリエットに仕立て、紅玉の薄切りに乗せ、タムラファームさんの「タムラシードル紅玉」を合わせていただきました。その後も弘前シードルをメインに、私たちのお店で扱う海外シードルも織り交ぜながら全6種類のシードルと、津軽の家庭ではよく食べられている「子和え」という人参の細切りとたらこを炒めたものや、津軽のソウルフード「いがめんち」、シードルを炊き立てのご飯に混ぜ込んだ「青天の霹靂」のシードルご飯など青森の特産品や郷土料理を楽しんでいただきました

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デザートには、ポム・マルシェの人気メニュー、バスクチーズケーキとスペインのシドラを。最初はこれが本当に合うの?とお客様も半信半疑でしたが、食べ進めるうちに、乳酸菌発酵からくるシドラ特有のヨーグルトのような酸味とクリームチーズの風味に共通項を見つけられたようです

デザートだけでなく、様々なお料理とシードルとの組み合わせをお客様もご自身で試され、お好きな組み合わせを見つけていく様子が私たちとしても見ていてとても楽しく、ワクワクした瞬間でした


今回おもてなしするにあたり、食材はもちろん可能な限り県産品を使用していましたが、”しつらえ”の部分でも藍染の風呂敷でお弁当を包んだり、津軽焼のシードルカップやお皿、りんごの木で作ったシードルカップを置くトレー、金山焼きの豆皿などをご用意し、全体を通して津軽とりんごを堪能していただけるようになっていたのも、お客様からは大変好評でした
藍染で包んだお弁当を並べた瞬間は、「うわぁ…」と思わず声が漏れるほど美しかったです

お弁当を作ることのは初めてのことで、知識・経験共に不安があったので、今回「澱と葉」主宰の川口潤也さんに助けて頂きました
勉強になったし、精神的にも助けられたし、何より一緒に作り上げていくのがとても楽しかったです

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他の地域は旅行で行くことがあっても、なかなか弘前を旅行者の目線で見たことがなかったので、これからもっといろんな体験をして弘前やシードルの魅力を伝えていければいいなと思いました

コロナが終息したときにはたくさんの観光客の方に来てもらえるよう、ちょっとずつ準備をしなくては


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