冬ザン2024

ツナグ
構成良 エピソードがつぶだっている 見せたいものがわかる 
人間失格
ザンパラではあまり見ないタイプの軽やかさに驚いた チームワーク 集団で魅せるが、会話を担う人たちの演技も行動から作り込まれているテクニックの良さ 創意工夫てんこもり 内容は実は陳腐だが、陳腐だからこそ創意工夫自体を楽しめる 
自己忠臣蔵
人間失格とは真逆にパラメータ振った上演 工夫も多いがこの難題が「さあ魅せてくれ」という思いには一歩届かない歯痒さ 単純に難易度の高いことをやっている しかし心がざわつく無二の体験がある この題材だからこそ軽やかに遊んでくれたらと思う
「復讐の連鎖」をわからずにやっているわけでもないし、闘いの果てしなさは連鎖にあるのではないと反論したくなる 構図上は誰かvs誰か、に見えても、まあ実際その面はあるのだが、それは必要な過程の一つに過ぎない 私の出会ってきた限り、闘いの当事者は例外なくそれをわかって闘っている なぜなら彼ら、私たちは敗北から始めているからだ 敗走した先でまた裏切られ続け、敵は個人ではなく全人類にまとわりつく何かだと既に知っている わかったその上で大衆の個人攻撃にまつわる感情を利用しなければならないこともある ずっとその責任を取り続けている
寺坂みたいなやつはどうせすぐにいなくなる この闘いの果てしなさを知ってから、どうするかだ
ドラゴン
戯曲がよくできすぎ 男女のいざこざばっかり描いてるくせにさ… ふつうに面白かったです(すごい)


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