読売新聞「豚コレラ根絶　道遠く」９月24日↓

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200924-OYT1T50036/

　３日前の新聞内では、「本州では、愛知県の12月、沖縄県でも今年3月を最後に豚の新規感染はない。」「国が豚へのワクチン接種を決めてから1年経つ。」にもかかわらず、イノシシ感染が止まらず、豚コレラ根絶はまだまだ時間がかかることを述べていた。

　だが、昨日の夜、新たな豚コレラの発生が確認されたことがニュースになった。

読売新聞「国内で半年ぶり豚コレラ確認、群馬の養豚場５３９０頭殺処分へ…知事「痛恨の極み」」９月26日↓

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200926-OYT1T50233/

   ぜひ、URLからニュースを見てもらいたい。（新聞紙でこのニュースを探した時、とっても小さい記事だったことに驚いた笑）

ニュースキーワード

・豚コレラ
・ワクチン接種
・5390頭処分へ

キーワード①豚コレラ

豚コレラ＝豚熱（CSF）　
家畜伝染病に指定されており、発生した農場はすぐに届出を出し防疫処置を行う必要がある。

感染はイノシシと豚のみ

【症状】強い伝染力と高い致死率が特徴。41度以上の発熱（平熱は約39度）、食欲不振や下痢がある。急性の場合は、運動失調、後躯まひ（人間で言う下半身？くらいの場所）や、耳・尾・下腹部などに紫斑が出て、数日から2週間程度で死にいたる。
【感染経路】主に野生イノシシ・人・車などの移動によって媒介される。
ウイルスを持ったイノシシや豚は、唾液・鼻水・糞などからウイルスが排泄される。血液や筋肉、内蔵からも媒介されるため、ウイルスを持っていた精肉や加工品を介して感染が広がるケースもある。

　と畜場法に基づいて、と畜検査員が検査し、合格したもののみが流通するので、豚コレラに感染した豚の肉が流通することはない。万が一、ウイルス感染した豚肉を食べても、人には感染せず、健康に影響はないとされる。

　つまり、豚コレラ（豚熱）は人に感染するウイルスではなく、一度発生すると養豚場が壊滅的な被害になるため、養豚の安定経営に大きく関わるウイルスであると言うこと。

キーワード2以降は次回に。