見出し画像

5/21 旧暦:4月10日 小満&蚕起食桑

二十四節季:小満 
陽気がよくなり、生命が満ち満ちていく小満。
今日は正にそんな日。太陽の光が降りそそぎ、人間でさえ腕を思い切り伸ばして背をピンとさせたい気分。さっきからいろんな虫が私の近くを通り過ぎ、賑やかな朝。いい。小さな満足。小満?

七十二候: 22候 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
蚕の繭がシルクの原料。
現代人にとって、あれから、糸に紡いで織って布地にしていくを手作業でやっていたなんて永遠に終わらない様な気がする。
しかも、蚕様は大食漢で美食家らしく、昼夜中、新鮮な桑の葉を食べ続ける。まぁ、それを最終的に利用するのは私たち人類ではあるのだけれど。

旧暦卯月の別名に、木の葉採月(このはとりづき)があるのは、お蚕様の為に桑の葉を取ることが由来。
旬のソラマメを蚕豆とも書くのはさやの形が蚕に似ているから。
蚕時雨(こしぐれ)は蚕が葉を食べる音。ぱらぱらと弱い雨の音に似ているらしい。虫が葉を食べる音が聞こえる環境。それに名をつける豊かな文化。
雨の季節、いろんな雨の名前、形容を知ればきっと素敵な雨の季節を過ごせるに違いない。


一つの季節名からいろいろな素敵な言葉や風習がつながる面白さ。

そんな自然に沿った生活がしたいとずっと思っているのに何にもできないで何年も過ごしてしまっている。どうしたらいいのか。まったく。

仕方がないから、せめて料理をしようと今は甘いものを小まめに製作中。

ビスコッティは大成功。カカオとずっと余っていた胡桃を使った。次は別の食材で試してみたい。

人参パウンドケーキは全粒粉で作ってみた。しっとり感がおいしいけれど、パンチがない。もっとスパイスやらドライフルーツを加えてリベンジしよう。

贅沢なことだけれど、自分のキッチンが欲しい。所詮今の暮らしは肩身の狭い居候。脱出方法を考える。

この記事が参加している募集

雨の日をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?