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花テロ〜華に託した想い〜


今野「本田さん初めまして。ですかね。あらためてこうしてお会いするのは?」

本田「考えてみればそうですね。Twitterやスペースでは何度か話しているので、実際に会って話すのは初めましてですね。」

今野「なんだか、初めてお会いする感じがしないのがむず痒いような気がすします。」

本田「僕もです。」

今野「色々とお聴きしたい事があるんですが、本田さんTwitterで花テロとハッシュタグをつけて花の写真と言葉を載せているじゃないですか、あの言葉は仏教の教えというか、説法の言葉でしょうか?」

本田「中にはそういう言葉もありますが、僕が日々思ったことや、感じた事を言葉に乗せている事が多いですね」

今野「本田さんの言葉一つ一つに力を感じます。本田さんの花テロをみて救われる方も多くいるかと思いますが、本田さん自身はどのような気持ちで書いていますか?」

本田「僕は職業柄、人の悩みや悲しみを受け止める事が少なくありません。しかし僕に出来ることは聴くこと。ご本人から出た気持ちを受け止めてあげる事しかできないんです。その中の言葉から本当の思いを汲み取って、聞いてあげる事でご本人の気持ちを鎮めて頂くんです。」

「その言葉一つ一つを花に乗せているだけです」

今野「本田さんご自身は辛くなったりはしませんか?」

本田「僕だって人間ですからね、たまに滅入る事だってありますし。怒ったりもしますよ。しかし怒っても仕方ないですし、その時はsnsも閉じて。自分1人の時間を作って、甘いもの食べたり、車で歌ったり、女の子とデートなんかもします」

今野「スイーツテロとして甘いモノも載せてますね。お好きなんですね」

本田「僕、若い頃は凄いお酒飲みで。毎日飲んでたんですよ。ある時にお医者様に、脳が萎縮してる。このままだと長生きしない。って言われて、そっからキッパリお酒やめて、そのかわり甘いモノ食べるようになったんです。」 

今野「それでお酒飲まれないんですね。」

本田「今野さんは、しんどくなった時はどうされてますか?」

今野「僕は娘と遊んだりaikoの曲を聴いてますね」

本田「ライブ行けたみたいで良かったですね。」

今野「はい、一時は結婚と聞いて、ショックでしたが…ライブ最終日に絶対に行きたいと思ってTwitterで呼びかけてなんとか行けました。」

本田「凄い熱量でしたね。snsの力を凄く感じました。今野さんの思いが通じたんですよ。」

今野「本当、人と人の繋がりの大切さを今一度感じる事ができて本当に感謝です。言葉の力というのは凄いですね」

本田「僕も思います。言葉というのは色々な感情や思いがあって、声ではなく文章にした時に、言葉にならない言葉を、こちらがどう受け止めて、本当に言いたい事を分かってあげられるか。まぁ大半はこちらの妄想もありますけどね。」

今野「妄想ですか?」

本田「今野さんは胡蝶の夢をご存知ですか?」

今野「荘子が説いたとう」

本田「そうです。夢の世界なのか現実なのか、それらを認めていずれをも肯定して受け容れ、それぞれの場で満足して生きればいいのです。だから僕は、妄想や夢の世界でも花と共に言葉を紡ぎたいたいと思うのです。」

今野「僕は出来る事なら、なるべく会って、話したいです。会って言葉を感じたいです」

本田「それも一つです。大切なのは否定せず受け入れる事。どれも正解で間違いではありません。まぁ、Twitterでもリアルでもクソリプなるもがありますが、あんなのは相手にするだけ疲れるだけなので、無視ですけどね。」

今野「言葉はむつかしいですね…。」

本田「言の刃にもなりますが、希望にもなります。僕の言葉達が誰かのためになれば幸いです」





今野「本田さん、一つ提案があります。」

本田「はい、なんでしょう?」

今野「花テロ、書籍化しませんか?」


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イラスト提供 雨さん

『徒花』
本田武彦・著
46判変形/192頁/1800円/本文4色




今野「ところで本田さん、女の子とデートでだれですか?」

本田「花の馨に誘われてね…」


終わり。




フィクションです!!

今野さん、本田さん。

花テロ書籍化、現実になるのを楽しみにしています!