【機材紹介】 - 見た目はDタイプ、中身は一世代前…謎のオールドレンズ - Ai AF Nikkor 28mm F2.8 S (New)
おは今晩にちわ。mizukiです。
いきなりですけど、オールドレンズって良いですよね。柔らかくてゆる〜い描写は現行レンズが出すキレッキレの描写とはまったく異なる趣。そして中古だから手の出しやすい価格で買える経済性などなど、スーパータクマーの55mmの価格が急騰してるのも頷けます。
今回紹介する28くん(愛称)もゆるふわ描写を求めてオールドレンズとして購入したものです。
レンズとの邂逅
このレンズとの出合いは今年の2月。当時、学生だった私はとにかくお金がなく、レンズなんて買い足せる余裕はない…けどXF35mmF1.4(後日紹介)を使い過ぎて飽きてしまった…どうしようと悩んでるとカメラのキ○ムラのネット中古でNikkorの28mmの並品が駅前の中古買取センターに出てるのを見つけ、つかさず機種を調べると素敵な作例がザクザクと、そしてお値段6000円也…
いや安すぎないか…?
とは思いつつ、フルサイズ換算42mmはスナップする上でもうちょっと色々写したいってときに役立つ画角と思い、購入。
そして僕はAi AF Nikkor 28mmF2.8 D を買ったと思いこんでいた…
レンズの正体
てか最近まで新品で売ってたレンズが6000円って安すぎでは…あれ、最短撮影距離が0.30だ、0.25じゃない…てか
Dって書いてないじゃん!!!!!
ネットで情報を掻き集めてみると、このレンズは1986年に発売されたAi AF Nikkor 28mm F2.8Sにゴム巻きのピントリングを換装し、1991年からDタイプが発売された1994年までの3年間販売されていたAi AF Nikkor 28mmF2.8 S (new)であることがわかった。
つまり、このレンズは見た目はDタイプなのに中身は80年代という若作りが上手なタイプのオールドレンズなのであった。
レンズの実力(作例)
長々とレンズの背景について語ってきたが、ここからは実際の作例を挙げていきます。専門的なことはあんまり言えないのでご了承下さい。
合焦点は現行レンズと比べるとやや劣りますがきちんと描写してくれます。むしろそれが味になります。
ISO感度を少しあげてクラシックネガを使うとフィルムで撮った雰囲気が強く出ます。もとはフィルム時代のレンズですもんね…
BLACK MIST No5をつけるとゆるふわ描写に拍車がかかり、求めてたオールドレンズらしい描写に近づきます。まるで夢の中。
お気に入りの1枚です。空の濃淡をちゃんと拾ってくれてます。
まとめ
28くんのふんわりした描写は他の純正には出せないなと思いながら使っています。ただネガな部分があるとすれば、少し重い…E3のときは使い続けると手が痛くなるときもありました。S20 になりグリップが大きくなったのでほぼほぼ解消はしました。
ま、これからも28くんはゆるふわオールドレンズ担当として仲良くやっていくことでしょう。
追記:そういえば3年しか売ってないマイナーレンズをX-S20と組み合わせてる人って他にいるんでしょうかね…?わたし気になります…
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