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なぜカメラマンは無料写真素材配布サイト「Unsplash」に作品を公開するのか?

写真が好きだ。
でも、自分ではそうたくさんは撮れないから、アメブロやnoteを書くときには、写真素材を配布しているサイトにお世話になる。
そんなサイトはいくつかあるけれど、私が最も好きなのは「Unsplash」だ。

写真を検索するときは「O-DAN(オーダン)」を入り口に使うことが多い。その名の通り、無料写真素材を横断検索できるサイトだ。O-DANは、日本語のキーワードでも検索できるから手っ取り早いのだ。
でも、結果的にはいつも「Unsplash」にたどり着く。なにしろ、クオリティが高い。独特な世界観も感じられる。

Unsplashは、『WIRED』でも記事に取り上げられていた。

Unsplashのすごいところは、そこで検索できる写真のすべてが無料で、クリエイティブコモンズ・ゼロ(CCO)のライセンスで提供されているということ。商業利用もOKだし、加工してしまっても構わない。撮影者のクレジット表記は推奨されてはいるけれど、必須じゃない。
いちいち「あ、この写真は有料だった」とか「これは商業利用NGか……」とか、チェックする必要がないんだ。これは、使う側にとってはとってもありがたい。

そして、他のSNSと同様に誰もがアカウントを作れるが、一定の撮影技術があり、高解像度の写真でなければ掲載できない(横向きの写真の場合は、少なくとも2500ピクセル×2000ピクセルが必要)。クオリティが担保されているんだ。

つまり、Unsplashに掲載されている写真は、ほとんどがプロのカメラマンが撮影したものだ。利用されてもお金にはならないし、クレジット表記もしてもらえないかもしれないのに、なぜカメラマンたちは自分の写真をアップロードしているのだろう?

Unsplashを使い続けていると、その理由がわかってくる。好みの写真を見つけると、そのカメラマンが他にどんな写真を上げているのか気になり始める。そうしているうちにカメラマンの名前を覚える。そこから仕事の発注に繋がることが結構あるようなのだ。つまり、Unsplashはカメラマンにとっては広告の代わりとなる。

ながらく写真素材を利用させてもらっていると、なんだか自分の撮影した写真をUnsplashに載せたい!という気持ちになってくる。noteの「みんなのフォトギャラリー」もそうだけど、自分が撮った写真を誰かが使ってくれるって嬉しい。それがお金にならないとしても。

そんなわけで、Unsplashのアカウントを取ってみた。掲載に耐えうる写真をたくさん撮りたい。

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