みあ

作詞

みあ

作詞

最近の記事

人間関係の悩みの大半は、コミュニケーション不足。自分の知らない部分を勝手に妄想して作り上げないで、聞いてみて、話してみて、過ごしてみないと分からないから。良くも、悪くも。

    • 君の中の

      夕日に向かって僕らの声は 小さい スポイトみたい 一滴にじむたび大騒ぎ 夕日に向かって僕らの足は 落書きだらけで踊ってる 投げ放った靴は川の手前安全パイ 手を取ったことも 忘れたけど 君が覚えてる 投げかけた言葉 忘れていても 僕は思い出す 笑いだす前に この手をたたいて 隠れんぼの涙も お見通しだから まだ見ぬ君のホーム 今ある君のホーム 繋がる、いつでも笑ってる

      • ないておくれよ

        群青のそら きみはまだ ゆめのなか 群青のそら きみはまた あのはなし 開け放った窓 ないてる猫 うちの風鈴は ないてくれない 固まった蛇口 手が痛い 気づけば最近 ないていない 群青の、 中々ならない 風鈴の音  響いた

        • 4月

          憧れのアーティスト 新しいアルバム 2年振りだってさ 早いもんだなぁ 私が私だけになって 尋ねたい 変われたのか あの頃の延長線上に 違う窓から同じ景色を見てる 会いたいと思ってくれる人に 会いたいと思える今を、今よ  口先じゃない 言葉で触れた あの日を忘れないと歌に重ねて 会いたいと思った人に 会える日々を 高い枝にくくった 崖っぷちのキスなんてそこらじゅうにあるけど 渡し合った時はこれだけ、これだけ、ここだけ 憧れのアーティスト 新しいアルバム 2年振りだ

        人間関係の悩みの大半は、コミュニケーション不足。自分の知らない部分を勝手に妄想して作り上げないで、聞いてみて、話してみて、過ごしてみないと分からないから。良くも、悪くも。

          ふるさと

          眩しい日差し 水面に散らばる ひとつずつ拾って 瓶に詰められたら どこへ流そうか 溶けた線を望む 瞳に冷めた風 帰りたい 故郷の 海の中潜り 泳ぎたい 逃げ込んでみたら 冷たかったけど その背中があれば どうってことない 踏みしめない 砂の熱を駆けて 帰りたい 故郷の 海の中潜り 泳ぎたい 帰りたい 君の波の中 歌う僕に 戻りたい

          ふるさと

          フラッシュは

          首元が寒い 髪を結い直して 伸びたのを見てって 切ったことすら知らない君 お腹いっぱい 踵返し歩いて 通り過ぎた並木道 人が群がるイルミネーション あの日と同じ光 フラッシュはカメラじゃない シャッターは切らない バックばっかり 立ちくらむけど気づかないふり あの言葉は いつも正しくて あのセリフは 今も正しかった フラッシュはバックじゃない カメラで切りたい 巻き忘れたネガ バカみたいだけど わざとだよ わざとだよ 巻いとけばよかったよ

          フラッシュは

          描こう

          私が 描いてたのは 恋 なんかじゃなかったみたいだ 漂う ミルクの匂い 雨上がりに 消えていく 見渡せば くっつき 離れていく 獣たち 型に収まってもいいけど いびつなクッキーでもいいよ 額で飾ってもいいけど この見えない種を育てよう だから 私が 描いてたのは 恋 なんかじゃなかったみたいだ

          描こう

          コンビニで

          ほしかったんだ その言葉 君から コンビニに寄るくらいの気持ちで ほしかったんだ その言葉 君から すぐに手に入るもんだと思って 本棚 スナック アイスコーナー どこを探しても上の空 ほしがってた その言葉 君から もらったところで 何が変わるのか 今さら知る

          コンビニで

          日曜

          セーターは毛玉にまみれ 頭はとかされないまま 朝は太陽に恵まれず パッとしない日曜が始まる 昨日も音楽に満たされ 今は夢の続きに満たされ もう一度ダイブすれば 思い通りにできそう 部屋着になったセーター 何か言いたげだ 白い君 覚えてらんないよ 難しい話は 思い出せないよ そんな台詞は 笑い飛ばせるようになった この頃が 好きなんだ 覚えてらんないよ 難しい話は 思い出せないよ そんな台詞は 笑い飛ばせるようになったんだ この頃も 好きでいて

          ひっくるめて

          馬鹿笑いした帰り道 ひとりでいるワンルーム 何となく目をつむった 横になったらいつの間にか朝 ぼんやりした視線の先 よそ行きのワンピース 今年は一度も着なかった 耳の中にまだ残る夏 残しておこう こんなこともひっくるめて 今 抱きしめてあげようよ 残しておこう そんなこともひっくるめて いつか 分け合おうよ

          ひっくるめて

          まどろみ

          騒がしい店内 マグカップで暖をとる 香ばしい香り ミルの音が気持ち良い トースト半分こして 君の話も半分にまどろみ 昼下がり 花束持って現れても 愛情持ってるとは限らないこと 夢の中の僕は知ってるんだ 向かい合っても合わない視線 君は気づかないの? 勝手に作り上げてないで それは私じゃないよ トーストかじって あと少しなのはこっちだけど そうか、君もまどろみ 君の方がまどろみ

          まどろみ

          笑った夏

          君が歩く度 水筒の氷が鳴る 喫茶店にでも行きたくなるよ ドアベルの音に似ているから モーニングセットの 卵の殻が向けなくて 笑った夏が ふと蘇る 暑さに黙って消えようか 誰も気づかないから 暑さに黙って消えようか 熱帯夜はまだ続く 暑さに黙って消えようか 誰も気づかないから 暑さに黙って消えようか 花火に見入ってる間に 君は黙って受け入れてくれるから

          笑った夏

          隙間

          思い出は 少ない方がいいよな 消すことになるなら 思い出は 少ない方がいいよな それがいいな 桜が散る頃 散らばった写真の下 ちょっとの隙間から 悲しげな君が見えた もう少し知っていけば 君の痛みもわかるかな もう少し年を重ねれば わかることなのかな、そうなんだろうな 今更思うことは 思い出は 多い方がいいな 消さないで済むのなら 笑っちゃうけどさ 一周回った後 イチョウの枯葉の下 ちょっとの隙間から

          ライブ

          暗い揺れる視界 少し見上げて 誰か想って歌う シンガーの目は ライトの光で塗りつぶされて 作られたラブソング 並べられたカード 愛の代名詞 蹴飛ばしてやりたいよ 「会いたい」の一言で済ませてたまるか 暗い滲む視界 少し見下げて 誰を想って 私の目に ライトの光は溶けている

          ライブ

          2month

          サンデイ いつもの通り雨 卿に従ってフードを被る 見かけた桜は満開なのに こんなに、よそよそしい色で のこのこ付いて行った飲み屋街も 僕を横目に笑ってるよ 街は今日も灰色の空 赤いバスがアクセントさ サンデイ いつもの通り雨 慣れたようにフードを被る * 曇り空の写真と迷ったけれども あんまりにも素敵なロンドンバスのお写真だったので拝借いたしました。

          君が笑うなら

          恋は 始まる前が 一番楽しいって 誰が話したんだろう。 駆け引きとか仕草とか そういうことが 大事って言うけど ただ君に相応しい人で ありたいと願う。 君が笑うなら それでいいや。 桜が舞い散って雪みたいだねって笑い合う。 二人、同じ風に抱かれて 空仰ぐ。 ピンク色の世界 これも恋と呼んでいいかな。

          君が笑うなら