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【MIA】マーリンズ戦力分析2023(先発投手編)~サイ・ヤング賞のエースと期待の若手たち~

メジャーリーグの開幕まで、あと数日と楽しみな時期が近づいてきました。


私が応援している球団マイアミ・マーリンズも、アメリカ現地時間3月30日に同地区の強豪球団ニューヨーク・メッツをホームに迎え開幕戦を迎えます。(開幕投手はエースのサンディ・アルカンタラです!)

そこで、今回のnote記事のテーマはマイアミ・マーリンズの2023年戦力分析についてです!

先発投手編と救援投手編の二つに分けて紹介するのでぜひご覧ください!

今回は先発投手編です、ではどうぞ!👇

【マーリンズ先発投手陣 一覧】


~ 予想開幕先発ローテーション ~ ※5人ローテ
①R サンディ・アルカンタラ(27) 
②L へスス・ルザルド(25)
③R ジョニー・クエト (37)
④R エドワード・カブレラ(24)
⑤R トレバー・ロジャース (25)

⑥L ブラクストン・ギャレット(25)
※開幕時はスイングマン的な役割でスタートが有力

~ 主なリザーブ ~ ※全投手マイナー契約
L デビン・スメルツァー(27)
L ダニエル・カスタノ(28)
R チチ・ゴンザレス(31)
L エンマニュエル・デヘスス(26)
R ブライアン・ホーイング(26)

~ 主な先発プロスペクト ~
R エウリー・ペレス(19)
R マックス・マイヤー(24)※今季全休予定
L ジェイク・イーダー(24)
L ダックス・フルトン(21)
R シクスト・サンチェス(24)
※昇格済み、今季怪我から復帰予定?

【ローテの特徴】

昨年リーグ4位の先発防御率3.70を記録したように、マーリンズの強みはやはりこの先発投手陣。

昨年球団史上初のサイ・ヤング賞を獲得した大エースアルカンタラがローテの筆頭。先日出場したWBC(ドミニカ共和国代表として出場)では思うような結果ではありませんでしたが、大会出場後に出場したSpring Trainingでは非常に素晴らしいピッチングを見せており、今年もサイ・ヤング賞獲得の期待が高まります。

またオフに、昨年までローテ2番手として活躍したパブロ・ロペスがトレードでツインズに移籍しましたが、かつてレッズなどでエースとして活躍し、昨年見事復活した大ベテランクエトをFA補強し、先発ローテの強さを維持することに成功しました。クエトは現在年齢が37歳で、マーリンズの先発投手は中南米出身の選手が多いので、活躍することのみならず若手のお手本としてもいい影響を与えてくれることも期待されます。

また開幕ローテ候補に名前が挙げられている6人中4人(ルザルドカブレラロジャースギャレット)は開幕時点で年齢が25歳以下と若く今後の伸びしろも大きいため、今シーズンで一気にエース級の投手に成長する可能性があります。

さらに、MLBトップクラスの有望株投手として評価され、マーリンズではかつての若き天才エースホセ・フェルナンデス以来の末恐ろしい19歳の逸材ペレスも今シーズン中にMLBに昇格予定。また他にもマイナーには数多くの有望株投手がチームにとって明るく楽しみな状況を迎えてます。

しかし、もちろん明るい話題ばかりではないというのも事実。特に新加入のクエトは年齢的にいつ成績を大きく落としてもおかしくない状況で、近年は相次ぐ故障に苦しみ、今年のスプリングトレーニングではMLBの新ルール(ピッチクロック)の適応に苦しんでしまっているのか、投げれば大量失点という試合を繰り返してしまっています。(ただ彼は1年契約での獲得と仮に成績がダメだったとしても影響が大きくないし、今はまだ調整の段階だから大丈夫だと信じたいところ…)

あとエースのアルカンタラも、過去二年間でMLBダントツ1位の計434.1イニングを投げており、100マイルの速球をバンバン投げてる投手というのも考えると、今後の故障リスクが増していくのも少し懸念点ではあります。

アルカンタラ、MLBでの各年度イニング数(IP)
※引用:baseball reference

またローテが若すぎるというのも懸念材料の1つで、アルカンタラクエト以外の先発投手は誰一人MLBの162試合シーズンでこれまで一度も規定投球回数を達成できておらず、一年間通してローテで安定して投げられるのかどうかがまだ未知数というのも不安な点ではあります。

なので今年のマーリンズは、先発ローテを従来の5人からNPBの球団やエンゼルスが行っている6人ローテを採用するのではないか?という話が、マーリンズ首脳陣の間で出ているらしいです。(一応今年の開幕ローテは5人で開始する予定です)

※6人ローテについての情報は、Twitterでマーリンズ情報を多く発信しているMarlins Fishbagさんという人がより詳しく情報を載せてツイートしているので、是非そちらをご覧ください!👇

ちなみに6人ローテの場合ではローテ入りが濃厚だったギャレットは、開幕時はロングリリーフorスイングマンの役割を担う予定です。

【今年の先発投手陣への期待】

ここまで不安な要素も少し話してきましたが、そんなことが吹き飛ぶぐらい大きな期待や明るい未来が待っているのが、マーリンズが誇る先発投手陣のストロングポイントであります。

昨年サイ・ヤング賞のアルカンタラが、今年もどれだけ素晴らしいピッチングを見せてくれるか。ローテに定着した期待の若手たちが、今年はどのような成長をみせてくれるのか。そして、まだまだマイナーにひしめく有望株投手たちが、今年は何人MLBに昇格してくるのか。

今年のマーリンズ先発陣、見どころ満載です!

(Marlins Fishbagさんのツイートの情報引用元)
https://www.mlb.com/news/marlins-consider-six-man-rotation

https://www.miamiherald.com/sports/mlb/miami-marlins/article272461273.html

https://www.si.com/mlb/2021/01/13/marlins-rockies-young-pitchers

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