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ユニクロの店員さんがカッコいい

ユニクロ話をもう一つ。

前の記事で書いた通り、今度ニースの市街地にもユニクロがオープンする。パリではもう道を歩けばユニクロに当たる、状態なので、その勢いが南仏にも押し寄せて来ているのだ。


それまでは日本へ一時帰国する度にまとめ買いをしていたユニクロが、当時住んでいたパリのアパルトマンの近くにでっかっくオープンしたのはいつのことだったろう。

新鋭的な現代アートの展示場と見間違うばかりのその店舗は、ふらっと散歩ついでに行けるような庶民的な雰囲気は微塵もなかった。オシャレ自慢のパリっ子たちが最先端のLIFE WEARを求めて出入りするお洒落スポット、すなわちオシャスポだったのだ。

それでも私たち日本人にとってUNIQLOはユニクロ。

ヒートテックの腹巻き、こっちでも売ってるのかなぁって気になるじゃない、ねぇ。

あの身近な服屋さん、お手頃価格で財布にも優しいユニクロが、オシャレの聖地パリに進出して来たのだ。そりゃぁ、舐めんなよ!くらいの意気込みはあったに違いないが、イメージのギャップに高低差ありすぎて耳キーンってなりそうやったわ。(ギャグ古過ぎ?)

それから時が経ち、パリではもう当たり前に見かけるユニクロさん。今では日本へ帰らずとも、パリへ行く度にまとめ買いが出来るようになった。


そこで気付いたことなのだが、私がよく行くユニクロの店員さんたちがカッコ良すぎる!

パリコレモデル並にスラーッとした体型でお顔も美しい男性が何人も働いている。

もちろんスタイルや顔つきは好みがあるだろうが、男性特有のラフで自然な感じではなく、お手入れをして美しく保っている感じって言ったらいいのかな。そんな絵に描いたようなイケメンたちがユニクロのシンプルでベーシックな服をオシャレに着こなして優雅に歩き回ったりお畳みをしたりしている。

もちろん普通のお兄さんやお姉さんたちも働いているけれど、みんなテキパキと仕事をしていてカッコよく見えるのが不思議不思議のユニクロマジック。

フランスでよくありがちな不満げに突っ立っているだけの店員やコソコソと世間話に夢中になっている店員をあまり見かけないのもユニクロの特徴。

フランスでここまでちゃんと従業員に仕事をさせることができるなんて、裏で何かヤバいことでもやってんじゃない?例えばマイクロチップを埋め込んで終始監視しているとか?

そんなバカな妄想をしてしまうほどフランスではあり得ないと思っていた、ちゃんと真面目に働く人がいる光景がユニクロでは見られる。


観光でパリへ来て、高級ブランドの店員さんたちに冷たくあしらわれて傷ついた人は是非、最寄りのユニクロさんに駆け込んでみてほしい。多分、ホッとするはず。


さて、近々ニースにオープンするユニクロさんはどうかな。

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