7月15日トークテーマ『やさしい暮らしの風景をつくる』
2023年7月15日(土) トークテーマ『やさしい暮らしの風景をつくる』
ゲストスピーカー:中村 優希 (職業:ネイバーフッドデザイナー)
大阪大学 豊中キャンパスの近くで、MIBU SANCIという学生向けの下宿の管理人を夫婦でしている。ここは、わたしたちの友人・知人が遊びに来て「面白い大人」と「学生」が出会える、ちょっと変わったシェアハウスである。
で、わたしの妻はちょっと変わっている。無論いい意味でだ。例えば、妻は自らの力で頑張らないと出来ないことは(ほぼ)やらない。そのような状況になると何をするにもいつも誰かを頼る。当然その多くをわたしが担っている訳だが、その他に親族・友人・下宿生・ご近所さんなどあらゆる人の手助けをもらって生きている。
過日、妻にこんな質問をした。「自立しようと思わないの?自分で出来ること多い方が生きてゆく上で便利じゃない?」と問うと、妻は「頼る先をたくさん持っていることが“真の自立”というものだよ」と答えた。
その時、わたしの脊髄に稲妻が走った。
妻の言う通りだ。人は、ひとりで生きていけるようになるために頑張ってる訳じゃない。それを自立と呼ぶのは確かに変だ。若干言いくるめられた気もするが、わたしは彼女の意見を支持することにした。
だが……ここでふと思う。「頼る相手がいない人はいったいどうしたらいいのか」と……。
これは一大事だ。お困りの方がいらっしゃるかもしれない。わたしは「ネイバーフッドデザイナー」の中村優希さんに連絡をした。彼女に頼ることが何よりも心強いと思ったからである。
優希さんは、HITOTOWA INC.という素敵な会社で、「ネイバーフッドデザイン」という仕事を担当している。HITOTOWA INC.について詳しく知りたい方はWEBサイトを参照していただくとして、今回のトークテーマと深く関わる「ネイバーフッドデザイン」についての一部を抜粋させていただく。
とのこと。ただただ素敵で、頭の下がる思いだ。
前置きが長くなった。ここからが本題である。
自分に何かあった時に頼れる縁を持たず、孤立している人が増えている社会現象を「無縁社会」と呼ぶ。この言葉は「つながりのない社会」を意味する造語で、2010年にNHKのドキュメンタリー番組で初めて用いられた。(参照元:wikipedia)
自分が困ったら誰かを頼り、誰かが困ったら自分を頼ってもらう。身近な人同士で共助の意識や関係性を育み思いやりのある社会を、「やさしい暮らしの風景」とわたしは呼びたい。そしてそうなったらいいなと思う。
なぜわたしたちはつながりを失ってしまったのだろうか。
優希さんのお話を通して、つながりを醸成する何かしらのヒントが得られればと思う。
みなさんのお越しをお待ちしている。ぺこり
写真提供:中村 優希
文:MIBU SANCI の夫の方
※募集は終了いたしました。ありがとうございました。
<日時> 2023年7月15日(土) 15:30〜17:00(15:00〜開場)
<場所> MIBU SANCI
<住所> 豊中市内の集落 ※阪大豊中キャンパスから徒歩10分
<料金> 無料
<条件> 大阪大学の学生 or コミュニティデザインに興味のある学生 or 建築・不動産に興味のある学生
<主催> MIBU SANCI管理人
<お問合せ>
e-mail:mibu.sanci@gmail.com
Twitter:@mibusanci
※参加ご希望の方は上記よりご連絡ください。詳細住所をお知らせします。
<備考>
感染症予防対策として以下の対応を行います。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
◆熱がある方・体調のすぐれない方のご参加はご遠慮ください。
◆来場される際は必ずマスクをご持参ください。
◆入場の際は手洗い・うがいをお願いします。
◆空気の流れを作るため会場の窓は開けっ放しにします。
◆会場内での食事はご遠慮ください。
◆その他主催者の指示に従い感染拡大防止にご協力をお願いします。
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