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英検準1級2次試験合格記|その3(4つの質問対策)

今回の試験の質問から

今回の試験で聞かれたのは以下の通りでした(日本語ですみません)。

質問1「あなたが4コマ目の大学生だったら、どう思っているでしょうか?」
質問2「今日の親は子どもにもっと厳しくする必要があると思いますか?」
質問3「人々はテレビや雑誌(←違ったかも)の情報を信頼しすぎていますか?」
質問4「将来、定年後も仕事をする人々の数は増えると思いますか?」

なんとこれらすべて、『英検準1級スピーキング大特訓』に載っています!
質問2はp104、質問3はp254、質問4はp234に。
ただし質問3はこの本では「メディアは人々の考え方にあまりに影響しすぎていると思いますか?」
と少し形は違います。が、答えとしては同じでOKですね。
(ちなみにこの質問、前回の試験でも聞かれました! 頻出かと!!)

あと質問4はこの本では「Do you think that more people will choose to work beyond retirement age in the future?」ですが、テストでは「beyond」ではなく「past」でした。「after」と同じ意味ですが、たぶんここが「past」になっただけでわからなくなる受験者も少なからずおられるのでは。またそれを狙っているのかもと思います。

ちなみにわたしはこの本で特訓中、最初「beyond retirement」がわからず、「after retirement」にもいろいろな言い方があるんだなと気づかせてもらったおかげで、本番は「past retirement」でも意味がとれて、聞き返さず答えることができました。

そう、この本は音声がダウンロードできて、質問を耳で聞いて答える練習ができるところがとても良かった!
というのも前回の試験では質問2~4すべて聞き返してしまい(質問4は2度も)聞き取りがいかに大切かを痛感していたので。
おかげで今回はどの問題も一度も聞き返さず答えることができたのでした。

勉強法

質問1はまぁ思ったことをアドリブで言うしかないかなという部分もありつつ、うまくいくときといかないときがあり…
4コマ目は大抵登場人物が何かに困っているシーンなので、わたしはあまり具体的なことを言わず、「I have to figure out a good way to solve the problem.」みたいな形で逃げてしまうことが多く、本番でもついそれを口にし、「finished?」と聞かれてしまった。たぶんこの問題が4点だったんじゃないかな(2~4は満点)。

質問2~4は前回の反省を生かし、予想される質問にできる限り答えを考えておこうと思いました。そしてそれをひたすら繰り返して頭に入れる!
何しろ、日本語でも即座に答えるには難しいような社会的な質問ばかりです。英語で即答するにはあらかじめ考えておく必要がある。

ただしこの本や過去問で紹介されている模範解答が自分の意見と合わないことも多々あり、丸暗記とはいきません。英語的に正しければOKだとわかっていても自分の意見と異なることは言いたくない。

たとえば今回の質問2「今日の親は子どもにもっと厳しくする必要があると思いますか?」
わたしはYesともNoとも答えられないなぁと思った。
で、考えたのが以下。

Parenting styles can vary widely. Some parents believe it is necessary to be strict with their children, while others believe a permissive approach is more effective. It’s up to each parent to decide what approach is best for their children.
(子育てのスタイルは多様です。厳しくすることが必要だと考える親もいれば、寛容なアプローチの方が効果的だと考える親もいます。どんなアプローチがベストなのかは各親が決めることです。)

みたいな。これわりと気に入っている答えだったので披露できてよかった。面接官の方も「なるほどね…」みたいな感じで「I see..」と言ってくれました。

この自分なりの回答を考え出す作業がなかなかに大変だった。
かなり時間がかかったし、どうしても答えが思いつかない質問もあり…ChatGPTに聞いてみて参考にしたりしつつ、一つひとつ答えを用意していきました。
それができてからは、ひたすら繰り返して頭に入れる、という作業。

こんなやり方でいいのかなぁと思いつつだったけど、結果としてOKでした。3つの質問すべてが答えを用意していた質問で、スラスラ答えることができたのだから!

この本+過去問+『14日でできる! 英検準1級 二次試験・面接 完全予想問題』で出てくる質問をカバーしておけば、かなり幅広くいろいろな質問に答えられるようになると思います。ただ、思いもかけない質問が来る可能性も…こればかりは運ですね。今回わたしは運が良かった。

質問対策まとめ

①自分なりの答えを用意すること。②それをしっかり頭の中に入れておいてすぐに取り出せるようにしておくこと。
簡単じゃないです。①だけでも大変だけどそれだけではダメで、②もがんばっておかないと本番で発揮できない。
だから本当は一次試験の合格がわかってから2週間対策をして間に合うような作業ではない。

わたしは前回2週間だけ対策をして1点足りずという結果で、面接官によっては受かっていた可能性もあり、もし受かっていたら「2週間の対策でも何とかなったよ~」とレポートしたかもしれないけど、本当に合格する確率を高めたければそれ相応の準備が必要になるとは思う。

でもね先日驚いたのだけど、Twitterで準1級でも1級でもほとんど面接対策しなかったという方に出会いました! 本当に実力があるってそういうことなんですね!
そういう方は大丈夫。2週間ささっと過去問見て練習する、orノー勉でいけます(羨ましい…)。

というわけで、以上が二次試験の対策としてわたしがやったことでした。
もしどなたかこれから受けられる方の参考になりましたらうれしいです。

最後にこの動画を紹介させてください。
「面接官はあなたを合格させてあげたい!と応援してくれている人なんですよ」というメッセージ。わたしはこれを見てけっこう勇気づけられました。そっか、リラックスして精一杯がんばろう!と思えました。おすすめです!

【英検®︎準1級】二次試験の直前対策!! これさえ分かれば面接一発合格!!@Lala-qq1xj - YouTube


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