見出し画像

2021年の5つの学び(型・WIP・透明性・心理的安全性・ロールプレイ)

新年あけましておめでとうございます。
2022年も何卒よろしくお願いします。

年末年始に2021年を振り返って「何を学んだのか」を書き出してみました。

結構な数が出たのですが、特に学びになった上位5つを並べてみると「SmartHRに転職して得た学び」ばかりでした。

いったい何を学んだのか、記録と共有を兼ねてnoteに綴ってみます。

1. かたを用いる = 巨人のかたに乗る

SmartHRではTHE MODELやスクラムなど様々なフレームワーク・型を取り入れています。

科学者アイザック・ニュートンが言ったとされる一説にも

「私がかなたを見渡せたのだとしたら、それはひとえに巨人の肩の上に乗っていたからです。(If I have seen further it is by standing on the shoulders of Giants.)」

Wikipedia「巨人の肩の上」

というように、ゼロから理論や手法を編み出したのではなく、先人の功績を発展させたからうまくいったのだと。

これは個人の見解ですが、SmartHRの成長の裏側には「有効な型を見つけたら妙なアレンジをせずに素直にすぐ取り入れるから」だと考えてます。

課題に直面したら我流でなんとかするのではなく、積極的に先人の知恵をとりいれ、巨人の肩に登るアプローチは大事だなと学びました。

2. WIPファーストにいこう

WIPとはWork In Progressの略で、作業中の意味です。

SmartHRの社内ドキュメントのタイトルにWIPとついたものをよく見受けます。(入社したばかりの頃は「なんじゃろう?ウィップ??」となってました)

ラフな段階から早々にWIPとタイトルに含めて社内に公開。その後アップデートしながらプロジェクト進行するスタイルがSmartHRでは一般的です。

これまでは「ある程度完成しないと社内公開しちゃダメ」という先入観というか価値観を持っていたので、こんなラフな段階で公開して共有するんだと正直驚きました。

実はまだ完成しきってないからこそ、意見しやすく色んな人を巻き込みやすいという側面もあります。

超ラフな状態でいいから、WIPファーストで進めていいんだと学んだのは、結構大きかったです。

3. 真のオープンさ(透明性)がグルーヴを生む

SmartHRの情報開示の広さと深さといったらもう「え?大丈夫なの?」と心配になるくらい、本当にオープン。

ちなみに、入社一週目で書いた記事の1番目に取り上げるくらいです。

同様にProduct Managerも意思決定プロセスをオープンにし、「私はこう判断したけどどう思う?」とエンジニア・デザイナー・UXライター等に開示して問いかけたりもします。

ときには懸念や不安を素直に開示したり。

私自身も同僚らのムーブに触発され、以前よりさらにオープンに情報開示と自己開示に努めました。

その結果「想像以上にチームのグルーヴ感があがるんだ」と気づかされました。これがいわゆる創発そうはつ」と呼ばれる状態です。

(前略)意図を超えたイノベーションが誘発されるところから「創発」と呼ばれ、組織論やナレッジマネジメントの分野では、個々人の能力や発想を組み合わせて創造的な成果に結びつける取り組みとして注目を集めています。

コトバンク「創発」

最近だとZoomでPRD(≒仕様書)作成の実況中継なんかもやっています。Youtuberのゲーム実況みたいな感じで、あーだこーだ独り言をつぶやきながらドキュメントを描いてます。

エンジニア達からも「やっさんが考えてることがよく分かるから面白い!」と評判が良いので、続けていこうと思ってます。

今年も業務&自己をフルオープンにやっていこう。

4. 心理的安全性と生産性には強い相関性がある

心理的安全性の重要さをGoogleが突き止めたという記事(2016年の現代ビジネス)にであってから賛成派で、過去には勉強会をするくらいに信者でした。

心理的安全性 対人関係においてリスクある行動を取ったときの結果に対する個人の認知の仕方、つまり、「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかを意味します。

Google re:Work 「効果的なチームとは何か」を知る

SmartHRは驚くほどに各所で心理的安全性の高さを感じます。

そして、安全だからこそ内発的動機ないはつてきどうきに基づいた様々なアクションをしています

「許可より謝罪の精神で、こんなドキュメントをつくってみたよ〜」

例えばこんなやりとりをよく観測します。

心理的安全性と生産性には強い相関性があると、確信に変わったのはとても大きな学びというか気づきでした。

5. キャッチアップの最短距離は「ロールプレイ」

これはSmartHRから学んだというより、転職後キャッチアップする中での試行錯誤から得た学びです。

入社して半年は、早く戦力になるべく色々とチャレンジを重ねていました。

その中で一番キャッチアップに有効だったのは「人事労務担当者になったつもりで様々なシナリオに沿ってSmartHRを触りまくること」でした。

[ケース例①] 4月に大量の入社があるとして「SmartHRの招待処理」をやる
[ケース例②] 年末調整のアンケートをする事前準備をする
[ケース例③] SmartHRの導入を決めたので既存従業員の情報を登録する

などなど。

単にプロダクトを触るのではなく、背景・シナリオを設定して、達成したいジョブを決めてロールプレイ(役割演技)をするのは、想像以上にキャッチアップに有効だと気づいたのは大きな学びの一つでした。

アサインされた機能開発を深く理解するためにもロールプレイは有効なので、今後も継続してやっていく予定です。

さいごに

こんな風に1年を振り返って「学んだこと」をnoteにまとめてみるのは、知り直すキッカケとなりなかなか良いですね。

知識のタンスの中身を整理する感じがして心地よいです。

来年もできたらやってみよう。

〜おわり〜

この記事が参加している募集

最近の学び

サポートいただけたら、嬉しくて本屋に行くと思います・・・笑