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「本当はこんな世界だったら良いのにな」心の声に素直になれたら

どういう経緯だったか忘れたけれど、おススメに上がってきてアマゾンで即ポチしました。

「君と宇宙を歩くために」マンガ大賞2024。

セリフに涙しながら心が洗われました。
本当はこうだったら良いよね。みんなもこんな世界を望んでいるよね? そんな思いが湧き上がってきた。

舞台は男子校。ヤンキーの小林くんと転校生の宇野くんの物語。落ちこぼれとか、変わり者とか周囲は冷ややかな目でふたりを見ている。
けれども誰だって、その人にしかない素晴らしいものを持っていることを、ふたりの生き様が教えてくれるのだ。

心に芽生えた小さな思い。まいっか。と見過ごさないで勇気をもって表現していく。それは次第に周囲に新たな気づきをもたらしていき、やがて世界は少しずつ変わりはじめていくーー。

小林君の寄り添う思い、その奥にあるもは、「自分ではない誰かのために自分にできることは何か」という視点だった。

見返りなんて一切求めていないし、評価されようなんて全く考えてもいない。そんな純粋な思いと行動だからこそ、読者の心に二人の生きる世界が希望の光のように静かに迫ってくるのだと思う。

高校生活なんてとっくの昔に終えてしまったミカモがこんなにも感動してしまうのはどうしてなのだろう。
それは、かつての自分が余りにも狭い世界で、凝り固まった価値観というモノサシ(物事を測る尺度)から外れてしまわないように、無理をして心の声も無視してもがき苦しんでいたからだと思う。

いい学校に入って、いい会社に勤めて、たくさんお給料をもらって、そしていい暮らしをする。
そこに繋がるために学生生活はある。その価値観の中でいかに評価されるかが大事。
私は毎日、自分のためだけに生きていた。自分さえよければ良い。エゴの塊のような生きかただった。

それでは全く幸せにはなれないんだよ〜。
学生時代の自分に言ってやりたい。

だって人間っていうのは

自分ではない誰かのために役に立てた時に
幸せを感じるように出来ているのだから!


自分に出来る事ってあるよね。得意なこと。気が付くと時間を忘れて取り組んでしまうこと。楽しいこと。いろいろあるよね?

ミカモは絵を描くのが大好き。ただ、以前は褒められたくて描いていた時期もあった。上手いって言われるかな。そんな見返りばっかり気にしていた。だから、描いていて勝手にプレッシャーを感じていたし、褒められても嬉しくなかった。
だってそう言われるために描いていたのだから。
当然でしょ、もっと褒めてよ。みたいな。
いやらしかったな~。

でも、ある時から心が変わった。
見てくださる方のために描くようになった。
見る方が幸せになりますように、幸せな人が一人でも増えて世界が平和になりますように。そんな願いを込めて、祈るような気持ちで思いを表現するようになった。

すると見てくださる方々の反応が
変わっていった。



感動しました。

来てよかった。

ありがとう。



ものすごく嬉しかった!

思いが伝わったかなーって。
すこしはお役に立てたかなーって。

その時、ああ、幸せっていうことなんだなって。

もっともっと描いていこう。
そのためにもっと技術を向上させよう。

心からそう思った!

皆さんは、自分ではない誰かのために
どんなことをしてみたいですか。

やれそうなこと、やってみたいことは何ですか。
はじめに言葉ありきと言うように、思いを表現する言葉とともに行動自体も変わっていくものです。

一人ひとりが誰かのためを思って生き始めたら世界中に幸せが溢れていくに違いありません。

そんな世界に生きてみたいと思いませんか。

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