ドイツ生活402日目 2024/4/21 ドイツ鉄道を嫌いになっても、私のことは嫌いにならないで
今日は日曜日!
昨日本屋さんを何軒も回って何か新しい本を買いたかったのだが結局見つからなかった。だが夜、彼の部屋の本棚を眺めていたら気になる本を見つけた!
彼が面白いと言ってあらすじを教えてくれた小説で、話を聞いた時に面白そうだなと思っていたのだ。
彼はファンタジー系が好きで色々読んでいるのだが、私は昔からファンタジー系(例えばハリーポッターなど)がどうも頭に入ってこず苦手で、昔から重松清のような現実世界を生々しく描いた小説が好きだった。
この小説は一応フィクションだが、リアル世界に基づいているのでなんとなく最初から頭に入ってきやすくて私にも読めそうだったし、序盤から面白かった。ちなみにこれは英語の本だが、英語の勉強もした方がいいとは思うのでしばらくは頑張ってこれを読み進めてみようと思う!
朝ごはんはヨーグルトとスムージー!
彼が超健康志向人間なので、一緒にいると私も少し健康に気を遣った食べ物を食べるようになるのでありがたい。
そして午前中に散歩に出かけた。
ケルンにあるマウスの銅像を見に行く。
マウスの銅像はケルンの市街地にあるマウスショップのすぐ裏側の通りにあるようだ。
市街地の一本奥に入っただけでお店が全くない通りになるので人通りも少なく、行く用もないので気づかなかったのだろう。
あれだけ何度もマウスショップに通っていたのに全く気づかなかった。
彼なんてケルンに26年も住んでいるのに気づかなかったらしい。
その通りに入った途端、マウスが見えた!
ついに!!!
マウスの銅像と初対面だ!!!
意外といい出来だ!可愛くできている!
たまにマウスショップに行くと変な顔のマウスのグッズがあったりして残念な気持ちになることがあるが、銅像は可愛くできているぞ。
特に人気の観光スポットでもないようで、マウスの銅像を見に来ている人は私たち以外誰もいなかったので好きなだけ写真撮影をして帰ってきた。
銅像のすぐ隣にはマウスのアニメを放映しているWDRという放送局のオフィスがあって、中を覗いてみると社員のエントランスゲートにまたマウスとゾウの像が置かれていた。
「ここの社員になって、毎日出社するたびにマウスの横を通れるんだよ。いいよねえ」と彼が言った。
そして一旦散歩から帰ってきて、昨日食べきれずに持ち帰ってきたピザの残りをオーブンで焼き直して食べた。
美味しかったけど、ちょっと重たいピザだったのか2人ともまた残りも全部食べ切ることができずに終わってしまった。
そして午後はまた散歩へ
そろそろ帰る時間になってきた。寂しいがいつもこの時はやってくる。
いつもの電車の時間を見たら、なんと14分遅れの表示が出ていた。
乗り換え時間は20分しかないのに、14分も遅れたら間に合わない。
調べてみるとケルン中央駅発着の電車はほとんど遅れているようで、どのホームにもたくさん人がいた。
結局30分以上遅れたので乗り換えに間に合わず、予定だったら21時40分に着く予定なのに23時に着くことになってしまった。
次の電車も遅れてくれたらよかったのだが、こういう時に限って2本目の電車は時間通りに発車してしまう。
イライラと悲しみで整理のつかない気持ちになってしまったが、窓からの眺めが綺麗だったので少し救われた。
順調に進んでいると思われたが、名のない小さな駅で突然止まった。
しばらくじーっとしていると、アナウンスが流れた。
「色々ありまして、ここで停車して後ろからくる電車を2本先に行かせます。なので少なくともあと20分はここで停車します。降りて自由に行動していいですよ。」
売店があるような駅ならまだしも、こんな場所で降りて自由行動して何になるというのだ。
結局30分くらいここで停車して、またアナウンスが流れた。
「さあ!お待たせしました。そろそろついに私たちも出発しますよ。
ただここで長らく止まったせいで次の乗り換えに間に合わない人が多く出ることが予想されます。そのためザールブリュッケン、ルクセンブルク方面に行きたい人は急ですが次の次の駅で降りて乗り換えてください。それなら間に合います。」
それを聞いた近くのおじいちゃんグループは笑っていた。
「もうタクシーに乗っちゃうか〜?」
「ワハハ、ほんとドイツ鉄道は話になんねえな〜」
「ガハハ」
ドイツ鉄道の遅延トラブルでいちいち感情を乱されていてはストレスでどうにかなってしまう。このおじいちゃんたちのように笑い飛ばせればいいのだが。1人だと話す相手もおらず、この怒りや悲しみを1人で抱えて席でうずくまることしかできないのだ。
本当はしたくなかったのに、ドイツ鉄道の遅延をまた彼に愚痴ってしまった。申し訳ない。
そんなこんなで23時に駅に到着し、23時半には家に着いた。
疲れた、、
ケルンとザールブリュッケン、本当は全然遠くないのに。
なんでこんなに大変なの?
ドイツ鉄道は今日も多くの人を混乱に陥れた。
ドイツ鉄道…
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