ドイツ生活229日目 2023/10/28 ラクレットパーティ
今日は、彼のおばあちゃん・叔父さんの家に訪問して就職が決まった報告をすることに。
彼の家に行ったら、なんとあの猫が帰ってきていた!
私が引っ越すまではこの家で過ごすらしい。
「15時くらいにおばあちゃんち」と言われたので彼と一緒に14時24分の電車に乗って、14時50分くらいにおばあちゃんの家に到着した。するとすでに手作りのお菓子が用意されており、席をついたらちょうど時計から15時を知らせるベルが鳴った。彼はとにかく時間を守る性格だ。私は日本人なのだが、いつも遅れてしまう。
酸味の強いベリーと、その上にサクサクの生地が乗っているケーキだった。
彼の実家や彼のおばあちゃん・親戚の家に訪問するたびに必ず手作りケーキが用意されているのがすごい。
おばあちゃんの両親がアートコレクターだったらしく、家には素敵な美術品が所狭しと並んでいる。壁に余白もあまりなく、所狭しとアートが飾ってあるのだが、不思議と圧迫感が全くない。
ごちゃごちゃしている印象も全くなく、本当に全てが美しく調和している。
私が絵に興味を示していたら、2階にもたくさんあるから見る?と言って2階を案内してくれた。
おじさんが若い頃に描いた絵も飾ってあったり、昔の家族写真などもたくさん飾ってあった。
おばあちゃんのリビングルームの壁に大きなヨーロッパの地図が貼ってあり、地図を見ながらあそこに行きたいとかあそこは良かった、とか話が盛り上がった。
すると、「あなたにこの地図あげるわ」と言って、棚に入っている全く同じ地図をくれた。
おじさんが昔Amazonでこのヨーロッパの地図を一枚注文したら、なぜかミスで同じものがもう一枚余計に届いたらしく、それがずっと棚に入っていたらしいのだ。
そして突然1メートル越えの筒に入った地図を渡され、今度は彼のおじいちゃんのお墓参りに行った。
大きな病院に面した大きな墓地で、戦争で闘った人々が眠る墓のエリアもあった。おじいちゃんのお墓は最近注文していた墓跡が届いたようで、素敵になっていた。
その後おじさんが彼の実家まで送ってくれて、今度は彼の両親を訪問した。
来週ケルンから引っ越ししなければいけないので、いってらっしゃいパーティーを開いてくれることに。
ラクレットだ!
日本でもラクレットは有名だが、こんな感じのイメージだ。
茹でたり焼いたりした野菜・お肉がお皿に乗っていて、その上に溶けたチーズをかけるスタイルだ。
だが本場?(ラクレットの本場はスイス)は逆で、溶けたチーズの上に野菜やお肉を載せるスタイルのようだ。
こんな感じで、1人一つずつ小さい鉄板が配られ、その中に野菜、チーズ、お肉をお好みの組み合わせ・量で入れる。
それを熱くなった鉄板の下に差し込んで、数分待ってチーズがいい感じに溶けたら食べる、というスタイルらしい。
自分のペースでゆっくり食べれるし、材料も選べて楽しい!
彼のお母さんがキムチを作ったらしく、それも付け合わせの野菜として食べたら、めちゃめちゃ美味しかった。
味付けは塩だけらしいのだが、発酵されて少し酸味が出ていて美味しかった。
キムチを食べたら、ご飯とお肉が食べたくなった。
美味しい!と絶賛していたらお母さんが小さいビンに詰めて持たせてくれたので、来週彼と豚肉を焼いて、ごま油をかけて、なんかいい感じでご飯と一緒に口いっぱいに頬張りたい、と考えている。
家主も彼のお母さんもスパイスコレクターで、キッチンの戸棚にはたくさんのいろんな国のスパイスがずらりと並んでいる。
なんと、ラクレット用に調合されたスパイスもあるらしく、今日はスイスから取り寄せたスパイスも食卓に並んだ。
こんな感じで溶けたチーズと野菜・お肉がいい感じに絡んだら、鉄板の上でグリルしていたパンやジャガイモの上にかけて一緒に食べる。
その時にスパイスをちょこっと振って食べるのがおすすめだ。
オクトーバーフェスト専用?のミュンヘンのビール、彼が日本を発つ時に免税店で買った日本酒も食卓に並んだ。
彼のお姉さんも赤ちゃんを連れて週末だけ帰省していて、みんなでおしゃべりできてとても楽しかった。
来週の引越しの際、最初は電車&郵送で頑張ろうと思っていたが、なんと彼の両親が車を貸してくれるらしく引っ越し先まで荷物を全部乗せて彼が運転してくれることになった。
ありがたすぎる。
引っ越し先の地はワインが有名なようなので、クリスマスにはワインやお土産を買ってケルンに来ようと誓った。
彼のおばあちゃんが来月80歳の誕生日を迎えるらしく、そのときにパーティーをするらしいので「ぜひ来て!」と言われたので、そのときにも何かしらお土産を買って行ったほうがいいだろう。
とにかく、こんなにいつも温かいおもてなしをしてくれて本当に感謝だ。
彼とそのご家族の皆様、ありがとうございます。
ラクレットとキムチが本当に美味しすぎて大量に食べまくって帰ってきたら、深夜2時ごろにありえない腹痛に襲われた。
でも今はもう大丈夫だ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?