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ドイツ生活125日目 2023/7/16 ウィンブルドン決勝

今日は日曜日!いつもテニスをする予定だが、数日前からなんと工事中で使えなくなっている。現場はこんな感じだ。

「すみません、でも私たちはより良くしようとしています!」と書いてある

コンクリートが全部剥がされて土の状態になっている。どんなコートになるのだろうか?せっかくならもう2面くらい増やしてほしいところだ。

「このコートは改修中のため数週間使えません」

せっかくテニスするのに気持ちの良い季節なのに使えないのは残念だが、どんなサーフェスになるのか楽しみだ。同じ公園の水遊び場所も工事中らしい。
まだドイツで税金を納めていないのでわからないが、ドイツは税金が高いらしい。それでも体感だがケルンではあちこちで公共施設が新築されたり改修されたりしていて、税金がみんなのために使われているように感じられる。

お昼ご飯は彼の得意な豆サラダ+ガーリックライムドレッシングだ。見た目はただの減量中ランチのように見えるが、食べてみるととても美味しいのだ!この美味しさを伝えたい。日本でも家族に作ってあげたい。

夏にぴったりなのだ

レツキンはなんだか変なポーズで座っていた。
なんだか最近様子がおかしい。膀胱炎は治ったはずなのだが

どうした?
どうしたんだよ

そして午後は卓球&お散歩!
朝から私は仕事、彼は修士論文を書いていた。そしてなんと今日修士論文を提出したらしい!おめでたい

今日は夕方からウィンブルドン男子シングルスの決勝戦なので、アルカラスとジョコビッチになりきって私たちも卓球を5セットマッチで闘った。
結局私が3-1で勝利した。

帰りにいつもの公園に寄ると、Hörbuchの朗読イベントが行われていた。
Hörbuchとは英語・日本語でいうとオーディオブックだ。本をめくるのではなく音で聞いて本を読むスタイルだ。
日本でも流行っているが、ドイツでも流行っている。
このイベントでは公園にあるスピーカーでお話が朗読されていて、イベント主催者がたくさんブランケットを芝生に敷いていてくれて空いているところに自由に寝転がって聴けるのだ。

素敵な空間だ
15分から30分ごとに新しい話に切り替わる

結局寝転がって30分くらいお話を聞いた。
暑くも寒くもなく、空気はさっぱりとしていて本当に気持ちがいい。
日曜日に公園で寝転がるイベントが開催されるなんて、とてもドイツらしい。ドイツのライフスタイルが気に入ってきた。

帰り道に見つけた素敵なデザインたち

真似したい
目がチカチカする
ミュージシャン?
かっこいいなあ
アルファベットは無限大だ
いいなあ〜

そして家に帰って彼がVPNを繋げて現在地をロンドンに設定してくれて、家でウィンブルドン決勝戦を観ることができた。
最初は数セット見たらまたあの公園に戻ってお昼寝しようと言っていたのだが、見始めたら接戦で全く気が休まらない。結局最後まで見ることに。

おやつにパンケーキを食べながら

ジョコビッチが第1セットを取り、第2セットはもつれにもつれてアルカラス。両者譲らぬままセットカウントは2-2になり最終セットへ。

途中レツキンがベッドに上がっておしっこをしようとするのを防いだりして一時停止しながら見ていたので、ライブよりも数分遅れで見ていた。

アルカラスが最初にジョコビッチのサービスゲームをブレークし、そのまま逃げ切れるかどうか。ゲームカウント5-4の30-30。勝利まであと2ポイント。どうなるか…?と思っていたら、
突然レツキンがまたベッドに上がってお尻を壁に向けた。

彼がキーボードで一時停止ボタンを押して猫を追いかける。

「新時代のチャンピオンが誕生しました!」
ネット越しにハグをするアルカラスとジョコビッチ。
観客の歓声が聞こえてきた。

「え!?」
彼も私も一瞬理解できなかった。
なんと彼は一時停止ボタンを押したつもりがLIVEボタンを押してしまい、数分遅れで見ていたのだがいきなり中継に切り替わってしまったのだ。

アルカラスが勝つかもとなんとなく分かってはいたが、3時間以上見続けて残りあと2ポイントというところで最大のネタバレをされてしまった。

それでも最後のセレモニーまで見ることができて満足だった。
アルカラスはプレー中はすごいモンスターのようだが喋ると可愛い20歳の男子という感じでとても素敵だ。


夕ご飯はバター醤油チキンパスタにした。
彼は気に入ったレシピがあると馬鹿の一つ覚えで(失礼)毎回そればかり食べようとする。
今日もまた「カルボナーラにしようよ」と言うので私が「醤油を使う」と言ったら、とても怪訝そうな顔をした。

醤油と出汁を使ったパスタの美味しさは前回教えて理解させたと思っていたが、まだ理解できていないようだったので今回はバターと醤油でさらに日本人の味の奥深さを教えてやることにした。

頭で理解できない人間には味蕾に直接教え込むしかないのである。

ドイツ人はバター醤油を前に完全降伏した

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