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【詩】高校野球とラグビー

赤子のように我が儘でいい
ふてぶてしくあれ
粗削りでもいい
今ある自分の全てを出せ
そして吠えろ

この心の叫びは
柔らかく青々とした芝生の上で
寝転がりじゃれあう子犬が
小高い山の上で
精悍な顔つきの闘犬になる瞬間を
私たちは待ち焦がれずにはいられないという
思いからなのだから
'07.5.12
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刻一刻と迫るラストゲームの瞬間
そっと目を閉じてイメージしてみる

躍動する身体からほとばしるは汗だけでなく
言葉では言い尽くせない感謝の念
共に過ごした日々から学んだことは数知れず
俺たちの知識となりエネルギー源となり
乾いた土が水を吸うように吸収された
結果を求められる一方で
結果が全てではないことも教えてもらった

俺たちができる恩返しは
最高の時間をプレゼントすること

刻一刻と迫るラストゲーム終了の瞬間
俺たちは
酷使した身体を休めたいと思いながらも
ノーサイドのホイッスルが
いつまでも鳴らないことを願っていた

'07.2.28(「Talk About My Favorites」より)
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~~*~*~*~*~*野球ができるということが
何よりも嬉しかった

勝つことの喜び
また 勝つということの難しさ
負けることの悔しさ
また 負けることで俺たちは
精神的に大きくなれることを
そして 勝ち負けよりも
もっと大切なことがある事を
野球は教えてくれたんだ

'95.4.6(「Talk About My Favorites」より)



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