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推しが教えてくれたこと

BTSにハマりだした頃、わたしは自分探しに必死だった。

転勤族の夫との結婚・出産で環境が大きく変わり、大げさに言えばアイデンティティクライシスに陥っていたのだと思う。自ら望んだ選択とはいえ、生まれてからずっと慣れ親しんだ名前を失い、友達もいない環境に身を置き、動揺するのは仕方ないことだと今ならわかる。

学校や企業に所属することがなくなり、それまでは何となくごまかされていた「わたしは何が好きで何がしたいのか」「わたしは一体何者なのか」「どんな生き方を望んでいるのか」という問いが露わになった。

講座を受けたり、習いごとをしたり、様々なコミュニティに参加したり、個人事業主として起業してみたり。思いつくまま手当たり次第にトライして、それでもなかなか霧は晴れなかった。

それもそのはずで、生まれてから四半世紀以上も他人の目や他人の価値観を基準に生きてきてしまったわたしにとって、今さら自分軸で生きるというのはとても難しいことだった。決して「自分がない」タイプではないのだが、要領がよく勝ち負けが好きな性格は、世間一般の価値観を「人生ゲームのルール」として捉え、それを攻略したりうまく利用することが「勝ち」だとする思考回路をいつのまにか育んでいた。

その世間一般の価値観で言えば、いわゆる勝ち組だったり幸せといわれるスペックを満たしていても、自分の中にある空虚を無視することができないまま。人生100年時代の折り返し地点にもまだ着いていないのに、自分が主役の人生は終わってしまうのかな?まだ何もしてない気がするのに。

そんなとき、目の前に颯爽と現れたのがBTSだった。

自分の好きなことに向かって一生懸命生きている人たちが、前人未到の道を切り拓いていく様に感動した。彼らの山あり谷ありドラマのような人生を応援し、自分のことのようにワクワク・ドキドキすることで自分に足りないものを埋めた。

他者への没頭は、それが支援であれ妨害であれ、愛情であれ憎悪であれ、つまるところ自分から逃げるための手段である

Eric Hoffer

わたしは彼らがとても羨ましかったんだ。わたしも、自分の人生に夢中になりたい。自分の可能性をもっと信じたい。自分の問いに対する自分だけの答えがほしい。

推しの存在をきっかけに、わたしはとうとう自分の夢を見つけた。できるとかできないとか、損得とか、お金になるとかならないとか。そういった大人の思考をガン無視した純粋な欲望から生まれた夢を抱き、そして夢のスタートラインに立つに至った。友人であり素晴らしいコーチ・コンサルタントであるうみちゃんの絶大なサポートにも感謝したい。


彼らのおかげで自分に夢中になる人生を始めることができた今、「BTSが教えてくれたこと」はひとつの区切りがついたので、無料公開を終え、買い切りの有料マガジン(700円)にまとめたいと思います。1度購入していただければ90記事以上の過去記事+新記事(不定期更新)をずっと読めます!ぜひこれからもお付き合いくださいませ。

Sevenをリピートしながらテテの東京訪問に沸きつつ。

Michelle


※バナー画像は公式サイトよりお借りしました。

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推し活をきっかけとした自分との対話をまとめています。

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