見出し画像

数十年に一度 レアな「アガベ・デスメティアーナ」開花

九十九島動植物園「森きらら」の温室で、リュウゼツランの一種、アガベ・デスメティアーナが開花したというので、ずっと行きたかったのですがなかなか行けず、やっとやっと行ってくることができました。

とはいえ、開花から既に2ヶ月以上経過、もう遅いかなぁとちょっと諦めつつも、でも、ギリギリ、一番上で開花しているお花を見る事ができました。

リュウゼツランの中でも、開花例が少なく、情報もあまりない為、いつまで咲いているかもよくわからないと、同園の担当職員の方が長崎新聞の取材に対して答えられていました。

開花が始まったのは11月末だったとのことですが、私自身もネットで調べてみたりしていて、どうやら、開花するときは、花茎がどんどん伸びていき、花は下から順番に咲いていき、恐らく、一番上まで開花するには、1ヶ月以上かかるだろうということで、とはいえ、既に2月、開花から2ヶ月以上が経過しているので、どうかな~と思いつつ、出掛けてみてよかったです。


全体像。高さ3メートル以上です。望遠レンズでやっと撮れたお花のアップが表紙の写真です。下の方は既に散っています。

黄色い小さな花を沢山咲かせますが、どうやら花びらはなく、雄しべと雌しべのみというちょっと変わったお花のようです。

アガベはリュウゼツラン科リュウゼツラン属に分類される多年草の多肉植物で、メキシコに自生、南アメリカ北部や北アメリカ南部、中央アメリカが原産地とのこと。

そして、一生の間に花が咲くのはたった一度だけで、咲くまでに数10年~100年かかるとも言われ、「センチュリープラント」とも呼ばれているそうです。

開花例が少ない、とのことでしたが、確かに、アガベ・デスメティアーナで画像検索しても、花の写真はひとつも出てきませんでした。アガベで検索するとあることはあるのですが、それでも少ないですね。




お隣にあった”滝の白糸”という名のアガベも個人的には気になります。

これも、花を咲かせることがあるようですが、やはり同じく数十年に一度、ということで、なかなか見られないようです。

ところが、この滝の白糸が、ある日突然花茎がすくすくと伸びてきて、20年程経って、花が開花したという記事をみつけました。ある個人宅で育てていたものだそうですが、そのお宅には、アガベ・ベネズエラもあり、その花が開花したときの記事の中で写真も紹介されていました。


個人宅で開花したアガベ・ベネズエラの花を、夫婦だけで見るのももったいないと、緑化相談員として勤務している「川崎市緑化センター」の温室に運び寄付されたそうで、メディアの取材も受けるほどの大反響だったとのこと。その記事の中にあった”滝の白糸”の花の写真を見て、森きららでも、咲くのを見られたらいいなぁと思いながら、花のない滝の白糸の写真を撮ってきました。

貴重なお花を2種類も咲かせられるって素晴らしいですね。

滝の白糸は、花が咲かずともこれはこれで、気になる植物です。

写真だけですが、レアなお花のおすそ分け~(⌒∇⌒)


読んで頂いてありがとうございます。ご縁に感謝します。頂いたサポートは、フィルム写真を今後も撮り続けていく活力や、美味しくて身体にも良い食を広めていく活動に使わせて頂きます。