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精油えらび 柑橘系(その1)

爽やかでフルーティーな香りは多くの人に好まれます。
精油を買う際に、柑橘系を選ぶ人は多いのではないでしょうか。

いくつか柑橘系の精油を紹介したいと思います。


ミカン科の精油について

圧搾部位は果皮です。そのため、残留農薬の心配があります。
オーガニックや成分分析表が付いているケモタイプなど、安全な品質の精油を選ぶことをおすすめします。
香りの揮発度はトップノート。2〜3時間程、香りが持続します。

以下に、主な種類、香りの印象や特徴などをまとめてみました。



スイート・オレンジ

主な産地:イタリア、ブラジル、モロッコ、メキシコなど

爽やかでジューシーな甘い香り。
リラックス&リフレッシュのどちらにも使用でき、出番の多い精油です。
疲れて気力がない、不安や落ち込み、そこから前向きな気持ちにしてくれます。
食欲不振や消化不良、冷え対策にも使えます。

*注意*
肌に塗布する場合、皮膚刺激の可能性があるため、希釈して使用します。


ベルガモット

主な産地:イタリア、コートジボワールなど

アールグレイ紅茶の香りづけに使われています。爽やかさと、ほのかに花の香りも感じます。気分をゆったりと落ち着かせてくれるので、リビングや寝室にも使えます。ストレスケアや眠れない時にも助けになってくれます。

*注意*
肌に塗布する場合、皮膚刺激の可能性があるため、希釈して使用します。
また、光毒性があるため、塗布した肌を4〜5時間は直射日光に当てないようにしてください。


レモン

主な産地:イタリア、ブラジル、スペイン、コートジボワールなど

爽やかで清涼感のある香りで、リフレッシュ効果があります。空気を浄化してくれるので、室内の抗菌や芳香に効果的。コロナ後の嗅覚障害に嗅覚トレーニングとして推奨されている香りのひとつです。

*注意*
肌に塗布する場合、皮膚刺激の可能性があるため、希釈して使用します。
また、光毒性があるため、塗布した肌を4〜5時間は直射日光に当てないようにしてください。


グレープフルーツ

主な産地:イスラエル、アルゼンチン、イタリア、パラグアイなど

甘酸っぱい中にほろ苦さを感じる、爽やかさと大人っぽさのある香り。血行促進やリラックス効果、イライラ解消に役立ちます。1日のスタートやデスクワークで集中したい時にオススメです。

*注意*
肌に塗布する場合、皮膚刺激の可能性があるため、希釈して使用します。
また、光毒性があるため、塗布した肌を4〜5時間は直射日光に当てないようにしてください。


マンダリン

主な産地:イタリア、アルゼンチン、ブラジル、中国など

爽やかな甘さのオレンジに比べ、まったりとした甘さと酸味を感じます。そのやさしい温かみのある香りは、懐かしさと安心感を感じさせます。不安や緊張からの解放や、疲れた心を元気にしてくれたり、消化器系のトラブルにも使えます。

*注意*
肌に塗布する場合、皮膚刺激の可能性があるため、希釈して使用します。


ライム

主な産地 ブラジル、メキシコ、インドなど

やや苦味を含んだフレッシュな香りが特徴です。レモン同様、清涼飲料水の香り付けにも使用されています。リフレッシュや集中力アップにも使えて、リビングや勉強部屋の香りにオススメです。
食欲がないときや消化不良などの不調にも使えます。

*注意*
肌に塗布する場合、皮膚刺激の可能性があるため、希釈して使用します。
また、光毒性があるため、塗布した肌を4〜5時間は直射日光に当てないようにしてください。


多くの柑橘類の精油には皮膚刺激や直射日光を避けるようにと、注意事項があります。
◎その中でも、スイートオレンジとマンダリンは刺激が比較的弱いです。

肌に塗る場合
「お腹が張る」、「便秘」や「下痢ぎみ」といった症状に、キャリアオイルで希釈したオイルでお腹をマッサージします。お腹が温まり、血行促進と症状の緩和が期待できます。
◎お腹でしたら服で覆われるので、直射日光に当てることはあまりないと思います。

◎ちなみに、漢方薬として使われる生薬「陳皮」(ちんぴ)は、温州みかんの皮を乾燥させて、数年寝かせたものです。消化器系の薬に調合されます。



次は柑橘類ではない、柑橘系の香りを放つ精油を紹介します。
(その2)へ続く


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