吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。
３年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で７８日。
（この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。
そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。）

ツイッターなどで一緒に毎日投稿を始めてくださった方がおられると知って、本当に嬉しかった・・・なんと心強いことか！
今日は７８日目。８０日目にはそんなに心ときめかないのだけれど、１００日達成がとても楽しみ。小さなことだなあ・・・と思いつつも、こういう小さなことを楽しむのは日常を楽しむことと通じている気がする。
改めて、元気を出して書くぞ！！

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今日はわたしの、ちょっと変なんだけど、とっても面白くて役に立つ、ある習慣について、書いてみようと思う！！
もちろん実践はタダで、お金は一切かからない。そして、なんの下準備もなく今から始められることだ。しかし、その効果は思った以上に大きいのである。これを書けることが嬉しい！！

さて、一体それはどんなことで、なにに役立つことなのか。
わたしは普段、SNS上で自分のことを「ミユさん」と呼んでいる。家でも、娘にしょっちゅう自分のことを「ママちゃん」と言っている。どうして自分にさん付け・ちゃん付けするようになったのかというと、これはある時自分で自分のことを、他人のように、ミユさん、と心の中でも思っていることに気がついて、そう呼ぶのが自然だと感じたからだった。ついつい始めてしまった、という感覚だ。

わたしは自分のことを、変な表現だけれど、以前はとても自分だと思っていた。自分はそりゃ自分やがな！というところに疑いすら持ったことなどなかった。自分は絶対的に自分だったし、それ以外の感覚になるなんてもちろんあり得ないことだった。

しかしこれが、ある時に変わってきてしまったのだ。

これも変な話に聞こえるかも知れないが、それがどう始まったのかというと、最初は自分のことが、自分だけのことではなくて、人類全体のこと、という感覚になってきたのだ。「俺も人類みんなの一員っす！」というところから、徐々に始まったのだった。
仲間意識といえばそうなのだが、その仲間意識というのが、今は人間は国同士でいがみ合ったりしているけれど、もし宇宙人が侵略に来たら、どの国の人が闘っているのを見ても、地球人がんばれ～！みたいな意識になるだろうな？！とよく思っていたところから始まったのだったと思う。

とにかくそこから、わたしもそのうちの一員なんだなあ・・・と思うようになった。それまでのわたしは、なんやかんやと劣等感が激しかったために、自分だけは他の人とは違う・・という孤立感を持っていたのだけれど、んなこと言ってても、宇宙人からみると、「ハァ～？おめーもふつーに超地球人だし！」と見えるだろうなと思ってしまったのだ・・・！！
なんだか、わたしだけはダメな人なんだ、他の人とは違うんだ・・・と思っていたことが、非常にナルシストだったように思えて恥ずかしくなったりした。自意識過剰だったな・・・と・・・

そんなところから始まって、だんだんと、「おうよ！誰しも立派な人類の一員なんだよ！」と思うようになり、そこからさらに発展して、「みんな人類全体の財産なんじゃないか！！」と思うようになり、そして「わたしに起こっていることは、人類全体の歴史に起こっていることだと言えるな！」と思うようになり、「自分のことは自分だけのことじゃない、宇宙のかけがえのない一部なのだ・・・」と思うようになったのだった。

ドラマなどでよく、お腹に赤ちゃんを身ごもった女性がなにかに傷ついて自暴自棄になってガブガブお酒を飲んだりして、旦那さんに、ばかやろう！今のお前は自分だけの身体じゃないんだぞ！！と怒られたりするシーンがあるが、本当にわたしたちのことは自分だけのことではなくて、宇宙全体の一端を担っているのだと思うのだ。

こうして書いてくると、チョイとなにかが逸脱してしまった狂人のようだけれど、でも、この感覚によってわたしはいつの間にか、以前のような劣等感まみれのところから、すっかり出てしまっている自分に気がついた。
「な、なんだよ・・！人類ってば、いや、宇宙ってば、いや・・ぶっちゃけ言っちゃうと、神さまってば、オラなんかを創って、一員にしちゃったりして・・・！そんなに必要かよ、そんなに欲しかったかよ・・・(//∇//)ポッ」みたいな・・！！

それからも、その「自分のことは自分だけのことではない」という感覚が熟成してきましてね、秘行がすっかり自分のデフォルト機能となった頃には、自分のことを他の人と同じように見られるようになって、ミユさんは今アタフタしているな、とか、ミユさんは悲しいんだな、とか、そんなふうに観察することができるようになったのであった。（本当にこれは、ちっとも難しくないのだ！）

そしてそれは、自分という生命体を、自分がとても愛おしく思うということだったと知ったのだ。猫もかわいい。犬もかわいい。馬もかわいい。赤ちゃんもかわいい。おじいさんもかわいい。ミユさんもかわいい。そういうふうに、自分ではないものと自分を、並列に見られる感覚、とも言える。
人には、生きているものを大事に思う感覚が、奥底の古代の感覚にあるのだと思う。それを自分から自分に注げるという喜びよ・・・！！

この感覚が、自分で自分のことを、つい、ミユさんは・・と書かせてしまう要因なのだ。どこか他者のように。この感覚が備わると、自分の感情に囚われすぎず、だからこそ充分に感情を感じられる、という二つの感覚の真ん中に自然といるようになる。わたしのことだけれど、わたしのことではない。

それは、ほんのちょっとだけ、お釈迦さまの『自分と他人に境界線のない状態』に触れることのできる感覚だと思う。

誰かのことをかわいいと思える人は、自分のこともそう思える。
誰かのことを素晴らしいと思える人は、自分のこともそう思えるのだ。
自分を全体から切り離すのをやめるだけで、自然と。
人格が立派にならずとも、優しくならずとも、思いやりを増やさずとも！
わたしなど、遊園地で並んでいる列に横入りをされたら舌打ちをしてしまうようなケチな人格なのだ！だのに、神さまときたら・・・(//∇//)ポッ

そもそも皆誰しも、無償でなにかを愛している。そんな愛を持っているのだ・・・少なくとも、ほら、自分のことだけは！！
そこに気がつくだけ、それを知覚するというたったそれだけで、世界が愛に満ちて見えはじめるのだと思う。人間、すごいな・・・！！

わたしのオススメは、自分のことを、いつも自分、わたし、と思うだけでなく、～さん、～ちゃん、～くん、と他者のように呼んでみることだ。
自分のことを書くときにそう書いてもいいし、心の中でそう呼んでみるだけでもいい。
ちょっとこそばゆい感覚になったり、ちょっと恥ずかしかったり、嫌悪感が湧いたり辛い気持ちになったりするかも知れない。いろいろな抵抗が現れると思う。それでよいのだ、大丈夫なのだ！

バカバカしく見えるかも知れない、けれどこれは、自分を観察対象として認識するのに、手軽でとても効果のある方法なのは本当だ。自分のことを好きになったりしなくてもいい。そのために自意識を強く持ったまま劣等感と奮闘するくらいなら、わたしは自分のことを自分だとして握りしめる執着を手放すほうがずっと良いと思う。
劣等感のある自分も、かわいいものだすな・・そう思えばしめたものだ。
だって、そんな自分も、神さまときたら・・・(//∇//)・・なっ？！

お腹が空いた時に、ああお腹空いた、と思うと同時に、～さん、お腹がすいたんだね。と思ってみて欲しい！
ぜひ、試してみておくれ！！

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